東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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News Release

【お知らせ】河北新報・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」(5)江戸時代に変化アサガオ作出(7/20, 電子版link挿入, 7/28追記)

2013年7月20日 (土)

 火曜から河北新報に掲載が開始した・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」昨日は、クローン技術。動物では、iPS細胞とか、ES細胞とか、再生医療とか、最近になって確立した、しつつある技術です。ところが、植物では1,000年以上前からやっていること。植物、動物という自分で動いて移動できるか、そうでないかが影響しているのかもしれません。気に入った植物を接ぎ木さし木で増やすことができます。瀬戸内のとある島で、カンキツの何かを台木にして、それに20くらいの異なるカンキツを接ぎ木したのを見たことがあります。また、スイカ、キュウリなどの苗も、カボチャ、カンピョウを台木にしたものが多く出回っています。そういえば、基礎ゼミでも接木をしていた学生さんがいました。

DSCN6622.JPG 今日も前置きが長くなりましたが、第五弾の今日は「遺伝の仕組み」。遺伝と言えば、「メンデルの法則」というのを思い出される方もいるのでは。テストで苦手だったとか、得意だったとか。そんなの、ちょっとした秘密が。。とうとう、明日で最終回。あっという間でしたが、。。ということで、では、また、明日、日曜日に。


 わたなべしるす

 PS. 11:29、河北新報のHPに、記事を見つけました。遠くでご覧になれない方、こちらからどうぞ。

 PS.のPS. 7/28, 変化アサガオの展示会があったという記事が。。。。全国ではこのようなものもあるのだなと。。意外と、いろいろなところで見ることができるのかもしれません。

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【お知らせ】河北新報・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」(4)クローン技術に数千年の歴史(7/19, 電子版link挿入)

2013年7月19日 (金)

 火曜から河北新報に掲載が開始した・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」昨日は、雑種強勢という、少し難しい現象だったかもしれないですが、今の品種改良では、よく使われる重要なポイントでした。原理は難しかったという方も、今度、ホームセンターなどに出かけた時、たね袋を見かけたら、◎△交配というのを見つけることができます。それが、昨日のお話の「一代雑種育種法」でできた品種です。もちろん、この◎△交配と書かれてないものもあります。それは、この方法で作られていない品種ということです。同じ作物で、書かれたものとそうでないものを運良く見つけることができれば、育ち具合など、比べて頂ければ、「一代雑種育種法」でできた品種の良さが理解できるのではと思います。これから夏に向かいますので、夏を越えて、秋に作付けをする、キャベツ、ハクサイなどのアブラナ科野菜などでトライされてはいかがでしょうか。

DSCN6610.JPG 今日も前置きが長くなりましたが、第四弾の今日は「クローン技術」。昨日の「一代雑種育種法」でできた品種とは逆に、1つ、すごいものができれば、増やすことができるというのが、植物、作物の利点でもあります。今日から後半戦。では、また、明日、土曜日に。。。


 わたなべしるす

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【お知らせ】河北新報・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」(3)両親の長所を引き継がせる(7/18, 電子版link挿入)

2013年7月18日 (木)

 火曜から河北新報に掲載が開始した・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」。昨日は、植物の雌しべが近親交配を避けるために、自己花粉と非自己花粉を識別しているという「自家不和合性」。そんなことが起きるのだろうかというような不思議な気持ちになられた方もいるでしょうし、出前講義の動画を思い出された方も。。。自家不和合性の研究は古く、100年以上前から、こうしたことについての記述があります。日本でも、古くはナシ品種「長十郎」ができた時に、その味の良さから、それだけを植えたら、結実しなくなったという例もあるくらいです。ですので、バラ科の果樹の、リンゴ、ナシ、オウトウなどでは、受粉をするための受粉樹というのが、主力品種(リンゴであれば、ふじ、オウトウなら、佐藤錦当たりでしょうか。)以外に植えられているくらいです。

DSCN6608.JPG 少し前置きが長くなりましたが、第三弾の今日は「雑種強勢」。なぜ、毎年、種子を買っているのか、それはどんな仕掛けがあるのかを書いておきました。昨日の「自家不和合性」も関わってきます。今日で折り返しの3日目。では、また、明日、金曜日に。。。


 わたなべしるす

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【お知らせ】河北新報・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」(2)自分の花粉を避ける作物(7/17, 電子版link挿入)

2013年7月17日 (水)

 昨日から河北新報に掲載が開始した・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」。本物の新聞をご覧頂いた方もいると思いますし、このHPの電子版から見てくれた方も。いかがだったでしょうか。かなりの字数制限ということもあり、「種の壁」について触れることができませんでしたが、植物は動物に比べて、他の種のゲノムを取り込み、多様性を高めているといわれています。なので、一見、種の壁が完全だと思う反面、異種ゲノムを取り込むということも、これまで頻繁に起こってきたのだと思います。

DSCN6614.JPG それで第二弾の今日は「自家不和合性」。このHPでもずいぶんと書いてきましたし、たくさんの出前講義でお話をしてきました。HPを見て頂いている方には、なじみがあるのではと思います。いかがだったでしょうか。今日で2日目。では、また、明日、木曜日に。。。


 わたなべしるす

 PS. 10:56に、河北新報のHPに、記事を見つけました。遠くでご覧になれない方、こちらからどうぞ。

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【お知らせ】河北新報・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」(1)花粉の混在 多様な種生む(7/16, 電子版link挿入)

2013年7月16日 (火)

 6/24(月)にお知らせしたとおり、河北新報・科学の泉に「植物の生殖・品種改良・遺伝」という項目で、今日から6回掲載されます。愛媛新聞の「ふるさと伝言」時のように電子版がないと言うことではありませんので、電子版がHPで公開されましたら、このあとにlinkを入れて、見て頂けるようにします。まだ、openになってないようです。少しお待ち下さい。

 宮城県、また、その近県の方は、お手元で、河北新報を見て頂いたのではと思います。可能な方は、手にとって頂ければと思います。二面目というか、総合面3 pageの左下に、2段組になっており、HPで見るのとは、また違ったイメージになっていると思いますので。

DSCN6621.JPG 初回は、「種の壁」ということをテーマにお話しを作りました。そういえばという方もいるでしょうし、へーーー、と思われた方も。。。きょうから、6日間、おつきあい頂ければ、幸いです。


 わたなべしるす

 PS. 11:10に、河北新報のHPに、記事を見つけました。遠くでご覧になれない方、こちらからどうぞ。

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