農学部の助手をしていた時は、集中でしたが、totalで1ヶ月くらいでしょうか。学生実験をして、学部3年生との接点がありました。もちろん、研究室に4年生が配属になると、その研究教育も。1997年12月からは、岩手大・農に助教授として異動になり、3年生に「分子遺伝育種学」というのだったと思いますが、講義をしていました。もちろん、試験も。2005年に今のpositionに戻ったら、学部がなくて、。。。ただ、最初は「生命科学B」という工学部1年生向けの講義を14回のうち、2回。
去年の「基礎ゼミ」を評価頂き、今年は
「展開ゼミ」を。これらはいずれも学部の1年生向け。少しずつですが、こうして学部の学生さんとの接点ができることは、こちらとしてもありがたいことです。
昨年の基礎ゼミについては、渡辺のHPでもその様子を公開していますが、
基礎ゼミの受講生の方が、全学教育広報「曙光」第37号に、講義のことなどを寄稿されていますので、ご覧頂ければ、幸いです。
そんな学部生向けの講義として、
今年で4年目となるのが
「『レポート力』アップのための情報探索入門」。今年から附属図書館副館長が以前、「
科学者の卵養成講座」で
お世話になった先生から変わられたこともあって、どうなるのかと思っておりましたが、依頼をいただき、ほっとすると共に、これまで以上に、わかりやすく、楽しく、訳に立つ講義にしたいと。
この「『レポート力』アップのための情報探索入門」の14回の講義は、図書館の使い方、レポート作成法、研究活動と情報検索などから構成されており、渡辺は、12回目の「資料・情報の活用方法(4), 研究活動の実際と情報検索(1)--自然科学分野」というタイトルで講義を行います。研究活動の実際ということで、渡辺がどの様な研究をしているのかという概略から。講義枠が、1年生の全学ということで、文理関係なくなので、なるだけ、わかりやすく。また、情報をどの様に集めるのか、また、それをどの様に利活用することで、自分の研究生活が大きく変化します。また、理系では、できあがった本を読むというよりも、毎週、毎月でる学術雑誌(Journal)から、どの様に情報を集め、また、どのJournalがどの様な情報を持っているのかなども含めて、理解しておくことは、大事なこと。また、そうした論文などの情報だけでなく、研究に関する情報をどの様に扱うのか、特に、最近は、領域融合、異分野融合、文理融合などといわれ、共同研究をすることが多くなってきています。そうした共同研究を行うときの「情報」の扱い方を間違えると、とんでもないことに。。。そのことについては、講義で触れるようにしたいと思います。さらに、最近は何事も「評価」ということをシビアにいわれるようになりつつあります。そうした意味でも、自分が書いた論文が世の中でどの様な評価を受けているのか、そうしたことについても概略ですが、説明をしたいと思います。
渡辺以外の
講義の内容などは、図書館のHPから、また、シラバスをご覧下さい。あと1ヶ月もしたら、後期が始まり、どの様な講義のパターンにするのか、考える時期。渡辺にもそんな時期があったなと思い出します。こんな講義があれば、履修してみようと思ったと思います。たぶん。情報の価値というのを教えてもらったのは、学部の4年生で日向研に配属されたときでした。それから考えると、ずいぶん、若いうちから、情報の価値を知ることは重要だと思います。例年、受講される学生さんは、全学で50名程度。木曜日、5限目という遅い時間で、後期ですから日暮れも速くなるし、1月になると雪が降ったりも。。。アルバイトをしたい、部活をしたい、サークルをしたい、いろいろあると思いますが、その時間を1.5hrだけ、この講義に頂ければ、1.5hr分以上の「情報の価値」を理解して、そうした学内外での活動がさらにactiveになるのではと思います。それから、
高校生時代に、科学者の卵、SSH、出前講義等で、渡辺を知っている方もいるのではと。いつも渡辺はおもしろいことを話していたけど、訳に立ったかどうか、。。今回は、情報の重要性を語りますので。ということで、10月になるかならないかの頃に、改めて、この講義について、再掲したいと思いますので。
なお、渡辺が担当するのは、
講義名:『レポート力』アップのための情報探索入門--資料・情報の活用方法 (4), 研究活動の実際と情報探索①--自然科学分野--
講義内容:前半で簡単に渡辺のやっている植物科学、植物遺伝学の中の「
自家不和合性」、「植物の生殖」という研究内容について紹介します。自然科学分野で、どの様に情報を集めることが大事であるか、論文が掲載されている雑誌をどうやって探すのか、その雑誌、論文の評価は、現状ではどの様になされているのかと言うことを講義します。
日時:12/18(木), 5講時(16:20-17:50)。川北講義棟A106です。 では、上記の時間にお待ちしております。というか、ぜひ、この講義を受講して頂ければと思います。そう、講義のことで重要なことを忘れていました。講義は単にこちらがしゃべるだけでなく、双方向で。つまり、受講生の皆様にも発言をしてもらったり。。。では、おもしろい発言などをしてくれた方には、。。。もちろん、もれなく、「すてきなもの」を用意しております。どんなものは、それは当日のお楽しみ。どうしても知りたい方は、
渡辺までmailであるいは、
図書館の担当の方にお問い合わせ下さい。
わたなべしるす
PS.
labの学生からおすすめのドリンクということで、生協の自販機で。名称を書くと、ちょっと。。。なので、そのコメントを(
このlinkがそのドリンク名に。。)。Energy Drink:パフォーマンスを発揮したいときのために開発されました。アルギニン、。。。。○△は、トップアスリート、多忙なプロフェッショナル、アクティブな学生、。。。とあり。。。渡辺はどこに所属するのか。。。「多忙なプロフェッサー」というのも、書いてくれれば、進んで飲むわけですが。。。