東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

年度、気温、だれが何を。。(4/3)

2015年4月 3日 (金)

 3日前に年度が切り替わった。いつもの年なら、年度末の反省、つまり、2014年度がどうであったのかを書く時間があったが、この年度末は時間がいくらあっても足りない。渡辺の処理能力が低下しているのかもしれない。。。としたら、まずいのであるが、どうやら、処理能力を超える仕事が舞い込んでいるように思える。としておく。いつもなら、静かな年度末のはずが。。。考えてみれば、米国・リバーサイドでの科学者の卵養成講座の海外研修3/31(火)の朝日新聞への科学者の卵養成講座の記事掲載など、いつもの年度末とはちがうことがあったのは事実。。。そんなことはさておき、2015年度は始まった。今年度で終了するようなプロジェクトも。。。ということは次を見すえて、あれもこれも考えないといけない。きちんとfollowしてなかったが、ふと気がついたら、こんなことも。。。年度という区切りも大事であるが、連続性、継続性をより高めて、物事を俯瞰的にかつ包括的に見て、何が先端なのかということに注意を払わないと、この2015年度は乗り切れないような予感がしている。

DSCN6608.JPG そんなよりactiveにaggressiveにと言うことになると、エネルギーが必要になる。「戦う頭脳」と題した本も見つけた。とても刺激的である。そうした戦う頭脳にとって温度は高い方がよいのかもし得れない。冷えていると、確かに活性は下がる。もちろん、冷静さを失ってはいけないのであるが。。。ただ、この2015年の春の気温は少しあり得ない。今日、仙台でソメイヨシノの開花を宣言。。。小学校の頃、入学式の頃には、愛媛・今治ではサクラが散り始めか、散ってしまっているか。いずれ、サクラを見ることの方が希であった。仙台に来て、盛岡に異動して、仙台に戻り、入学式のシーズンには基本、ソメイヨシノは開花してなかった。今年の東北大の入学式もいつもより早い。。。世の中全体がactiveにaggressiveになっているから、こんなに気温が上がっているのか。でなくて、異常気象、地球温暖化なのだろうか。。。或いは震災の影響なのだろうか。今朝も地震(2015年4月3日 4時4分頃, 震源地(宮城県沖), 震度3)があったが、研究室では特に被害もない。

 こんな混沌とした状況下で、何をどの様にやることが大事なのか。それぞれヒトによってideaはちがうのだろう。きっと。。。。今治のサッカークラブ・FC今治ではへーーーと思うことが。オーナーが変わったことによる影響は大きいだろう。また、シンクロでも。。。こちらはこちらで「やっぱり、気合いと根性だろう、大事なのは。。。」と思った。何がどのように変化してもそれに適応して、カオスの状態を乗り越える、そんなことができる2015年度にするためにも、だれがというか、labのmemberそれぞれが、それぞれの立ち位置で最大限の力量を発揮することが重要なのだろう。たぶん、きっと、間違いなく。。。そんな年度初めであった。

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 わたなべしるす

 PS. 先月末の農学部での山谷先生の最終講義。この4月からは山の上というと怒られるだろうか、「国際高等研究教育院長」に就任というお知らせを。。一昨年度は、学際科学フロンティア研究所にお世話になった。また、何かでお世話になる機会があればと。よろしくお願いいたします。

DSCN6606.JPG PS.のPS. 来年の3月の日本植物生理学会の年会は。盛岡、岩手大で。少しお手伝いをすることに。その関係のmailのやりとりをしていたら、岩手大の先生から、昨秋の水産学会での高校生発表の写真を頂き、驚いたことに、渡辺の母校の「今治西高校・生物部」。そういえば、この前に伺ったときに、話に聞いていた実験のポスター。びっくりでした。世の中、不思議なところでつながっているのだと。この前のUCRでの出来事のように。。。

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じゃじゃ麺とM1と私

2015年4月 2日 (木)

こんにちは!増子(鈴木)です。

昨日から新年度がはじまりましたね!今年度も宜しくお願いたします!

