東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【お知らせ】生命科学セミナー「高等植物におけるニコチアナミンの機能解析と有用作物の作出」を2月19日に開催

2010年1月25日 (月)

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 生命科学セミナー「高等植物におけるニコチアナミンの機能解析と有用作物の作出」を2月19日に開催します。今回は、宇都宮大学・農学部の高橋美智子准教授に、セミナーをお願いしました。

 ニコチアナミンは、ムギネ酸というイネ科植物の根から分泌される鉄獲得に重要な物質の生合成に必須である。このムギネ酸は、今、渡辺のいる組織が「農学研究所」と呼ばれ、また、以前所属していた、岩手大・農学部とも大きく関係しています。発見者である高城成一博士が、助手時代に農研で研究を行い、その後、岩手大で研究を発展させたものである。この様な不思議な縁のある「ニコチアナミン・ムギネ酸」と言うものがどの様に機能するかと言うことを知ることは、まさに、「温故知新」なのかもしれません。

 生化学、遺伝子工学など、遺伝学を相補するような研究展開であり、様々な研究分野の方に興味深いものではないかと思いますので、ぜひ、ご参加いただければと思います。

 研究科内のweb siteもあわせて、ご覧ください。

 

http://www.lifesci.tohoku.ac.jp/seminar.html

 

 2/19(Fri), 16:00~18:00に、生命科学研究科・本館大会議室 (片平・3F)で行います。
たくさんのご来場をお待ちしております。

 

 

わたなべ

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【お知らせ】2010年3月11-12日に、国際シンポジウム開催 (再掲載)

2010年1月21日 (木)

前回(2009.12.24 News Release)のお知らせの再掲載になります。 


cell-cell comunication in Plant Reproduction

 2010年3月11-12日に、奈良県新公会堂で「Cell-Cell Communication in Plant Reproduction --from pollination to fertilization--」と題する国際シンポジウムを開催します。本シンポジウムは、学術創成研究「植物自家不和合性」 (代表:磯貝彰)、特定領域研究「植物ゲノム障壁」 (領域代表:倉田のり)、若手研究(S)「アブラナ科自家不和合性」 (代表:渡辺正夫)の共催により行われます。

 

 自家不和合性、受精、胚発生などの、トピックについて、国内外の一線級の研究者を招待して、会議を開催します。いくつかのmailing listにも流れているとおり、参加費は無料で、登録の必要はありません。また、ポスター発表は下記のURLにあるHPから、MS-Wordのfileを記入頂き、2/10(Wed)までに、事務局の方にお送り下さい。あわせて、懇親会に出られる方も、事務局までお願いします。

 

HP: Cell-Cell Communication in Plant Reproduction --from pollination to fertilization--

 

みなさまのお越しを楽しみにしております。

 

わたなべしるす

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【お知らせ】JST Science Window 2010年 早春号 (2-3月) の「せんせいクラブ」に、書評、掲載

2010年1月20日 (水)

 丸2年くらい前に、初めてJSTで支援しているSSHという活動を知った。SSH, Super Science Highschool事業である。そのときは、東北地区の発表会で、岩手県の水沢高校にお邪魔した。高校生がこんなサイエンスをしているのだと、新鮮であったのを覚えていると同時に、自分が高校生の頃に、こんなことがあればよいのにと思ったのを覚えている。

 

 関連リンク: NewsRelease 東北地区SSH指定校・合同発表会コメンテーター 2008.01.28


 それ以来、SSHの指導で出前講義をすることが多くなり、鹿児島県の錦江湾高校では、ダイコン多様性研究の指導を行っている。遠隔地であり、20校近い参加校を指導するということもあり、internetでの双方向通信が可能となっている。

 

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 また、今年度からJSTの「科学者の卵養成講座」という事業も東北大で行っており、各方面から、ご指導、ご支援、ご声援を受けながら、何とか1年が過ぎようとしている。

 

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 そんな折、このようなアウトリーチ活動をがんばってみようかと思わせてくれたJSTSSHの担当者の方から、JSTが発行している「Science Window」という雑誌の表紙が、葉ボタンであるということを教えて頂き、アブラナ科作物を扱っている研究者としてはいたく感動したのを覚えている。


