東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2009年11月の記事です。

虹・自然光・融合・・・

2009年11月 1日 (日)

137 冬がずいぶん近くなりました。紅葉、気温の低下など、実感できることがたくさんありますが、にわか雨とそのあとの虹もその1つなのかもしれません。この前、研究室から、東の方向にきれいな虹ができていました。ずいぶんと久しぶりにこれほど大きく、きれいに7色に分光されたものを見たような気がします。そういえば、太陽光をプリズムを使って、分光したのを思い出しました。虹色というのは、先日の石川県立小松高校でのレインボーローズのことを思い出しました。

http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary/2009/10/31134236.php

分けることでその実態が何かわかるというのは、科学をすることの1つの手法だと思います。これまでにも、S遺伝子の実態を分けるということ、つまり、花粉側S因子と雌ずい側S因子というように。

http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/concept.html

http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/project_200801.html

分けすぎると見えにくい部分もあります。例えば、遺伝学だけでは見えてくるものにも限界があります。そんなとき、分割の逆である、融合というのが生きるのだと思います。渡辺の師匠である日向先生に言われた言葉、「餅は餅屋」。まさにできることには限界があり、それを超えたとき、他の領域との融合が大きな意味を持ってくるのではと思います。

  融合した1つの形が、研究プロジェクトであり、その成果である論文なのでしょう。今年もあと2ヶ月。少しでも論文発表をこのHPからお伝えできるように、と思っております。

 

わたなべしるす

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