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【遺伝研】北野班の記事を表示しています

日本動物学会にてシンポジウムをオーガナイズ

東北大学にて開催されました日本動物学会にて、基礎生物学研究所の田中実先生と「性と生殖 - 繁殖システム多様化の遺伝・生理機構」と題しましてシンポジウムをオーガナイズしました。

いつ繁殖するのか、何匹とつがうか、どのくらいの子孫を残すのか、など有利な繁殖システムは、生息環境によって異なると考えられます。実際、繁殖システムの多様性は実に多くの生物で知られており、地道なフィールド調査は、その多様性をあきらかにしつつあります。しかし、実際にこのような繁殖システムが多様化する生理機構や遺伝機構については不明な点が多く、本シンポジウムでは、フィールド調査による近縁集団間の変異調査、内分泌シグナルの分化、遺伝基盤など、マクロレベルでの繁殖行動観察から生理機構のミクロレベルまでを網羅する多様な研究者に講演していただきました。

シンポジウム後の懇親会では多くの会員の方々から「たいへん面白かった。可能性を感じる分野だ」などのコメントを頂き、講演頂いた小林牧人先生、小北智之先生、池上啓介先生、石川麻乃先生誠にありがとうございました。(2014.9.12)

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日本進化学会にて若手の受賞

高槻で行われた日本進化学会にて、石川麻乃研究員が最優秀口頭発表賞、院生の伊藤史博さんが優秀ポスター賞を受賞しました。

石川研究員の最優秀賞受賞は昨年に続いて二年連続です!異なる研究課題を報告しての受賞です。適応放散しやすい系統としにくい系統の間での遺伝基盤の違いについて最新の成果を報告しました。
伊藤さんは、トゲウオの求愛行動の違いの神経基盤に関する研究を報告しました。

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小学生対象に夏休み講義

三島市と遺伝学普及会の連携事業として、三島市内の小学生31名を対象に国立遺伝学研究所にて夏休み講義・実習を行いました。進化や遺伝の簡単な解説の後、トゲウオを実際に触って近縁種間の違いを実感してもらいました。たいへん、熱心な子供たちもいて、将来の研究者が生まれるといいですね。


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動植物の性決定システムの多様性の総説がPLOS Biologyに掲載

動植物の性決定システムは実に多様性です。北野班では、性決定システムの多様性がどのように性的二型の進化や種分化に影響を与えているか研究しています。このたび、米国進化統合センターのコンソーシアムのメンバーとしてまとめたデータベースが公開され、それにともなって総説も、PLOS Biologyに掲載されました。

Bachtrog, D., Mank, J. E., Peichel, C. L., Kirkpatrick, M., Otto, S. P., Ashman, T. L., Hahn, M. W., Kitano, J., Mayrose, I., Ming, R., Perrin, N., Ross, L., Valenzuela, N., and Vamosi, J. C. (2014) Sex Determination: Why So Many Ways of Doing It? PLoS Biol 12(7): e1001899. doi:10.1371/journal.pbio.1001899
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Bachtrog et al. (2014) PLOS Biologyより。

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「遺伝子が語る生命38億年の謎」出版

国立遺伝学研究所が編集した「遺伝子が語る生命38億年の謎」が悠書館から出版されました。北野は第5章の「多様性を生み出す進化の謎」を、高橋は第7章「遺伝子多型の謎」を、隅山は第8章「ヒトゲノムの暗黒部分の謎」をそれぞれ執筆しました。ゲノム遺伝子相関の基礎となる遺伝子やゲノムに関する知識を一般の方へ分かりやすく紹介することを目指した本です。


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