東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

小さい頃、危機、逆転(9/8)

2014年9月 8日 (月)

 名古屋、津、韓国出張から戻ってきたら、ずいぶんと気温も下がり、秋らしくなって、風が涼しい。空気の湿度も下がり、より秋も深まるという感じで。。。収穫の秋でイネの頭も垂れてくるのでは。。。今は収穫は機械でそれも天日干しすることなく、乾燥機でも実を乾かす。そうなると、多くの場合、稲わらは裁断されて、田んぼに稲わらが積まれることもない。昔は、あのわらをみつあげて、基地を作ったり、色々なことをした。稲刈りが終われば、田んぼも乾燥しているので、野球をできる場所も広がった。そんな小さな頃に覚えたことは、忘れないし、その後、大事ということがいわれる。そういえば、全米オープンの決勝進出をした錦織圭氏の記事がたくさんある中に、「小学校の作文に決意」というのを新聞紙上に見つけた。小さな子供の頃から、こんなことを考えて、活躍していたのだと。。。感動でした。こうしてみると、小さい頃に、何をどれだけできるのか、大事だろう。この年になったら。。。と思う。ただ、小さい頃の心を忘れないようにして。。。そして、小さいうちに、草引きをすれば、大きな雑草にならないだろう。気温も下がってきたこともあって。。。

DSCN3661.JPG 今年は気温がそれなりであったかもしれないが、異常気象であった。すごい雨降りであった。その意味では、地球レベルの危機である。CO2が多くなってきたからであろうか。植物がCO2を固定しているが、それ以上に使っているから。というので、色々考えられているが、地中に埋めるとか。埋めたとき、どうなるのだろうか。地球の中で何が起きるのだろうか。。。何か起きなければ、。。。前に書いたことがあるかもしれないが、できるかどうかは別として、宇宙空間にというのは。。。もちろん、その方が宇宙全体の危機を招くのかもしれない。その当たりはバランスの問題で。。。いずれ、この危機的状態を何とかしないといけない。。。これよりも最悪にならないように。。。

 いずれ、危機的な状態を何とかするには、。。。ぱっと思いつかない。CO2だけの問題でなくて、他にも危機的なことはたくさんある。食糧問題などなど。そんな時、あり得ないような発想ができれば。何を持ってあり得ないとするか。逆転の発想というのはできないのだろうか。CO2がゼロになるわけにはいかない。植物が生育できなくなり、O2が地球から消える。。。。といように、物事を逆さまにしてみてみると、見えないことが見えるような。。。そんな逆転をしてみること。それができるようになれば、普通に見えていることがそうではないように見える。そこに、新しい発展があるのではないか。。。こんな風に考えていれば、毎日がもっとちがって見えるような気がした、1 weekほどの出張であった。

DSCN3693.JPG
 わたなべしるす

ページの一番上へ

先入観、配置、転換点(9/3)

2014年9月 3日 (水)

 今年は冷害になると、そんなことが春先に言われていたような。そうなるとイネの実験系が。。。と心配した。穂孕期から開花少し前くらいまでは、さほど寒くないというか、暖かく、回避できたと思っていた。ただ、開花期が少し寒いのではと思える日もあった。最高気温が20oCになった数字は、ひやひやであった。と言うのが仙台での実情。ただ、全国的に見たら、例年よりは、ずいぶんと涼しいし、雨で日照不足らしい。確かに、東海地方に出張できているが、夕方になり、日が陰ってくると、仙台ほどではないが、かなり涼しい。例年この時期に東京以西への出張だと、こうはいかない。ということは、ここ数年というか、そうしたことから見たら、ずいぶんと温度が下がっているのだろう(この文章を書いていて、8月は異常気象だったというニュースが。。。)。長雨と日照不足で、イネにイモチ病がずいぶんとで始めているというニュースも。。。東北地方が比較的好天に恵まれたので、米が足りないと言うことにはならないようであるが。。。どうしても身の回りだけで物事を見がちかも知れないが、できるだけ幅広くみて、先入観を取り除かないと、大事なことを見落として、間違った結論になってしまうような。。。それだけはないようにしないと。。。そういえば、名古屋ではクマゼミが鳴いていた。当たり前かも知れないが、どこまで北限になっているのか。。。セミであれば、さほど問題がないのかも知れないが、セミでないような昆虫の場合。。。問題となることも。。。いずれ、先入観を捨てて、現場をしっかりと見ることだろう。

