東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年5月の記事です。

【出前授業】平成26年度・宮城県仙台第三高等学校SSH「理数科の日」発表会・コメンテーター(5/19)

2014年5月19日 (月)

 5/8-11の北陸遠征以来の出前講義。宮城県仙台第三高等学校SSHの運営指導委員を仰せつかっており、「理数科の日」発表会でのコメンテーターとしての参加は、今年で4年目。午前が口頭発表、午後はポスター発表。以前は渡辺が全ての口頭発表に質問をしていたのですが、最近は渡辺がしなくても、生徒さんたちがするようになったのは、SSHをやっての進化だと思います。

 午前の発表会でしっかりしていたのは、時間の管理。去年の同じ時でしょうか。時間をきちんとcontrolできてなく、ずいぶん後にずれ込んで。。。発表会の時間を守るというのは、とても大切なことですから。今回も担当は、生物系に近い領域。ただ、もう一方は、物理と数学。数学はさすがに。。。でした。午後からのポスター発表では、発表をする下級生のことをしっかりメモしたり、また、質疑にもしっかり答えていたり。ただ、もう少し研究内容をうまく見せるというか、おもしろく見せるというか、どの様な全体の話しにするのか、どこにポイントを置くのか、そうしたことを考えれば、ずいぶんとちがうものになると思いますので。次回以降のプレゼンでの工夫を楽しみにしております。

DSCN2486.JPG 最後のところで、講評は、SSHの運営指導委員の先生方から。SSHの伝統を作る、つまり、研究を上手に引き継いで、研究をしてほしいと。プレゼンは上手になったけど、まだ、結論などの大事な部分が欠落してないものも。。。結論のないことにトライしてほしい。コメントで言うのを忘れていましたが、SSHも学校のクラブ活動のようなもの。そういえば、6月に始まるサッカーW杯の日本代表の半数程度が、高校のクラブ活動の出身とか。まだまだ、高校のこうした活動にもよいところがあるのだと。。。

 最後になりましたが、SSHの関係の先生方にはお世話になりました。ありがとうございました。来月の運営指導委員会も楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. SSHとは関係ないlabのお話し。渡辺が農学部で助手をしていた頃から使っている、渡辺はどこにいるのだということを示す磁石。20年近く使っているのだと。。。それがいなくなっていました。かなりの愛着があって、探したのですが。。。そうしたら、今日、朝、labに出てきたら、うれしいお知らせ。M2の辺本さんが発見してくれたと。。。ありがとうございました。急場しのぎの代わりのものから、戻しておきます。ありがとう。


DSCN2487.JPG

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いばらきでの生活

2014年5月16日 (金)

みなさんお久しぶりです.
2013年度卒の曽根です!

遅くなってしまいましたが,GWにoskさんとラボにお邪魔しました!!
GW真っ只中だったので,多くのメンバーに会うことができず残念でした.
しかし,なべさん,たかたさん,後藤くんに会うことができ嬉しかったです.

次回,ラボに行く機会があれば,ぜひ皆さんにお会いしたいです.

・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて,せっかくなので私の近況報告を.
現在,私は茨城県に住んでいます.

え,茨城?何があるの?

と思ったそこのあなた!!

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じゃーん!世界最大のブロンズ像「牛久大仏」があるのです!
高さは120mあるそうです.
近くでみると圧巻です.
ギネスブックにも登録されています!!!
大仏様の中も入れるのですが,見どころ満載!
気になったあなた!ぜひ観光にきてみてください♪


そして,この牛久大仏の敷地内にある鯉の池.

koi.jpg

エサをあげると陸に上がってくるのではないかという勢いで集まってきます.
なんと,「陸を泳ぐ魚」としてナニコレ珍百景に登録されている光景とのことです.


季節ごとにキレイなお花も楽しめます.

ohana.jpg

今の季節はポピーがきれいに咲いていました.
お花摘みもできるとのこと.次回は挑戦したいです.

こんな,自然豊かなところで毎日大仏様を見ながら生活しています.
まだまだ慣れないことばかりですが,早く慣れて茨城の良いところをたくさん見つけていきたいです!

茨城から,大仏様のようにこっそりラボの様子を見守っています.

dai2.jpg

曽根


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告知!!オープンラボ

2014年5月15日 (木)

今回はタイトル通りオープンラボに関してです.


5月31日・6月1日に博士課程前期2年の過程 入試説明会・オープンラボ(仙台会場)が開催されます.

我が植物生殖遺伝研究室も,皆さんのお越しを首を長くしてお待ちしています.
0507_ARABI.jpgのサムネール画像のサムネール画像少しでも興味ある方は勿論,そうでない方も是非是非labに来てみてください.
話を聞いているうちにキット興味が湧きますよ.

去年の今頃,僕も研究室訪問をさせて頂きました.
その時,唯一困ったのがlabの場所が分からない・・・・・・・(涙).方向音痴なんです.
キャンパス内をウロウロして,最終的に教務部の方にお聞きしました.

