河野班:研究成果をPlant Signal Behavに掲載
2015.10.08/
【奈良先端大】河野班
河野班では、これまでに、受容体キナーゼであるキチンレセプターからの指令は、低分子Gタンパク質OsRac1の活性化タンパク質OsRacGEF1を介してOsRac1まで伝えられることを発見した(Akamatsu et al., CHM 2013)。このOsRacGEF1によるOsRac1の活性化が、キチンを受容した際の主要な免疫誘導機構である。今回、新たにOsRacGEF1は、OsRacGEF2とヘテロダイマー化すること明らかにした。このダイマー化したGEFがキチンや鞭毛成分フラジェリンの受容体キナーゼに結合することを見出した。
Akamatsu, A., Uno, K., Kato, M., Wong, HL., Shimamoto, K., and Kawano, Y. (2015) New insights into the dimerization of small GTPase Rac/ROP guanine nucleotide exchange factors in rice. Plant Signal Behav 10:e1044702