DSCN3657.JPG 繰り返し実験をするときに、例えば、水田を分割して、植えた位置の影響が出ないようにするために「実験計画法」と言うのがあるというの習ったような。植物育種学の時間だったような気がする。そんな本が、ずいぶん古い本であったと思うが、日向先生の教授室の本棚にあったような。実際にめくったことはないが、反復実験をして、誤差というか、分散を小さくして、と言う発想だったような。それくらい何をどこにおくのか、と言うことは実は大事な問題。たしかに、地震の時に、どこにそのものをおいて置くかでずいぶんと違う。搖れの方向と同じだったり、それと直角だったりで、影響が全然違うとか(3.11の時は、1F, 2F, 3Fと言う位置というか配置で、大きく違った。)。今年の長雨、日照不足も太平洋高気圧の配置が例年と違うから。。根本的に何から影響を受けて、この高気圧の配置になっているのか。それを子供の頃のように戻せないのか。何が原因で結果なのか。。。それがわかれば。。。もう少し快適な環境にもどるような気がする。

 夏と秋の境目。。。今年はかなり速い。虫の声と言うより、気温が下がっている。と言うことは、今年の秋から冬への転換も速いのだろうか。降雪が多いのだろうか。。。と心配になる。昔を振り返ると、ここで何かが変わったのだなと思うのはある。ただ、そのことに、その時に気がつくかというと。。。むつかしい。いろいろなものに「転換点」がある。それに対してすぐに気がつくようになるためには、ある種の先入観をなくして周りを見ることができないといけないのだろう。秋・冬への転換点。来年に備えて、今年できるものをきちんと収穫して、冬の寒さに備えないと。。。そういえば、今月頭から、科研費の公募が。。。その意味では、8/31から9/1への日付けのchangeは、大きな転換点だったと。。。がんばらないと。。。

DSCN3662.JPG
 わたなべしるす

 PS. 昨日のニュースに愛媛県の高校野球に一時代を築いた上甲監督が亡くなられたと。。。渡辺が高校生時代には、宇和島東とやってというイメージはあまりないが、卒業したあと、県大会の決勝で、ずいぶんと痛い目に遭ったというか、勝てなかった。。なぜ、勝てなくなったのか、遠く離れた仙台にいたので、それがよくわからないが、何かの先入観でもって勝とうとしたのか、何かの配置ミスなのか、いずれ、大きな時代の転換点がそこにあったから、宇和島東の時代があり、そのあとの済美の時代があったのだろう。ずいぶんと早くになくなられた。。。愛媛の野球をこよなく愛してきたものとして、。。。ご冥福を祈るばかりである。


ページの一番上へ

マカロン!マカロン!マカロン!時々、最中。

2014年9月 1日 (月)

マカロンが盛岡からやって来ました。渡辺先生の出張のお土産です。ありがとうございます!

DSC_5271

北上が本店の菓子店ブール・ドゥ・ネージュのマカロンとダックワーズですよー!やったー!このお店とは、ちょっとばかり縁があり、渡辺先生が買ってきて下さいました。盛岡三高の近くだしね。あ、最近テーマ曲が出来たらしいよ(業務連絡)。

DSC_5272IMG_0748

ここで、マカロンについての歴史を少しおさらいしてみましょう。マカロンとは、フランスのメレンゲ菓子のこと。卵白と砂糖を泡だてたメレンゲに、細かく砕いたアーモンドやくるみなどの木の実を混ぜ合わせて焼いたものです。語源はパスタの"マカロニ"からと言われています。フランス菓子なのに"マカロニ"?ふふふ、そ・れ・に・はッ、深い訳があるのよッ(ダミ声で)。

