HOME > 研究経過報告 > 【横浜市立大】木下班

研究経過報告|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関

「研究経過報告」内を検索

【横浜市立大】木下班の記事を表示しています

国際シンポジウムを開催しました

去る10月29日に、奈良先端科学技術大学大学院にて、国際シンポジウム"A New Generation of Plant Embryo Research"を開催しました。オーガナイザーは、奈良先端大、中島敬二さん、相田光宏さん、本領域から植田美那子さんと私が務めさせて頂きました。

奈良先端大内外から約100名もの参加者があり、海外若手研究者4名と本領域連携研究者の名古屋大学東山哲也さんを交えて大変活発な討論が行われました。

http://bsw3.naist.jp/topics/event.php?id=819


写真は、看板の前でのスピーカーの集合写真です。

残念ながら、植田さんはこの時ディスカッション中でした。

集合写真.jpg

ページトップへ|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関

国際学会IPMB参加

韓国済州島にて開催された第10回International Congress on Plant Molecular Biologyに参加して来ました。植物研究のあらゆる分野の研究者が集まる大変大きな国際会議でした。ここでも、領域のキーワードとなるような、多様性や、複雑な分子機構に軋轢を与える生命現象など様々な話題を聞くことができました。領域からの参加者も多く、高山班、Goto班、矢野班、藤原班からの参加者がありました。また、Jose Guiterreiz-Marcosさんと一緒にセッションオーガナイザーをさせて頂いた、Reproductive Organ Development I: Genetic and Epigenetic Aspects of Seed Developmentでは、Plant and Cell Physiology誌のバックアップを頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。


写真は、ポスター発表されていた高山研の久保さんです。

済州島で発表する久保さん.jpg

ページトップへ|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関

Plant & Cell Physiolosy誌にエピジェネティクス特集を組みました

エピジェネティクスは、数多くの分野に関連が深く、本新学術領域研究でもその理解の為のキーワードの一つとなっています。


植物の分野でも例外ではなく、この度、金(理化学研究所)、玉田(基礎生物学研究所)、木下(奈良先端大)の本領域の班員らにより、Plant & Cell Physiolosy誌にPlant Epigeneticsの特集号を発刊致しました。


http://pcp.oxfordjournals.org/


Kinoshita, T. and Jacobsen, S. PCP (2012) 53: 763-765

Buzas, D., Tamada, Y. and Kurata, T. PCP (2012) 53: 785-793

Kim, J-M., To TK. and Seki, M. PCP (2012) 53: 794-800

Yun, J-Y., Tamada, Y., Kang, YE. and Amasino, RM. PCP (2012) 53: 834-846

Kim, J-M., To TK., Ishida, J., Matsui, A. Kimura, H. and Seki. M. PCP (2012) 53:843-856




PCP表紙.jpg

5月号の特集では、植物のエピジェネティックスの最先端研究の総説や原著論文が網羅されています。低分子RNA、ヒストン修飾を介したDNAメチル化の機構、トランスポゾンの活性制御、クロマチン修飾を介した植物の開花制御、環境応答とエピジェネティクス、生殖過程のリプログラミング、ゲノムインプリンティングなどなど、本新学術領域のテーマも数多く含まれます。


左の表紙イラストはコンピュターグラフィクスを用いてシロイヌナズナをクロマチンで描いています。


詳細は是非ご一読下さい。


ページトップへ|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関

国際シンポジウムにて、研究成果を報告しました

国際シンポジウムにて、研究成果を報告しました。

3/19-3/23に愛知県岡崎市にて、計画班の高橋がオーガナイザーの一人として共催しました国際シンポジウム「The 8th Okazaki Biology Conference: Speciation and Adaptation II - Environment and Epigenetics - 」が開催されました。高橋と北野は、Genomics of Speciationのセッションにて、木下は、Epigeneticsのセッションにて、ゲノム遺伝子相関の最新成果を発表しました。

42の口頭発表、35のポスター発表があり、種分化や環境適応、エピジェネティックスの分野の世界最先端の研究者が集まり、次世代シークエンサーなどを駆使したパワフルな研究から、着想に基づいたユニークな研究までの様々な最新成果が紹介されました。また、それぞれのセッションの後には活発な討論が行われ、現在未解決の問題についての活発な論争から、今後のゲノム研究の方向性などについて議論が行われました。植物から動物までの広い分類群が網羅され、手法や分野も様々で、刺激的な大変すばらしい集会でした。

OBC8集合写真.jpg



ページトップへ|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関

国際会議リポート: XXII International Congress on Sexual Plant Reproduction

メルボルンで開かれた植物の生殖に関する国際会議に参加してきました。

隔年で開かれる国際会議には多数の参加者があり、日本からも修士・博士論文審査の忙しいスケジュールの中、多くの研究者の参加がありました。
新学術領域と関連のある話題も多く、ゲノムインプリンティング、S-対立遺伝子、雑種強勢、生殖隔離に関する話題等のセッションが数多く、活発な議論が行われていました。
植物の生殖は、雌性の組織(めしべ)の奥深いところで行われるため、微量組織・細胞を相手にする高度な解析技術が求められます。かつオス・メスのゲノムのせめぎ合い、低分子RNAを含めたエピゲノムのせめぎ合いがあり、それらの情報をどのように読み取るか、技術が進歩する度にその知見が書き換えられるホットトピックの一つとしてあげられると思います。
国際会議全体の流れとして、本新学術領域もそうであるように、より複雑な現象にチャレンジする研究者が増えています。次はポルトガルで行われるそうですが、2年後の進捗が非常に楽しみな国際会議でした。
Melbourne.jpg

ページトップへ|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関

ページトップへ|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関