 

今年度の目標は、"体に気を付けつつ臨機応変な仕事を心がける"です。

3月末は体調を崩しまくりで厭世的でした(風邪で熱を出し、首の筋を痛めて難聴か~ら~の~、ぎっくり腰。お腹をよく壊すため食事制限付き)。健康で仕事出来るって大事よね。後厄だしね。

という感じで、今年度もよろしくお願いします。

 

さて、そんな新年度2日目のお昼ですが、盛岡名物・白龍のじゃじゃ麺を食べました。

高田さんが家から持ってきて下さったんですね。ありがたやありがたや。じゃじゃ麺とは、岩手県盛岡市の名物で、端的に言えば、柔らかなうどん的な麺に肉みそときゅうりとネギ、生姜、ニンニク等を混ぜて、食べる麺料理です。

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具はセルフサービスで取りつつ、よく混ぜて頂きます。見た目は汚い感じですが、良く混ぜないと美味しくありません。肉みそと、きゅうりと、酢と、ラー油と、しょうがと、にんにくとを混ぜ混ぜ。。。2割ほど残した段階で、卵を割りいれ、茹で汁で"ちーたんたん"という卵スープを作ります。

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満足気な高田さん。顔の筋肉が緩んでますね。M1渡邉くんも、初めてだったそうですが美味しく食べてくれました。他のメンバーも皆で美味しく頂きました!ごちそうさまでした!

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そして、午後からは、昨日の渡邉くんに引き続き、新しいM1がやってきました。工藤くんと、岡本くんです。早速交流を深めるM1達。急に上がる人口密度。すっかり男くさくなった部屋。2009年の4月がデジャヴとして蘇ります。おだくん、るーぺくん、すどーくん、おーさかまさあき、みんな元気ですか。私はそこそこ元気です。


ちなみに、私の席は写真の一番手前側にあるんですが、隣が工藤くん、背中合わせの後ろが渡邉くん、斜め後ろが岡本くんと、完全にM1に囲まれました。

"いじめないでおくれよ"、と言ったら、

"逆にいじめないでくださいよ"、と返されました。

良い返しだと思います。これから仲良くやっていけそうな気がします。

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この後、M1同士で交流を深めてもらいつつ、M2岩本くんと男同士の話しをして貰うため、温室に行ってもらいました。決して、人口密度が高くて嫌になったから、彼らを追い出した訳ではありません。


M2岩本くんが色々と先輩として説明したらしいです。サクラが咲きそうな構内を散歩しつつ、途中で、菅野研のM1佐藤くんと写真を撮ったのを見せてもらいました。良い写真だわーー。この後、皆にアイスを生協で買ってきてくれました。サンキューM1ーず&M2岩本ー。

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この後、アブラナの植え替えを学生バイトさんと手伝ってもらったりして、大変助かりました。入学式も始まる前から、こき使ってごめんよ、M1ーず。これからもよろしくね。


さて、明日はいよいよ東北大学の入学式です。そろそろサクラが咲きそうで、入学式にぴったりです!今年は早いですねーー。


来週には花見が予定されています。寒いかもしれないので、一応会議室を伊藤さんが抑えて下さっていますが、どうか天気が良くて暖かい日でありますように(切実)。

 

増子(鈴木)

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新M1の工藤です

2015年4月 2日 (木)

はじめまして、今年度よりお世話になります工藤雅史といいます。
この場を借りて自己紹介をさせていただきます。
私は東北大学に通っていたので仙台は今年で4年目で、出身は富士山が見える静岡です。
富士山の山頂は静岡と山梨の県境にあるのでネットでは富士山の所有をめぐり
仁義なき富士山戦争が起こっていましたが、正直僕はどっちでもいいなって思います。
趣味は食べ歩きで、原チャに乗っては週に1度ラーメン屋に行ったりしてます。
日課にしてるつもりはないんですが、気づいたら原チャで出かけて店にいることがあって
最近は自分でも末期なのかなと思ってたり...
IMG_1202.JPGのサムネール画像のサムネール画像
また、自分のモットーは「楽しく生きる」で
今年の目標は日々新しいことを見つけてチャレンジしていくことです。
あと岩本先輩に煽られたので筋トレもしていこうと思います。
わからない事も多いので先輩の方々にはいろいろと教えていただくことがあると思いますが、
どうぞよろしくお願いします。
P.S.
こういったブログの記事を書くことは初めてなので、
今後はもっと上手な文章が書ければいいなと思います
M1 工藤

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新M1の渡邉です!

2015年4月 1日 (水)

はじめまして。

本年度よりお世話になる渡邉祐太郎です。
この研究室三人目の「なべ」です。

僕も、あらゆるところで「なべ」と呼ばれてきましたが
僕自身は特にこだわりはないので
ぜひ、皆様の好きなように呼んで下さい!

