東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

  • TOP
  • News Release

News Release

【新聞掲載・コラム】愛媛新聞・大型コラム「道標 ふるさと伝言」・「師匠、そして感謝 教えは今の自分の礎」(12/23(日)掲載分)

2012年12月25日 (火)

 12/23(日)は、天皇誕生日で祝日であり、今年最後の三連休の中日。仙台のこの時期には珍しく穏やかな1日と思ったら、夕方から夜にかけて雪は降るし、気温は氷点下に。。翌朝には車が白くなっていました。1/8(日)から始まったこの連載もこの11回目が最終回。何とも言えず、名残惜しい気持ちの朝でした。

 前回は、「片付けるということ」の重要性を、掃除と品種改良という一見、関係ない点から、記事にしました。最終回は、「お世話になったみなさまへのお礼・感謝」という気持ちを込めて、自分のこれまでを形成してくれた先生・師匠と呼ぶような方々のお話。教えてもらったようにしか、教えることができないというようなことをどこかで聞いたことがあります。確かに、自分を振り返ったとき、もちろん、反面教師とした部分はありますが、そうでなくて、教えて頂いた方法のようなことは、なかなかそれとは独自の方法でというのは、難しいような気がしています。もちろん、自分を教えてくれた師匠・先生は多くいる訳なので、その中から自分にfitした部分を取り入れているような気がしますが。なので、師匠・先生と全く同じということはないと思います。たぶん。。もちろん、師匠・先生以外にも自分に大きな影響を与えてくれた人は多くいます。そうした方々に、感謝をするということで、紙面を終わらせて頂きました。

↓クリックでPDFダウンロード(305kb)。

2012_1225
(掲載許可番号:現在申請中)

 1/8(日)から始まったこの「道標」も今回が最終回。最初は自分のようなものが書いてよいのだろうかと思ったこともありました。11回全体が果たしてこの順番でよいのか、というのはよくわかりません。ただ、数回かもしれないですが、その時期に合ったテーマを書くことができたのではと思います。また、この機会を頂きました、愛媛新聞社様には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。またどこかでみなさまとこうした機会に恵まれ、お目にかかりたいと思います。もちろん、このHPには、毎月の記事ほど洗練されたものでないかもしれないですが、時折折りのことであったり、日々の教育研究で感じることなどを記していきたいと思います。お時間のある方は、おつきあい頂ければ幸いです。この1年間、毎月、読んで頂き、本当にありがとうございました。


わたなべしるす

 PS. 師匠・先生からこの1年間、ご苦労様でしたという電話を頂きました。また、今月で終わるかと思うと名残惜しいですというのも。。。。何ともうれしい限りです。

ページの一番上へ

【研究成果】「アブラナ科植物における自家不和合性の分子遺伝学、生理学、生物学的解析」という抄録(Review article)をProc. Jpn. Acad. Ser. B.に発表(12/14, 26追記)

2012年12月14日 (金)

 東北大農学部の日向研究室でアブラナ科植物の自家不和合性研究を始めて、25年、四半世紀が過ぎたということをこの記事書きながら。。何という長さなのか、あっという間なのか。どれだけのことに貢献できたのか。。。論文リストなどは、HPにも作ってあるが、。。。そんな折り、国際誌Proc. Jpn. Acad. Ser. B.の編集委員長からアブラナ科植物の自家不和合性についての抄録の執筆をお願いされました。ちょうど、2011年の3/11の前後だったような。、何とか、2011年にいろいろな思いもあって、書き上げたかったのですが、やっぱり、2011年には。。。。でした。その抄録が、先日、HP上に公開されました。

DSCN0392.JPG 論文は、

 Watanabe, M., Suwabe, K., and Suzuki, G. (2012) Molecular genetics, physiology and biology of self-incompatibility in Brassicaceae. Proc. Jpn. Acad. Ser. B. 88: 519-535.

