東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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News Release

【研究成果】「今、大切なこと:自然を観察すること、基礎をおろそかにしないこと、考えること」という抄録を「愛媛高校理科 創刊50周年 記念特集号」に発表(12/17)

2013年12月17日 (火)

 先週はちょうど、愛媛県内というか、東予地方出前講義の1週間であった。例年よりも寒波が早かったようで、講義を聴いていた小中高生にはずいぶんと寒かったのでは。。。そんな時に、研究室からの毎日の情報mailの中に「愛媛高校理科-愛媛県高等学校教育研究会理科部会-」の創刊50周年記念特集号が届いたと。。。何か、不思議な縁があるものだと思って、すぐに原稿を書きたいと思ったのだが、金曜までは出前講義で、週末にかけてもあれこれとあり。。。ようやく、落ち着いて、HPに記事をupして、渡辺の書いた原稿がpdfとしてdownloadできる形になった。

↓以下の写真をクリックすると愛媛県高校理科-創刊50周年記念特集号に
渡辺教授が寄稿した記事のPDFをダウンロード出来ます
(ehime-koukourika-nabe.pdf サイズ1.54MB)

DSCN1135.JPG 時間をさかのぼるが、今年度が始まってすぐの頃に、愛媛県総合教育センターの丸尾先生から、本特集号への寄稿をお願いされた。「愛媛の高校教育を受けて」というような課題であったかと。今、大学で教育研究を行っているが、その基礎は、小中高を過ごした愛媛県での様々な教育、特に、理科教育のおかげだと思っていた。そんな話しを出前講義先での「キャリア教育」の講義で言ってきた。

 そんな時に、このような原稿のお願いをされたことから、サンプルで頂いていた「40周年」の時に書かれた先生のものよりもずいぶん多くなったが、ご了解を頂けたのは、何よりありがたかった。この秋に出前講義が500回を超え、数えてみると、愛媛県内でも100回を超えた。愛媛県でこれだけの出前講義をできた原因などは、本文を読んで頂けばと思う。また、何より普通であれば、愛媛県内の理科の先生方が読まれる冊子であるのを、このような形で渡辺のHPで公開することをご了解頂きましたいた、本部会・藤田会長様をはじめ、関係の先生方のご理解の賜物と思っております。ありがとうございました。もちろん、本文の寄稿を依頼頂いた丸尾先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。

 本原稿が、愛媛県からの情報発信として、より多くの県内外の理科教育などに携わられている先生方へのヒントというか、きっかけになればと思っております。

DSCN0022.JPG
 わたなべしるす

 PS. 頂いた本誌をぺらぺらとめくることができた。そんな時、本部会の役員名簿があり、こちらが年をとったこともあり、存じ上げた先生は、東予高校の校長である桐木正文先生だけでした。桐木先生には、高校2年の時に化学を教えて頂き、2年の春の中間試験でできず、その後、どの様にしたか覚えてないが、化学が得意になった。その時に教えて頂いた先生であった。こんなところで名前を拝見できたのも。。。また、何かの機会にお目にかかれれば。。。。

 PS.のPS. 本稿と直接関係している訳ではないが、文末の引用に入れてある「化学と生物」の記事は、まだ、freeで読むことができないでいる。来年の4/1からはfreeとなるので、今しばらくお待ち下さい。もちろん、手元にそうした冊子をとっておられる学会関係者がいれば、あるいは、図書館などにもあると思うので、ご一読頂ければ、幸いである。

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【お知らせ】ふくしまサイエンススクールコミュニティー(福島県立福島高等学校コアSSH事業)・サイエンスフェアに協力(12/22開催、12/5, 15実施時間変更)

2013年12月 5日 (木)

 福島県立福島高等学校へのアウトリーチ活動として、SSH事業の運営指導委員を仰せつかっています。ここは通常枠のSSH活動と地域全体のactivityをあげるというコアSSH事業を行っており、校内だけでなく、県内の様々なところと連携して、科学の底上げをしているのが特徴です。