また、小中高と野球をやってきました (大学では社会人野球を少々。。。)。
こちらでは研究室対抗ソフトボール大会があると聞いたので
少しは役に立てるのではないかと、こっそり思ってます。

それと、僕の性格は、自分ではよくわかりませんが
先輩からは小生意気、同年代からは口悪いつっこみ、後輩からはいじり役
とよく言われます。するに、あまり性格は良くないようです(笑)


よそから仙台にやってきてまだ3日目で、色々な気持ちが入り混じっていて
うまく文面で表現できそうにもありませんが
今一番感じているのは
「どこまで自分を高められるか」 ということだけは言えます。
とりあえず生活習慣がおかしくなってしまっているので
そこからしっかりしていきたいと思います。

研究室の皆様、未熟者の僕ですが
どうか見放さずによろしくお願いいたします。
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 PS. 写真の真ん中にいるのは、菅野研の新M1の佐藤君です。同じよそ者同士、仲よくしていきたいと思います。
M1 わたなべ

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【出前講義】飛翔型「科学者の卵養成講座」・米国リバーサイド研修-3(3/26)

2015年3月26日 (木)

 3日目の研修は、STEM校で安藤先生の講義というか、東北大、科学者の卵などの説明。もちろん、専門の「プラズマ工学」についても。その時に、あわせて、15名の生徒さんは、英語で自己紹介。それぞれ個性をうまく表現して。安藤先生の講義で、STEM校の生徒さんにも、東北大の電気に関わる分野がこれまでいかに社会に貢献してきたかを理解して頂けたように。。

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DSCN6547.JPG 安藤先生の講義のあと、UCRに移動して、昆虫学(Entomology)の教授からの講義。100年前にUCRが設立されたというのmainは、カンキツの育種からスタートとか。これまでに100種類以上の品種を世に出してきたとか。このあたりが、日本と違うところ。近くの試験場などとのコラボだというのはきいたことがありますが。また、日本であれば、昆虫学と言っても農学部に1つ研究室がある程度ですが、40名近いstaffがいるとか。そういえば、20年近く前にPenn. State Univ.のProfessor Kaoのlabにお邪魔したとき、昆虫学のすごい標本室を見せてもらったのを思い出して。。。もちろん、育種、遺伝学をしていなければ、害虫研の松田先生のところで、学んでいただろうと。。。そんなことも考えながら。。。「ナナフシ」、「カマキリ」、「マダガスカルゴキブリ」などなど。そのなかに、「シバンムシ」とおぼしきものも。。。学部生か、大学院生の頃、「シバンムシ」を見つけて、拾って帰って、松田先生のところへ。「渡辺君、相変わらず、おもしろいものを拾ってくるね。これは、死骸とか、ゴミを片付ける虫だよ。。。。」。そんなことを行ってもらったのを思い出して。

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DSCN6559.JPG UCRの校内を移動しながら、キャンパスの紹介を頂き、そのあとは、Department of Geology。鉱物、化石など、日本で言えば、地学に当たる分野でしょうか。日本で化石が出るところは限られていますが、それでも渡辺が小学校の時、自然科学教室で葉っぱの化石を見つけたことがありました。場所は、昔の川内町のどこか。あとは、最近、恐竜などの化石がたくさん出るのは、福井県勝山市。その規模は、世界の化石がたくさん出るところから比べたら。。。大きな化石の実物を見ることは、本物を見ると言うことで、大事なこと。よい刺激になったのでは。また、鉱物は、地球の歴史であって、それが植生であったり、様々なことにも影響するわけです。そんなことも理解できたのでは。。。

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DSCN6566.JPG お昼をはさんで、Bolsa Chica Coastal Wetlandsへ。昨日が乾燥した場所での植生の観察でしたが、今日は湿地というか、太平洋の海岸線へ。植生は環境からの影響が大きく、もちろん、そうしたことを含めて、比較することは大事で。その道中、昨日の乾燥地というか、公園での観察の結果発表と講評、表彰。ちゃんとやることは大事で。また、道中はバスでの移動。STEM校の生徒さんと交流しながら。また、米国、カリフォルニア州の歴史、文化の解説。1ドル札の秘密。そんな時、高速で事故。カリフォルニア州という車社会で、こうしたトラブルが起きると、高速がどうなるか。よい勉強になりました。また、一方で、車での行き帰り、席のとなりは、ほとんどがSTEM校の生徒さん。つまり、どんな議論が巻き起こるか、瞬時に対応しないといけない。科学の問題だけでなく、社会問題、歴史問題など、科学をやる上では、不可欠ですし、科学を目指す前に一般の日本人として、何をどう考えているかを問われていること。それをどこまでちゃんと回答できるのか、議論できるのか、それこそが、グローバルを考える上で、一番の根本のような気がしました。最後まで頑張った受講生の方。たいしたものです。是非、明日からもがんばってください。今日の頑張りが明日につながりますので。

