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スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の体験研修を担当しました

8月3-7日に名古屋大学で実施された、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の体験研修を担当しました。当研究室では、愛知県岡崎高校と豊田北高校の2年生4名を受け入れ、当研究室の研究員とティーチングアシスタントの大学院生と一緒に、実験の指導を行い、高校生たちに先端的な実験研究を体験してもらいました。今回の研修では、2つの実験実習:1) 蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)法を用いた遺伝子の染色体マッピング;2) ウズラES細胞を用いたキメラ胚の作製と全胚培養、を実施しました。実習1)では、核型が大きく異なる鳥類と魚類の染色体標本を用いて、遺伝子の比較染色体マッピングを行い、染色体の相同性を調べる実験を行いました。実習2)では、GFP遺伝子を導入したウズラES細胞を胚盤葉期胚に注入してキメラ胚を作製し、全胚培養によってその発生過程を観察しました。そして、得られた実験結果をまとめ、実習レポートの作成に取り組みました。 
       
 研修に参加した高校生たちは、初めての実験の体験であったにもかかわらず、熱心に実験に取り組み、研究者顔負けの見事な実験結果を得ることができました。彼らにとっては、初めて先端的なサイエンスに触れ、とても新鮮で充実した体験研修となったようです。今後もこのような体験実習を企画し、一人でも多くの高校生にサイエンスの面白さを体験してもらうことによって、将来の日本のサイエンスをリードする研究者の卵が育ってくれればと願っています。
      
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