東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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News Release

【お知らせ】コア・SSH「ダイコンコンソーシアム」、一般雑誌に記事掲載(6/29)

2011年6月29日 (水)

 アウトリーチ活動を初めて、5年以上となり、その中でも、高校での科学への取り組みであるSSH (Super Science High school)については、盛岡第三、仙台第三、観音寺第一高校の運営指導委員を仰せつかっております。また、錦江湾高校のコアSSHの運営指導委員も。

 コア・SSHの研究内容は、渡辺が長年取り組んできた「アブラナ科作物」の「ダイコン」です。ダイコンには、形、大きさなどの多様性があり、もちろん、自家不和合性です。そんなことを研究しようとなったのは、錦江湾高校に、出前講義にいったことがきっかけでした。そんなコアSSHの取り組みが、一般雑誌「週刊ダイヤモンド6月25日号--激変!中高一貫校・高校ランキング--」の中の、

Part 3 生きる力や就職に強い学校
 SSH 高度な「理系人材」を輩出して企業の注目と期待が集まる

という欄に取り上げられました。ダイコンの写真もあり、指導をしている側としては、ありがたい限りです。この8月にもまた、全国から多くの高校生が集まり、プレゼン、ポスター発表、討論会ができるのを楽しみにしております。

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 わたなべしるす

 PS. ダイコンコンソーシアムのHPにも関連記事が出ております。併せてどうぞ。

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【お知らせ】日本植物生理学会誌・Plant Cell Physiol. (PCP)の2010年インパクトファクター決定(6/29, 7/4追記)

2011年6月29日 (水)

 時々、植物生理学会、PCPのことを乗せることがありました。もちろん、論文の掲載もありました。今年は、Hamada et al. (2011), 昨年は、Park et al. (2010)です。ちょうど、3年半前から、この雑誌の編集実行委員(editor)をつとめていることから、毎年計算される、トムソン社のインパクトファクター(IF)が出るときには、毎年どきどきしてきます。

 さて、その2010年のIFが、昨日発表されました。

 2010年インパクトファクター:4.257

 でした。昨年の数値が3.594ですので、かなりの伸び率です。これまでeditorをやってきて、こうした数値が出るのは、うれしい限りです。もちろん、どこまでも右肩上がりを続けるのはよいことですが、まずは、足下を固めて、右肩下がりにならないように、残りの半年間のeditorの業務をと思いました。

 より多くの方によい論文をPCPに投稿いただき、また、PCPの論文を引用いただければ、幸いです。

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 わたなべしるす

 PS. Plant Science分野では、IF順位   15位/187誌

 でした。上位にreview誌があるのですが、少しでも上位を目指してと思います。

 7/4に、PCPのHPにIFと 5 year IFが出ていました。

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【お知らせ】東北大学YouTube・チャンネルでの出前講義などのコンテンツ、高評価(6/9)

2011年6月 9日 (木)

 以前から、HPでも外部からの評価を受けることの大切さを語ってきました。自己満足だと、どうしても何をしているのか、よくわからない。勝手に暴走している、等ありがちになります。そうしたとき、外からの評価で、よいのではといわれると、何となくかもしれないですが、ほっとします。

 そんな評価を受けるようなことが。4/1の記事で、東北大学YouTube・チャンネルに出前講義など、3件がuploadされていることを報告しました。震災の直後ではありましたが、おかげさまでたくさんの方に見て頂いていて、うれしい限りです。YouTubeを普段から使い慣れているわけでもなく、さほど見ることもないのですが、つい先日、そのHPを見ていたら、コンテンツが並んでいるところに、「追加日」、「再生回数の多い動画」、「評価の高い動画」というのがあり、それぞれで並べ直してみると、渡辺の「東北大学サイエンスカフェ 第64回」というのが、再生回数は、100回ですが、「評価の高い動画」では、3位となっていました。どのような形で評価されているのか、このシステムを十分に理解できておりませんが、銅メダルを頂いたような気分で、ありがたい限りです。まだ見てない方、ぜひ、ご覧ください。