DSCN6575.JPG Bolsa Chica Coastal Wetlandsに到着してからは、汽水域と言うよりは、ほぼ海水域での植生、動物生態系全体の観察。なぜ、そこに植物があるのか、あるいは動物の補食側と捕食される側が、など、考えることは、たくさんありました。渡辺にとっては、植物の多様性が日本とは違う植生なので、楽しく観察し、最後には受講生と遺伝学的多様性の重要性を生態系を含めた多角的な議論で。この観察のあとは、STEM校の生徒さんも交えて、夕食をしながらのこれまでの活動の中間的討論。自然を見ながら、様々なことを考え、議論、討論できたのではないかと。初めてのほぼ終日の研修。大変だったかも知れないですが、収穫もいろいろあったのではと。

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DSCN6590.JPG と言うことで、4日目も完了。最後の最後に、今日もまた、ちょっとしたトラブルが、。。あきらめてもどろうと言うときに、捜し物は現れて。。。ほっとでした。外国では、緊張感をしっかり持つこと。それは何より大事ですから。常に360oの緊張感を持って。決して、背中をとらせない、何とかのように。。。。

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 わたなべしるす

 PS. Department of Entomologyから校内を歩いていたら、日本人から声をかけられて。。。「日本の方ですか。。。」。そういえば、昆虫学の説明をしてくれたProfessorがこのDepartementに日本人がいて、その方が一番新しくこのDepartmentに来た方だと。。。その方がDr. Yamanaka。お互いに自己紹介をして、ところで、大学の時の指導教官はと伺ったら、東大の片岡先生だと。「農学部にいらした鈴木先生のところの。。。」ときいたら、「はい。」と(現在は、柏キャンパスの新領域の教授をされている方ですが。。。)。渡辺が学部生、大学院生の頃、鈴木先生の研究室というか、生物有機化学研究室助教授だった磯貝先生のところにSLGとかの精製とか、いろいろなことで伺っており、その時、片岡先生から「渡辺君、また来たのね」と言って、かわいがってもらいました。そんなことを思い出して。なんと世の中狭いのだと。。。どこかで共同研究ができたら、。。よろしくお願いいたします。というか、びっくりとありがとうございました。

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DSCN6558.JPG PS.のPS. 1日目の夕方にSTEM校で「流暢に日本語をしゃべられる生徒さん」とお目にかかり、話をしたら、お母さんが福岡県の出身とか。ラーメンが好きというのは、さすが九州の遺伝子を受け継いでいるのだなと。そのお母さんという方が、安藤先生の講義にいらして、講義の前に少し話ができました。これも不思議なご縁。是非、日本に来られたときは、仙台まで足を伸ばして頂ければと。。

 PS.のPS.のPS. TAというか、mentorとしてきてくれている大学生。指導的立場と言うことで、日々、リーダーシップを発揮してくれています。言われたことはしっかり守る。当たり前ですが、それをきちんとやるのは、難しいわけで。勝手に自分なりの理解をして、レポート提出が遅れるというのは、研究者だけでなく、社会人、大人として大事なこと。是非、受講生もその当たりはしっかり見習ってください。

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DSCN6572.JPG PS.のPS.のPS.のPS. カリフォルニア州では、石油が採掘されているというのを、高校の地理の時間に習ったような。本物を見ると、まさに、習うより世慣れよ。と言う言葉の通りだと。

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DSCN6585.JPG PS.のPS.のPS.のPS.のPS. で、長かったのか、短かったのか、渡辺には十分すぎる長さですが、。。海外を場所とした高校生向けの初めての活動も今日で終わり。渡辺は明日、ロサンゼルス経由で日本へ。ということで。最後の最後まで。netが使えるというか、netに追われる環境ができたのは、よいことなのか、何なのか。。。

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