DSC_5297

マカロンの始まりは、16世紀。かのメディチ家の姫であるカトリーヌ・ド・メディシスが、イタリアからフランスへ嫁いだ際、一流の料理人、菓子職人を多く連れて嫁いだと言われているんですが、彼らがフランスにマカロンを伝えたのが始まりらしいです(諸説あるうちの一つです)。セレブってすごい!彼らはマカロンだけでなく、多くの食文化を伝え、独自に発展させ、フランス料理の礎を築いたとされているんですね。

DSC_5276IMG_0747

さて、マカロンと一口に言っても、様々な種類があるのをご存知でしょうか。例えば、ロレーヌ地方に伝わる「マカロン・ド・ナンシー」、北フランスの「マカロン・ダミアン」、ボルドー地方の「マカロン・ド・サンテミリオン」など。素材は基本、卵白、砂糖、アーモンドなんですが、作り方がちょっとづつ違います。外見、食感はかなり違います。色んなバリエーションがあるってことは、日本の最中みたいなものかもね(つぶあん、こしあん、等々、種類が沢山あるし)。

DSC_5278IMG_0746

そして、日本人がもっとも親しんでいるポピュラーなものが「マカロン・パリジャン」。パリ風マカロンです。老舗の菓子店「ダロワイヨ」が1832年に作ったマカロンにアーモンドクリームを挟んだものが原型と言われたり、1930年に「ラデュレ」が2枚のマカロンにジャムやクリームを挟んで売ったのが始まりとか言われています(諸説あります)。ちなみに、最中の商品としての起源は江戸時代、吉原の当時の煎餅屋、「竹村伊勢」で売り出されたものだと言われています。

DSC_5285DSC_5292

そんな「マカロン・パリジャン」ですが、すべすべの肌に、"ピエ"と呼ばれるぎざぎざがついており、ほろっとほどける食感が最大の特徴です。これ、実は作るのにかなりコツがいるそうで、作り手泣かせのお菓子なのだそうです。その日の天候、気温に左右され、プロのパティシエでも、まれに失敗することがあるとか。ちなみに、最中のあんこも、その時の小豆の含水率、気温、湿度に出来上がりが左右されます。一定の風味を保つため、熟練の職人さんが日々、煮詰め方を変えているそうです。

DSC_5259

現在のマカロンはその可愛らしい外見と、多様な香味から日本でも広く愛されています。「マカロン・パリジャン」自体がシンプルなレシピであるからこそ、加えた素材の個性が生かしやすく、各店ごと多様なバリエーションが生み出されていると言えるでしょう。代表的なところで言えば、ピエール・エルメ・パリラデュレ(かつてピエールエルメも在籍してました)、サダハル・アオキ等々が代表的なマカロンの名店です。まさに群雄割拠の戦国時代ですね。お値段もピンからキリまであります。最中の価格もピンからキリまで、あるしねー。


ま、いろいろ語ってみたけーどー。難しい解釈は抜きで、一口で幸せな気持ちにさせてくれるものだと思うんですよ、マカロンって。もちもちしてほろっとほどける、はかなげな食感も日本人好みなのかもしれませんね。女性を中心に、幅広い層に支持されているのも納得な気がーするー。

 

と言う訳で、マカロンごちそうさまでした!

 

 

ますこ

 

ついしん。

 

展開ゼミ、準備してます。いまのところの種リストはこんな感じです。

暫定案なので、まだ変更の余地あります。鉢植えとして育ててもらうもの2種と、モヤシ(スプラウト)を育ててもらおうと思ってます。秋冬なんで、基本的に葉もの、根もの主体になるよ(ブロッコリー、カリフラワーは花だけど)。仙台の凍てつき霜降る冬の中、実物を育てたいという猛者のために、一応種はあります。奇特な方はお声掛けを。ともあれ、楽しんでくれるのが一番うれしいので、気楽に。だけど、レポートのためのデータ取りは忘れずに!