DSCN1772.JPG そういえば、再来週の土日(18, 19日)は、オープンラボ。これまで、5/30, 5/31, 6/8とラボのメンバーが、研究室に来てください的な宣伝記事を書いてくれていますが、研究室の研究内容を講義からわかるチャンスでもあります。研究室に来てみようと思っている方。ぜひ、「東北大学サイエンスカフェ 第64回」をご覧ください。アブラナ科植物の自家不和合性の意義など、わかりやすく説明しております。

 では、これまで同様に多くの方々に見て頂けますようお願いしますとともに、多くの方々に、オープンラボに来ていただければと思います。

 なお、公開しているのは、

 花の不思議な世界(今治市立今治小学校)
  (出前講義を記したHP)

 キャベツとブロッコリー~何が違うのか~(今治市立日吉小学校)
  (出前講義を記したHP)

 東北大学サイエンスカフェ 第64回「花の中のミステリー」
  (出前講義を記したHP)

 です。上の2つは、小学校での出前講義です。こうしたコンテンツを見て、出前講義の依頼もお待ちしております。


 わたなべしるす

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【研究成果】イネ・UV-B修復酵素機能解析をPlant J.に発表(国内4研究室との共同研究; 5/1)

2011年5月 1日 (日)

 生殖器官は様々なストレスに対して、弱いと言うことが知られています。これまで、耐冷性高温ストレスなどについて、論文発表をしてきました。今回は、UV-Bストレスに対して、DNAピリミジンダイマーを修復する酵素の機能解析を共同研究で行いました。

 研究の主体は、生命科学研究科の日出間さんのところが中心ですが、他の2つの研究室も共同して(Takahashi et al. 2011, Plant J., 66: 433-442.)、また、新しい研究を発表できたのは、うれしい限りです。さらに研究を発展させたいと思います。

P1000096.JPG 震災以降、初めての研究面でのはっぴょうは、何とも言えないものがあります。


わたなべしるす

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【お知らせ】JST Science Window 2011年 春号(4-5月)の「せんせいクラブ」に、書評「地図を作ることも先端の科学力の結集だと思います」、掲載(4/18)

2011年4月18日 (月)

 半年ほど前のScience Window 2010年 夏号(8-9月)に、書評を掲載していただいてから、ずいぶんとたち、Science Window 2011年 春号(4-5月)の「せんせいクラブ」に、書評「地図を作ることも先端の科学力の結集だと思います」ということで、地図を作ることの大切さ、地図を作ったあとに、その地図に何があるかなど、文理融合の観点を書き、それを取り上げて頂きました。

 地図を作ることの大変さ、大切さは、これまで多くの方に語られていますが、地図を作る、つまり、測量すると言うことは、どちらかというと、工学とか、そういう観点が中心だったような。それに対して、実際に地図を使うときは、社会の「地理」の時間です。渡辺自身は、地理が比較的好きで、どこにどんな資源があるかなど、今でも名前を見たら思い出すことがあります。地理というと、社会、それは、文系となりがちかもしれないですが、そうではなくて、地図ができるところから、それを利用するところまでを統合的に考える、そんなサイエンスがあっても良いのではと思いました。そんなことを思い出させてくれるものでした。

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  そんなことを考えさせられる、Science Window 2011年 早春号(2-3月)の「地図が伝える私たちの世界」特集でした。

 Science Window 2011年 春号(4-5月)では、「見えないものが見える」ということが特集でした。そちらもなかなか楽しめる記事になっています。お時間のある方はぜひ、どうぞ。


 長くなりました。お時間のある方は、

 Science Window 2011年 早春号(2-3月)
 (ページ毎版PDFはこちら file size 6.7M

 Science Window 2011年 春号(4-5月)
 (ページ毎版PDFはこちら file size 5.8M

 をdownloadしてお読み頂ければ、幸いです。


 わたなべしるす

 PS. 地図と関係があると言えば、。今日、研究室の都市ガスが復旧しました。復旧をしていただいた関係者のみなさま、ありがとうございました。
 この都市ガスも天然ガス資源を使って、ライフラインの1つを形成しているわけです。まだまだ朝夕寒くて、植物が持ちこたえるのかと心配な時期もあります。そんな心配をしなくてすみそうです。ありがとうございました。

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