東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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News Release

【研究成果】第7回(平成22年度)日本学術振興会賞を受賞決定--受賞者25名に渡辺も選出--(2/3, 2/7, 2/14, 2/25, 2/28追加)

2011年2月 3日 (木)

 このHPを立ち上げてから、様々なことを発信してきました。研究成果、論文発表出前講義等々。これまでもいくつか受賞歴がありますが、新たに「日本学術振興会賞」というのを加えることとなりました

 日本学術振興会のHPにもあるとおり、第7回(平成22年度)日本学術振興会賞者25名に、渡辺も生物系の中から選出されました。受賞タイトルは、「アブラナ科植物の自家不和合性における自他識別責任遺伝子座の同定と分子識別機構の解明」です。これまでの教育研究が評価されたのはこの上ない喜びとともに、共同研究をしていただいたり、大学院生などとして一緒に研究をしていただいた方々に、この場を借りてお礼申し上げます。教育面では、数多くの出前講義なども評価されたのだと思っております。これからも継続していきたいと考えております。

 これまでの受賞者を拝見すると、そうそうたるメンバーであり、身の引き締まる思いと、これからもこの賞に恥じないように、教育研究をできればと思っております。

 日本学術振興会のHPにもある通り、3/3(木)に、東京で授賞式がある予定です。

DSC_1556.JPGわたなべしるす

PS. 研究科のHPにも関連記事出身学部の農学部のHPにも関連記事大学HPにも関連記事日経バイテクにも関連記事が、ありますので、あわせてご覧ください。
 その後、ダイコンコンソーシアムユイ・システム工房アブラナコンソーシアムなど、普段こちらがお世話になっている方々のHPにも関連記事を見つけました。ありがとうございました。

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【ちょっとしたお知らせ】SSH・ダイコン多様性研究コンソーシアムのHPに「ダイコンの交配(動画)」を監修し、掲載」(1/28)

2011年1月28日 (金)

 渡辺が、文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)「ダイコン多様性研究コンソーシアム」(鹿児島県立錦江湾高等学校・主幹)運営指導委員を仰せつかっております。そこでの活動などは、そのHPなどでもご覧頂いているかもしれないですが、渡辺自身も、年に2回は指導に伺っております。一昨日からの、霧島での火山の噴火の方は、どうなのでしょうか。もちろん、鹿児島には桜島があり、伺うたびに噴煙を見かけておりますが。。

 さて、そんなことはさておき、このコンソーシアムのHPに、今回、渡辺がこれまで研究指導を行ってきた、愛媛県立松山南高等学校の田中先生、生徒さんたちが、「ダイコンの交配」という動画の教材をuploadしてくれております。渡辺が監修を務めております。教育プログラムの一環と言うこともあり、自由にdownloadというのではなく、申込書に、必要事項を書き込んで、頂くものですが、アブラナ科植物の遺伝学の実験を行う、あるいは、交配実験を植物で行うという上では、お役に立てるのではと思っております。ぜひ、一度、お試しいただければと思います。高校生向けかもしれないですが、アブラナ科植物を初めて使う、交配を初めて行うという方には、いろいろと参考になるのではと思いますので。

DSCN0063.JPG これからもいくつかのこうした教材をuploadする計画のようです。また、関連するものがあれば、お知らせしますので。どんな本より、百聞は一見にしかずだと思います。


 わたなべしるす

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【お知らせ】大学HP「東北大学研究シーズ集」に、記事掲載(1/27)

2011年1月27日 (木)

 大学が社会との接点を持つという点については、出前講義未来の科学者の卵など、いわゆる教育面で協力していました。もちろん、研究室では日々、サイエンス活動をしているわけですが。

 そうしたサイエンスの活動が、つまり、研究内容がどこかで活用されるということも1つの社会との接点だと思います。そうしたことに対して、大学HP「東北大学研究シーズ集」というのがあります。工学関係であれば、すぐに応用というようなこともあるのかもしれないですが、植物、作物を扱っていると、それがすぐにというわけにはいかないところもありますが、情報を提供しておくことは、社会で見る方がいたときに、こちらでは気がつかないこととして、使えると言うこともあるのではと思います。

DSCN0029.JPG ということで、先日、このHPに渡辺の研究テーマとして、「作物の子実生産を向上させる生殖形質に関する研究」ということで情報提供してあります。ここにあることは研究室の内容よりも少ないかもしれないですが、そのHPを見られた方は、研究室のHPも見て頂けるでしょうから、もう少し詳しいことが分かり、より社会に発信できるのではと思っております。

 以前にも、「東北大学研究者データベース環境ウェブラリ」「SCIENCE TALK 究めるヒト。「理学」って、こんなにオモシロイ」にも、掲載頂き、そこが窓口となって、研究室のHPを訪れる人もいるのではと思います。こうして、また、世界がつながればと思います。

 お時間のある方、ぜひ、ご覧下さい。


 わたなべしるす

DSCN0009.JPG


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【研究成果】高温ストレスに伴う遺伝子発現の包括的解析--不稔性、オーキシン抑制--(ゲノム継承システム分野・東谷研との共同研究; 1/24)

2011年1月24日 (月)

 昨年、高温雄性不稔をオーキシン処理で回復できることを発見し、東谷研がメインの研究室として、米国科学アカデミー紀要「PNAS」電子版に発表しました(Sakata et al. (2010))。渡辺も共著になっております。

 この研究をさらに発展させたというか、どのように遺伝子が相互に関連しているかを包括的に解析したものを、この共同研究の発展系として、国際誌Plant Cell Environ.に発表しました(Oshino et al. (2011) Plant Cell Environ. 34: 284-290.)。この論文は、Abstractはfreeです。中身も興味ある方は、お知らせください。

DSCN0060.JPG 東谷件との共同研究は古くて、渡辺が岩手大にいた当時からのもので、さらに発展できればと思っております。

  こうした共同研究を通して、植物生殖遺伝分野を開拓していきたと思っております。


わたなべしるす

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【ちょっとしたお知らせ】東北大学機関リポジトリに、1999年に書いたreivewが登録、Openに。(1/20)

2011年1月20日 (木)

 様々なものが電子物となり、pdfという使いやすい媒体で、いろいろなことができます。そんな一環だと思いますが、渡辺が岩手大にいた頃に、今、渡辺がいる生命科学研究科の1つの母体であった、東北大学遺伝生態研究センター(IGE)での研究に参加させて頂いておりました。その当時、科研費などと同じように、年に1度の評価会議もあったり、学生さんも交えての懇親会もあったりで、とても良い雰囲気の研究会であったのを思い出します。

 その関係で、「IGEシリーズ」という刊行物の25巻が「生物の生殖と遺伝的多様性」ということでまとめられ、その中に、「アブラナ科植物の自家不和合性--S遺伝子座上の遺伝子とゲノム構造解析--」ということで、当時からの共同研究をしている方々と共著で、review articleを記していました。そんなものは、報告書などに綴っただけで、限られた方にしか、見て頂けませんでした。ところが、「東北大学機関リポジトリ」というのができ、10年あまりをたって、公開されていました。

 ずいぶん古い本ですが、今から見たら、そんなことと言うかもしれないですが、渡辺以外のおもしろいことも書いています。お時間のある方は、どこからでも見えますので、ぜひ、どうぞ。


 わたなべしるす

DSCN0041.JPGのサムネール画像

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