IMG_0744

ページの一番上へ

夏の思い出 と ぶどうのお話

2014年8月29日 (金)

子供たちの夏休みもやっと終わり、

3食のご飯に頭を悩ます事もなくなりました。

全国のお母さん達、お疲れ様でした。

 

さて、遅ればせながら我が家の夏休みのご報告を。

今年は祖母の初盆の法要があり、車で長野を経由して名古屋・静岡まで行ってきました。

 

DSC00896.JPG

正直、遠かったです。一日平均して4〜5時間は車に乗っていました。

車中では定番の大しりとり大会。

子どもにも容赦なく「ら」行攻めにする旦那ですが、

末娘も2年生になり涙する事もなく盛り上がります。

ここぞとばかりに2年生の必修である九九のCD

中学生の勉強のお供English Text CDを流すと、、、涙です。

 

長期間のお休みを頂いたお陰で、移動の合間に子供たちの

お楽しみ時間も。

 

素敵なホテルに宿泊し

 

DSC00874.JPG

ゴーカートに乗ったり

 

DSC00884.JPG

水族館に行ったり

 

DSC00936.jpg

美味しいシュワシュワを飲んだり。

 

DSC00865.JPG

たっぷりリフレッシュしてきました。

 


そして帰って来た私を待ち受けていたのは、美味しいぶどうさん達。

岩本くんのダイアリーに続いて食したのは、、、

ゴルビー」と「伊賀乙女(安芸クイーン)」。

 

乙なネーミングに菓子メーカーのの○ルビー?それともゴルバチョフか?なんて冗談を言っていたのですが、見事にビンゴ!

名前の由来は、早口言葉でも流行った旧ソ連のコルバチョフ書記長。

(←絶対噛んじゃうよね。)

 

DSCN0304.JPG

伊賀の安芸クイーンは種有りなの。ちょっと面倒かなと思うけれど、ジベレリン処理をして無核にすると有核よりも風味が落ちちゃうそうです。
種があって面倒だなと思う以上に甘くて美味しいぶどうでした。

DSCN0303.JPG

 

諏訪部先生、本当にご馳走様でした。

 

いとう

ページの一番上へ

植物電顕サマーセミナー in 宇都宮

2014年8月28日 (木)

こんにちは、M2の辺本です。


26~27日に帝京大学宇都宮キャンパスで電子顕微鏡サマーセミナーが開催されました。
今回で3回目らしいのですが、初めて参加してきました。

P8280493.JPG

試料作製段階で使用する試薬の効果など、原理的な話がメインだったので、
電子顕微鏡に触れたこともない私は、兎に角、メモを取るのに必死!!
化学式がたくさん出てくるわー、知らない試薬名出てくるわー、で泣きそうになりましたが、
2日目にもなると慣れてきて、少し理解もできたかなと思います。
他にも、本には載っていない経験者だからこそ話せる内容まであり、とても濃いセミナーでした。
きっと経験者だったら、もっと収穫があっただろうなーと悔しい気持ちになるほどでした。


ミキサーや懇親会では、先生を始め、テクニシャンの方、先輩方とも話をすることができました。
研究の話だけでなく、これまでの経歴・経験などについても伺うことができたのは大きな収穫です。
研究においても自分の強みを持つことの大切さ、人との繋がりをつくる大切さを感じました。
また、学生なので励ましの言葉をいただくことも多く、身の引き締まる思いでした。
ひゃー、頑張らなー。(駄目だ、引き締まってない。)


今後も、セミナーやワークショップなどを開催するそうなので、
機会があればですが、また参加できたらなと思います。
画像データ解析についてのセミナーもあるらしい。
それにしても電子顕微鏡、奥の深い分野です。うむー・・・。

なべさん、有意義なセミナーに参加させていただき、ありがとうございます。


セミナー終了後、餃子でも食べて帰ろーと思っていたのですが、
2日間ずっと頭フル回転だったので、ヘトヘトで・・・ちょっと。
ということで餃子像をカメラにおさめて、餃子はお土産に。

2014-08-27 17.20.17.jpg

これが有名な?餃子像。一回折れたそうです・・・かわいそうに。

2014-08-27 17.20.22.jpg

餃子像の隣に、なぜかカエルさんがいました。

DSCN0414.JPG

お土産の餃子は早速お昼に食べました。
焼いてくれた増子さん、ありがとうございます。
今日も、お腹いっぱーい!

DSCN0425.JPG

ではでは。


M2 ナベ

ページの一番上へ

diary Top« 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30

ARCHIVE