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【遺伝研】北野班の記事を表示しています

北野が米国国立進化統合センターに招待されました

2011年の11月4日から11日にかけて、米国の国立進化統合センターNational Evolutionary Synthesis Center(NESCent: http://www.nescent.org/)の性染色体進化のワーキンググループに招待して頂き、第一回会合に参加してきました。ノースキャロライナ州のダーラム市に位置するNESCentは、進化生物学の統合的なデータベースの作成を目指しており、私は性染色体の15人ほどのグループ(The Tree of Sex)のメンバーに選ばれました。アメリカの底力(構築力や統合力や馬力など)をあらためて実感しました。日本の進化研究もよりいっそう頑張らねばと思いました。

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発足以降の北野班の活動をまとめました

ゲノム遺伝子相関に関わる活動について、新学術発足から現在までの活動状況をまとめました。

2011.10.28
アウトリーチ活動
富士高校の生徒さんにラボ見学して頂きました。大変熱心に興味をもってきいてくれる学生さんもおり、将来の研究者が生まれることを願っております。

2011.10.12-13
招聘集中講義
京都大学理学部で生態遺伝学/ゲノミックスの集中講義をさせて頂きました。最後は声がかれてきて大変聞き苦しかったかもしれず聴講の方々すいませんでした。私自身はこれまでの知識を整理することができ、また、招いてくださった渡辺(勝)先生はじめ動物生態の方々とも交流できて有意義な時間でした。ゲノム遺伝子相関現象が、様々な生物種の様々な野外生態現象に関わっていることを確認できました。

2011.9.23
国際シンポジウム主催
旭川での動物学会にて「Integrating Geonmics into Physiology」と題して東大大気海洋研の日下部さんと国際シンポジウムを主催しました。講演頂いたアダムルッケンバックさん、マークロックマンさん、石川麻乃さんありがとうございました。すばらしい講演ばかりでした。最終日にも関わらず参加者も多く、聴衆の方からも活発な質疑があり、生理学とゲノミックスのますますの融合研究が楽しみです。震災後の日本の状況が不安定な中、来日の快諾を頂いたアダムとマークには本当に感謝です。動物のゲノム遺伝子相関現象の解明には、生理学的研究の動員がますます必要になってくるでしょうし、そういったコンセプトで開催いたしました。

2011.9.10
国内ワークショップ主催
慶応大学での動物行動学会にて「エソロジーの新展開:トゲウオをモデルに」と題してワークショップを主催しました。講演頂いた小北さん、高橋さん、久米さんありがとうございました。みなさまトゲウオを題材に新しい領域に挑戦しておられ、特にトゲウオの行動ゲノミックスの今後の展開など、大変楽しみです。行動遺伝、ましてや行動ゲノミックスなどは日本動物行動学会では大変マイナーなのですが、行動生態やエソロジーの新発展にかかせないと思います。

2011.9.7
海外学会発表
北米の水産学会AFS2011(シアトル)でのConservation Genomics(保全ゲノム)シンポジウムに、オーガナイザーの方から声をかけて頂き講演しました。保全にゲノムを導入する分野の進展の早さにも圧倒されました。我々のグループもよりいっそう頑張らねばと思いました。

2011.8.10
アウトリーチ活動
韮山高校の生徒さんが職業体験に来られました。大変熱心で優秀な生徒さんでした。この中から将来の研究者が生まれるといいですね。

2011.7.27
国際学会招待講演
京都で開催されましたSMBE(国際分子進化学会)の種分化のシンポジウム(遺伝研シンポジウムと共催)で招待講演させて頂きました。いろいろ貴重な助言など頂きました。

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