 昨年も行った「ふくしまサイエンススクールコミュニティー・サイエンスフェア」に今年も参加します。昨年好評だった「バナナからDNAをとりだそう」という実験を2回行います。DNAなんて見えるのと思っている方もいるかもしれないですが、身の回りにある実験道具で、簡単にできます。ので、お時間のある方は、ぜひ、。。時間、場所などは、

 日時:平成24年12月22日(土) 11:00~15:30
 場所:福島市こむこむ


 渡辺は14:00くらいから、科学者の卵の発展コースも仙台市内で担当しており、その関係で、午前中に2回の実験を行います。11:20~の1回だけになりました。渡辺以外にもいろいろな企画があり、楽しめますので。もちろん、入場無料。多くの福島の方々の復興に向けた小さなお手伝いかもしれないですが、。。当日を楽しみにしております。

サイエンスフェアポスター最終版.jpg
 わたなべしるす

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【お知らせ】生命科学セミナー「アブラナ科植物の雑種強勢について」を11月28日に開催

2013年11月20日 (水)

 生命科学セミナー「アブラナ科植物の雑種強勢について」を11月28日に開催します。今回は、神戸大学農学部の藤本 龍 准教授に、セミナーをお願いしました。

 藤本 龍 准教授は、東北大で学位を取得後、遺伝研、豪州・CSIROでPDをされ、その後、新潟大を経て、現在に至っています。PDのころから、epigeneticな制御に興味を持たれ、2010年にもこちらでセミナーをやって頂いております。現在では、だれもが注目している「雑種強勢」の分子メカニズムの解明に向けて、研究をされています。今回、来仙すると言うこともあり、セミナーをお願いした次第です。

↓クリックでポスターのPDF版がダウンロードできます(size=162kb)
2013 1128 セミナー要旨 Fujimoto R.jpg 雑種強勢でわかりやすい例は「トウモロコシ」かもしれないですが。。。今回は、アブラナ科のシロイヌナズナとハクサイを材料にして、現象面から現在どこまで理解されているかなどを、お話し頂けるものと思っております。この現象は、動植物を問わず、注目されている現象ですので、植物ではありますが、関連の様々な研究分野の方々も興味を持って、聞けるのではないかと思いますので、ぜひ、ご参加いただければと思います。

 11/28(Thr), 16:00~18:00に、生命科学研究科・本館会議室 (片平・3F)で行います。たくさんのご来場をお待ちしております。


 わたなべしるす

 PS. 翌日には「Nature Communications Open Access Seminar in 東北大」も開催されます。合わせてご参加下さい。

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【お知らせ・再々掲】『レポート力』アップのための情報探索入門--資料・情報の活用方法(4)--の講義、学部一年生向け、12/19(木)に実施(11/15)

2013年11月15日 (金)

 今年度は学部教育を例年になく、担当しているという感じです。前期が「基礎ゼミ」。後期は工学部1年生を主対象にした「生命科学B」。それと年末の12月の終わり頃に行うのが、「『レポート力』アップのための情報探索入門」。今年で3年連続。最初の案内は、この講義が決まった時の8/20に。そのあと、後期が始まる10/1に。今年は例年、講義が金曜日だったのが、木曜日に変更になったからと言うのもあるようで、少し受講生が減っていると伺い、残念。。。正規受講生は、50名程度と聞いています。渡辺の講義だけでも飛び込みでというのも、例年ありと言われておりますので、ほぼ、1ヶ月前になりましたので、改めて、お知らせしておきます。