 関連リンク:研究室ダイアリー キャベツ・多様性・人のつながり。。。。 2009.11.18


 そんなつながりもあり、その雑誌の最後にある「せんせいクラブ」という書評というか、コメントというか、そのような記事の依頼を受けた。いつも1,000字を超える文章を書くことが多い中、600-800字という制限もあり、編集委員長の方にはずいぶんご迷惑をおかけしたが、何とか昨日刷り上がった。

 

 Science Window 2010年 早春号(2-3月) pdf版 ダウンロードはこちら (file size 8.45MB)


 file sizeが大きいのは、渡辺の記事は34 pageにあり、それ以外にもサイエンスの記事がたくさんあるからである。downloadは大変かもしれないが、ご一読頂ければ、幸甚である。ここまでのいきさつ等記してある。

 何よりこうした記事が、サイエンスを指導している小中高の先生方のサポートになり、また、その指導を受けている生徒さんたちの理科離れを防止してもらえれば、幸いである。このところ、こうした文章を書くようになったのも、それ相応の年齢になったからかもしれない。

 

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わたなべしるす


PS. 本質とは関係ないかもしれないが、1/18の「化学」の記事のとなりは、2009年の「ノーベル賞」の説明があった。また、今回の本紙には、東北大・工学部を卒業され、ノーベル化学賞を受賞された田中博士の記事がある。書いている本人だけが、何となくうれしい気分なのは、理系の方なら、理解して頂けるのでは。。。。

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【お知らせ】「化学」2010年1月号 (化学同人)の「化学の本だな・読書のススメ」に、書評、掲載

2010年1月18日 (月)

 15-20年前だろうか、まだ、農学部で植物育種学研究室の助手をしていた頃、日向教授が、何かの雑誌に頼まれて、「書評」というようなものを書いていたのを記憶している。もちろん、新聞など至る所に書評があるが、今までそのようなものを書いたことがなかった。

 

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 今回、ふとしたきっかけ、というか、化学同人から出版された植物まるかじり叢書 3 「花はなぜ咲くの?」という本の自己紹介のところに、趣味、「読書」と書いたことから、「化学」という月刊誌に書評を初めて書いた。


 関連リンク: NewsRelease 植物まるかじり叢書 3 「花はなぜ咲くの?」出版 2008.03.30


 「生物・植物・作物」を研究しているが、学生の頃から、「化学」という雑誌には目を通しており、そのような雑誌に書き物ができたのはうれしい限りであった。


 月刊「化学」 2010年1月号 目次 【化学の本だな】 読書のススメ


 研究のきっかけ、研究者として、研究を発展させるために、というような3部構成であった。大学であれば、大学生協の本棚、図書館にこの雑誌があると思う。時間がある方は、ぜひ読んでみて頂ければ、幸いである。これからの研究だけでなく、人生の発展に多少は寄与できる読み物ではと思っている。

 

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わたなべしるす

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【お知らせ】「SCIENCE TALK 究めるヒト。「理学」って、こんなにオモシロイ」に、取材記事掲載

2010年1月 6日 (水)

 昨年、11/4に理学部・広報室の方が見えられ、取材を受けました。生命科学研究科に所属している渡辺に??と、思われるかもしれませんが、学部教育としては、理学部を兼任しております。そんなこともあり、広報室長の塚本先生のご推薦で、新規PR活動用の取材と言うことでした。

そのときのことは、古いページですが、11/5の日記に記してあります。

それから、約2ヶ月。お待たせしました。ついに、その取材記事が、理学部のHPに掲載されました。とてもきれいな写真、デザインに感動しました。作って頂いた、広報室の宮下様をはじめとする皆様、ありがとうございました。感謝、感激です。


2010/01/06 渡辺正夫教授 掲載ページ vol.4 花の神秘を解読する

サイエンスの話、出前講義の話、キャベッコリーの話、とてもわかりやすく、書いて頂きました。ありがとうございました。

このHPをごらんの皆様、ぜひ、ご覧ください。
また、こうした機会があるように、精進したいと思います。


わたなべしるす

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