Abstract: https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjab/88/10/88_PJA8810B-02/_article

Article: https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjab/88/10/88_PJA8810B-02/_pdf

 から見ることができ、freeでdownloadできます。自家不和合性の歴史のようなものになっていて、これから自家不和合性研究をしようという方には、多くの論文を引用してあり、参考になるのではと思います。

 また、綴られたvolumeの表紙にして頂き、Captionは、指導教官であった日向先生が書いて頂きました。何とも言えない記念となりました。ちょうど、今年もあと、半月ほど。これを弾みとして、来年はより多くの論文発表で貢献したいと思います。なお、CaptionのHPは現時点でまだ公開されていないので、公開された時点で、また、お知らせします。

 わたなべしるす

DSCN0391.JPG PS. 12/26に、Captionが書かれてあるHPが公開になりました。というか、見つけました。師匠に書いていただけるというのは、この上ない幸せだと。。。ありがとうございました。


ページの一番上へ

【お知らせ】生命科学研究科は今、Vol. 6(2011)に、渡辺正夫教授が日本学術振興会賞を受賞(12/12)

2012年12月13日 (木)

 昨年の発行物のお知らせをするのは、何というか、とてもtimely出ないのはさておいて。アナログ物が手元に届いたのが、確か、今年になってからだったような気がする。アナログ物では、外に向かって公開する上でとても困るので、研究科のHPにuploadされるのを待っていたら、。。たぶん、もっと早くにuploadされていたのであろうが、忙しくしていて、気がつかなかった。

 生命科学研究科でどんなことが起きて、トピックなのかというのをまとめた冊子である。2010年にはNatureに論文が掲載されたこともあって、載せて頂いた。2011年3月3日に東京・日本学士院で日本学術振興会賞を頂いた。このことはHPにも記してある。そのあと、10日もたたないで、3/11を迎えるとは、このときは全く思いもせず。。。であったが。。

Vol6cover.jpg そういえばと思う方もいると思うし、初めて見る方もいるのかもしれない。見てない方は、ここから、pdf fileをdownloadして頂き、8 pageのところに記事があるので、ご一読頂ければ、幸いである。1年9ヶ月近くたって(受賞から。。)の報告をお許し頂きながら。。。


 わたなべしるす

DSCN5002.JPG

ページの一番上へ

【研究成果・受賞】第20回日本育種学会中部地区談話会・優秀発表賞受賞(12/11)

2012年12月11日 (火)

 10/19には、日本育種学会・第122回講演会優秀発表賞受賞というお知らせをしました。この発表は、渡辺の研究室が中心となっているもので、いくつかの研究室との共同研究でした。

 今回は、共同研究先の三重大グループが、第20回日本育種学会中部地区談話会において、「Arabidopsis属植物における乳頭細胞の単離法及び遺伝子情報基盤の構築」と題する発表をし、優秀発表賞受賞というお知らせを昨日、三重大の諏訪部先生から頂きました。

 こうした形でわれわれの研究が評価されるというのは、うれしい限りです。先の評価とあわせて、迅速に論文発表につながるようにしたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

DSCN2170.JPG
 わたなべしるす

ページの一番上へ

【お知らせ】『レポート力』アップのための情報探索入門--資料・情報の活用方法 (4)--の講義、学部一年生向け、12/21(金)に実施(12/10)

2012年12月10日 (月)

 昨年度から担当しているのですが、未来の科学者養成というか、科学者の卵というかそのつながりで、図書館がお世話役をしている学部一年生向けの講義を1回だけ、担当しています。基本は聴講することを宣言して、半期の講義で単位になるようになっていますが、。。渡辺のことを科学者の卵、SSHなどの講義で知っているなどで、興味のある方は、多くはないかもしれないですが、席があるそうです。

DSCN4953.JPG 渡辺が担当するのは、

講義名:『レポート力』アップのための情報探索入門--資料・情報の活用方法 (4), 研究活動の実際と情報探索①--自然科学分野--

講義内容:前半で簡単に渡辺のやっている研究内容を紹介して、自然科学分野で、どの様に情報を集めることが大事であるか、論文が掲載されている雑誌をどうやって探すのか、その雑誌、論文の評価は、現状ではどの様になされているのかと言うことを講義します。文系、理系関係ない講義枠になっていて、通常は、50名程度が参加だそうです。

日時:12/21(金), 5講時(16:20-17:50)。川北講義棟A105です。

 興味のある方は、ぜひどうぞ。


 わたなべしるす

ページの一番上へ

« 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35