 渡辺が担当するのは「『レポート力』アップのための情報探索入門」の12回目の講義。「資料・情報の活用方法(4), 研究活動の実際と情報検索(1)--自然科学分野」というタイトルで、渡辺の研究内容から始まり、大半の時間を基本、植物、遺伝学などかもしれないですが、そうした情報をどの様にpick upし、活用するかと言うこと。また、論文、レポートを書くためによく使うweb siteのURLも紹介します。最後は、論文を書いた時の雑誌の評価、あるいは個人の評価ということも。。。1年生ですぐに役に立つことは、論文などの情報収拾かもしれないですが、その後のことは、学部生、大学院生になってから。。。と思うなかれ、将来を見すえて、研究とか、論文の世界がそんな風になっているのだというのを、Impact Factor (IF), h-indexというなこともあわせて。。。百聞は一見にしかず。正規で受講していなくても、これまで渡辺の基礎ゼミをとったとか、生命科学Bをとったとか。何かの拍子にこのHPを見たなど、縁とは不思議なもので。。。

DSCN5086.JPG 再々掲なので、渡辺が担当するのは、

 講義名:『レポート力』アップのための情報探索入門--資料・情報の活用方法 (4), 研究活動の実際と情報探索①--自然科学分野--

 日時:12/19(木), 5講時(16:20-17:50)。川北講義棟A106です。


 では、上記の時間にお待ちしております。

DSCN5190.JPG
 わたなべしるす

 PS. 例年そうですが、出し物を用意しております。出し物???と思う方、ぜひ、お立ち寄りを。。。。

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【お知らせ】Nature Communications Open Access Seminar in 東北大を11月29日(金)に生命科学研究科講義室で開催(11/12, 27追記)

2013年11月12日 (火)

 昔であれば、論文というのは、冊子体で図書館で読むもの、あるいは、それをcopyして読むというのが、当たり前でした。いつ頃からでしょうか。On-lineでpdfをdownloadして読むようになったのは。2000年当たりからでしょうか。少しずつ多くなってきたのが。さらに、最近では、server上だけにpdfがあり、冊子体が存在しないようなJournalも多くなりました。また、そのHPでだれでも自由に読むことができるようにするために、著者側がコストを払う「Open Access」というのも一般化してきました。先日、Osaka et al. (2013)として発表した論文も、Open Accessにして、より多くの方々に読んで頂けるように。

 こうしたOpen Accessの波は、様々なJournalに波及している訳ですが、科学者であれば目指す最高峰、Natureではまだ実施されてないですが、その姉妹紙のNature Communicationsでは、それが可能。いつか、チャレンジしたいと思っていました。そんな時、とある発表会のブースで、nature publishing groupの方とお目にかかり、東北大で「Nature Communications Open Access Seminar」を企画したいのだと。。。こちらもそんな話が聞けるのであればと。。。話が決まったのは早かったのですが、様々なことがあり、ポスターを作成して、掲示できるのには、ずいぶんと時間がかかりました。。。すみません。セミナーは、

↓クリックするとPDF版ポスターをダウンロード出来ます。
(size=1.2Mb)
1112SEMINAR1.jpg日時:2013年11月29日(金) 16:00~18:30
場所:東北大学大学院生命科学研究科講義室(プロジェクト棟1F)
講師:Nature Communications Exective Editor, Dr. E. Gerstner
講演内容:世界におけるオープンアクセスジャーナルのトレンド、オープンアクセスジャーナルへの投稿について、カスタムセッション、質疑応答。カスタムセッションでは、あらかじめ、acceptをつかむために、どの様なことを考えればよいかと言うことを中心にお話しをお願いしてあります。
言語:英語

 ということで、11月最後の金曜日となりますが、多くの方々にセミナーにきて頂ければと思います。


 わたなべしるす

 PS. 11/27追記。当日は、nature publishing groupの方で、先着150名様に「Nature Communicationsのストラップ付カードケース(首からかけるものです)」を頂けると言うことです。これから論文を書くための何よりの励みになるのではと思います。

 また、とてもフランクなEditorですので、ぜひ、多くの方にご参加頂き、皆さんに積極的にご質問いただければと思います。


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