と,いうことで
ここからは,午前中に行われる入試説明会からlabまでの道順を

まず,ここが入試説明会が行われる  生命科学プロジェクト総合研究棟1F 講義室
DSCN0003.JPG説明会が終わったら講義室を出て左です.
そして,外へ出てください.その後は下の写真の右奥の建物へGO!!
DSCN0004.JPG建物に入る.
DSCN0005.JPG階段を登る.labは3階です.
DSCN0006.JPGのサムネール画像※階段は慌てずGTO君の様に手すりに掴まり,一段一段登りましょう.
そして,3Fに到着!! 目的のlabは階段登って右側です.
DSCN0008.JPGのサムネール画像
                          (写真.M1イワモト モデル.M1GTO) 


では,オープンラボでお待ちしています.


この1年で身長が2㎝伸びたM1岩本でした.

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実演、流れ、相性(5/14)

2014年5月14日 (水)

 netが発達したからだろうか、あるいは、実験の本を探すのをあまりしないからだろうか。実験の方法をnetなどで見ることができる、あるいは、protocolの冊子にDVDがついているなど、昔だったら、先輩がやってくれたのを見て、覚えた。簡単に書いたprotocalのcopyを渡され、1回しかしないからと。。。1回目を聞こうものなら。。。たいへんであったが、もちろん、なんだかんだ言いながら、教えてくれたような。ある先生から聞いたことがある。「1回目はやっているのをみて覚える、2回目は自分でやってわからなかったら聞く。3回目にはできるようになる。」と。難しくない実験であれば、そうかもしれない。別に難しくなくても、環境に影響されることがある。今年は春先、比較的温暖であるので、秋から始まる「展開ゼミ」にむけて、作物種は異なるが、ガラス室の片隅で栽培実験をしたり、外気温に関係なく実験できるように、水耕栽培実験も開始している。そうした実際に栽培しているものを見て、栽培の大変さであったり、植物も生きているわけで、環境によっては、生育が悪くなったり、場合によっては枯れると言うことを理解する。小学校に出前講義にいったときに、発芽をよくするために、できれば黒ポットに土を入れて苗を作って移して下さいと言うことも。。。小学校の頃には、確かに畑に直接植えたかもしれないが、なかなかうまくいかないこともある。先日、とある学校に行ったとき、少し時期が早いかもしれないが、サツマイモを植えていた。朝の気温が寒かったせいだろう、しなびていたというか、少しビニールでマルチでもすれば、何とかなると思った。何より、その脇で、イチゴがきれいに育っていたので、その栽培力があれば、ちょっとした不良環境を越えられないだけだと。。。そんな風に栽培して、子どもたちに見せることが、物事の簡単さ、難しさを理解するきっかけになるような気がした。あのあと、あの作物がどの様になったのか、もちろん、うまくいかなければ、多少経費はかかるものの、苗を改めて購入してマルチを最初からすれば、うまくいくと思う。実際に実演して、やることの大変さを見せるということは、実際を知らない子どもたちには何より重要な気がした。というか、うまく育ってほしいと。植物とともに、栽培をされている先生の思いが。。。そして、周りの不良環境を乗り越えると言うことも育ってほしいと。。。

DSCN2069.JPG 今年の春先はそれでも比較的天候はまとものような気がする。去年よりと思ってしまうからかもしれない。数日前の昨日の夕方、18:00頃だろうか、サイレンのようなものがなっていた。最初は17:00のサイレンでも鳴るようになったのかと思った。しかし、パターンが違った。広瀬川の上流で大雨でもあって放水でもあったのだろうか。気になったが、川まで行く時間もとれず。。。ただ、各地でかなりの雨が降っていたのは事実であるが。。。ニュースで川の増水というようなものがなくてほっとした。一方で、この時期にある程度の雨がないと、田植えをする上では困る。その意味では、夜にかけての少しの雨でもないよりはよいのかも。。。ただ、今年は冷夏になるという予報も。なんでも、エルニーニョ現象が発生しそうだとか。。。冷夏になって冷害が起きるのは困るが、。。地球全体の海水の流れというか、空気の流れというか、それが変化したからであろうが、さらにその上で制御しているのは、宇宙との相互作用なのだろうか。。。こうなるとわからない。ただ、そんなよくわからない水というか海水というか、その中に放流されたサケは元の川に戻る。その原因物質が同定されたというようなことも聞いたこともあったが、正確にはまだ決まってないのかもしれない。何れ、川から海への流れの中に、何かがあるのだろう。植物とは違うが、不思議でおもしろいことでもある。そうした「流れ」。物理の法則から考えれば、高い方から低い方に。逆にするためにはそれなりのエネルギーが必要となる。そういえば、師匠の日向先生がいっていた言葉を思い出す。「うまくいっているときは、少し無理をしてもがんばる。そうしたら、よい方向に行くようになる。うまくいってないときは、すこしがまんをする。」。たしかにそうかもしれない。ただ、時には流れを変えるくらいのことをしないと、物事が流れなくなってきているのも事実。。。というよりは、その流れがまだ明確でないときに、流れを読み、それをどうするかということを考えるべきなのかもしれない。

DSCN2440.JPG 「流れ」というのも、その人によって、感じ方、読み方がちがう。このタイミングという流れを逃さないのが、プロかもしれない。勝負事には流れがある。負けそうなチームが逆転するにもきっかけがある。流れに加えて、やっかいなのは、「相性」かもしれない。遺伝子同士にも相性がある。というと不思議に聞こえるかもしれないが、不和合性というのは、相性がわるい。和合性というのは相性がよい、ということと考えることもできる。環境というのも「相性」に対して大きく影響する。寒い、暑いもそうかもしれないが、ヒトのように考える動物の場合、相手の名前だけで、プレッシャーとなることもある。初めて海外出張をしたのが、アメリカの砂漠の町ツーソン。論文でしか名前を見たことがない人たちの発表を見て、それだけで感動したというか、プレッシャーであった。もちろん、英語がしゃべれないと言うこともプレッシャーになっていた。何度か国際会議に出れば、少しはなれてくるが、やっぱり、プレッシャーはある。英語との相性かもしれない。数学の問題の解き方に好き嫌いがあるように、実験でもちょっとしたくせというか、やり方の好き嫌いのようなものはある。もちろん、結果に影響すると言うことではない。だからこそ、数学の問題の解き方と比較するわけであるが。結論が同じと言うことで。ただ、イノベーションというか、新しいことをしようとするとき、それまでのやり方ではなく、今まで考えなかったようなことをやってみることは必要となる。今までなら、ある2つの事象を結合してとは考えなかったが、それを結合してみたら。。。意外と相性がよかったりする。最後は「へーーーー!!、なるほど!!!」と思うような結果と結論になるとおもしろい。そのためにも、対峙する問題との相性を理解し、こちらができることをやって見せて、流れができる前に流れを作りということかもしれないが、世の中は、そんなにうまくいかないことがおおい。それでもくじけずに、これをやることが意味があるのだという、論理破綻のない計画を立てて、実行すること。土日が出張でつぶれて、少し休みの時間がないせいか、疲れがたまった水曜日。あと2日、なんとかがんばってみるしかないのだろう。というか、やってみせることが大事なのだろう。

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 わたなべしるす


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安近短の過ごし方

2014年5月13日 (火)

暑くもなく、寒くもなく程よい天気ですね。
これでカラッと晴れてくれればと願う洗濯大好き母ちゃんの伊藤です。

遅ればせながら、我が家の安近短GWの記事をUPしたいと思います。

まず一日目は、大学附属の植物園へ行ってきました。
植物園と言えば、温室に世界中の植物が植えられているというイメージですが、そこにあるのは山!
52万㎡もある青葉山全体が植物園となっていて、散策する事が出来ます。
当日は「植物園の日」で、入園無料。ガイドツアーなどもあり、多くの人でにぎわっていました。
我が家はツアーには参加せず、気ままにぶらり。
おもしろいシダを発見して、真ん中に入りたいという次男。

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熊よけの鐘を高らかに鳴らす長男。

DSC00343.JPGのサムネール画像

広場では大学のリコーダーアンサンブルが素敵な音楽を奏でる横で、
池の中にイモリを見つけて大興奮、と我が家なりに楽しい一時でした。

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本館展示室では企画展示として「植物細胞壁のミクロの世界」が開催されていました。
内容は子どもにはちょっと難しかったのですが、、、この作品にくぎ付けの長女。
なんと、細胞壁の模型が全てビーズで作られていました。

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また別の日には、志津川湾の「ホタテまつり」にも行っていきました。
南三陸町が企画している福興市なのですが、1枚100円でホタテを購入し、その場で網で焼いて食べられます。
焼き具合が難しいなと苦戦している横で、旦那と子供たちは餅蒔きに参戦し、食べきれない程の餅もゲットしてきました。
帰る前に南三陸さんさん商店街に寄ってモアイラムネで一服。

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駐車場にはモアイ像も設置してあります。目のあるモアイ像はなかなかお目にかかれないらしいので、是非皆様もさんさん商店街へ!


またまた別の日、仙台コカ・コーラ企画の自然体験学習会に参加してきました。
蔵王の森への植樹体験と間伐材を利用した工作や自然観察会など盛りだくさんの企画です。
虫が大好きな次男坊は格別の思いを込めてクヌギの木を植樹。
夏にはこの森で昆虫採集をする気満々です。

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そうそう、連休最終日には勾当台公園で開かれていた「さくらんぼの種とばし大会」にも行ってきましたよ。

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東根市のキャンペーンで、参加するだけでサクランボが頂けるのです!
まだまだあまり出回っていない佐藤錦を貰えるなら参加するしかない!
という事で、家族そろって出場。
思ったより記録は出ませんでしたが、優勝者は6月に東根で行われるジャパングランプリにも出場出来るんですって。
種飛ばし教室なるものもあって、なかなか奥深いみたいです。

こうして我が家の安近短GWはたくさんの楽しみと、疲労たっぷりで終わったのでした。


いとう

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