東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年6月の記事です。

【出前講義】宮城県仙台第一高等学校・飛翔型「科学者の卵養成講座」(JST)を広報、第2弾とイネの栽培指導(6/25)

2014年6月25日 (水)

 長かった出張から昨日仙台に戻り、自分のlabのパソコンで仕事をすることがこれほど恵まれているのかということを、実感しています。もちろん、外で仕事ができることは、それなりによいことではありますが、displayは小さいし、などなど。。そんなことも言ってられないので、できることを少しずつでも前に持って行くことをしないと。。。飛翔型「科学者の卵養成講座」の広報活動。昨日が、福島県立福島高等学校。今日は宮城県仙台第一高等学校。ここは、自転車で行くことが可能なので。。。月初めにも出前講義で伺いましたので、それ以来です。

DSCN3100.JPG 説明会は生物の講義室。放課後でしたので、生物部員の方々がいくつかの実験等をされていて、参加者を少し待ってということで、予定よりも少し遅れての説明会となりました。プレゼンは昨日の福島高校と同じように、プログラムの内容とそれに対して大学サイドというか、プログラムを運営している側として、どの様に考えているかなどを説明。

DSCN3105.JPG 質疑のところで、いくつかの事務局で考えてなかった質問が。。。「英語は会話ができないといけないのか。。。」。これは、そういえば、昨日の福島高校でも同じことを聞かれたような。。。帰国子女とかでない限り、高校生で外国の方と普通にやりとりできるという方は、希なのでは。なので、英語をしゃべろうとする努力をしてほしいと。。。もちろん、場合によっては、本講座の修了生の「ひよこさん」たちを各テーブルに配置して、しゃべりやすい環境も作りたいと。。。また、去年は、予算の関係で「正規生」だけでなく、「非正規生」という自主的にプログラムに参加するメンバーも入れました。基本的に「非正規生」をどう考えるのかですが、基本、正規生として、1年間の基礎コースというルールを作っていましたので、「非正規生」には、今年、チャンスがあると思っております。詳しいことは、近日中に、科学者の卵養成講座のHPで発表したいと思いますので。また、最初の開講式と講義がある日程がすでに予定が入っているという方も。。。どうすればよいかという質問でしたが、どちらを選択するかというのは、とても大事なポイント。しっかり考えて、選択頂ければと思います。最後に、昨年の履修生からのコメントをもらう予定でしたが、すっかりこちらが失念しておりました。ぜひ、他の方々にもこのプログラムの良さを説明頂ければと思います。

DSCN3113.JPG 講義のあとには、前回の出前講義の時に拝見して、栽培条件を整えないといけないと思ったイネ。バケツに植え替えて、その後、比較的天候もよかったので、順調に育っているかと思いましたが。。。少しというより、かなりの深水栽培のしすぎ。。。指導されている小松原先生も。。。。もう少し水を控えてということと、仙台から少しはなれれば、水田を見ることは可能。そうしたところで、ぜひ、観察してほしいと。自分たちのイネと何がちがうのか。。。

DSCN3115.JPG 実験指導のあとに、ちょうど教育実習に来られていた学生さん2名とお話しする機会が。1名は、本学農学部の4年生。昔でいう畜産学科。教員もすっかり変わられたことと昔から研究室の名前も変わっていましたが、研究棟の3Fということで、何となく。。。もう1名は茨城大・理学部の学生さんで、渡辺が共同研究をしていた先生のこともご存じでした。やっぱり世の中狭くできています。。。何かのおりに、また、お一緒できれば。。。その後、30min以上だったかと思います。小松原先生と今後の連携、教育指導方法、評価など、deepな議論ができました。それらを踏まえて、labでも活かさないといけないと。明日は、2年生が中心と思いますが、夕方、研究室見学に。楽しみにしておりますので。最後になりましたが、今回の説明会などの設定をいただきました、小松原先生、菊池先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす



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いんぎらーと、いばらき旅

2014年6月25日 (水)

こんにちは、M2の辺本です。


ちょっと久しぶりのラボです。
お留守番部隊、お留守番ありがとうございました。
お留守番日記(123)は3つとも植物に関する内容です。
さすが植物を扱うラボですね。


今朝温室の様子を見に行ったら、モンシロチョウが大量発生していました。
地元のふれあい昆虫館のチョウの園を思い出すほど素晴らしい光景。
誰か蝶の研究をしている方いないかしら・・・サンプル沢山ありますよ。

私達は蝶を扱わないので、虫取り網で捕まえて逃がします。
大学院生が虫取り網で蝶を追う姿を、
温室の側を通る方々が不思議そうな目で見ていました。恥ずかしい。
50匹を目指したのですが、48匹捕ったところで疲れが・・・
あ、蝶の数え方は普段「匹」ですが、学術論文などでは「頭」らしいですね。
そんなモンシロチョウ、まだまだ隠れております。(あと20匹はいるかな?)
ストレス発散したい方、温室へGO!


話は変わり、先日曽根さんに遊んでもらいました。
曽根さんが毎日頑張って働く茨城、自然豊かな場所です。

紹介であった牛久大仏も見てきました!本当に大きい!
写真で見るのと迫力が全く違いますね。

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曽根さんの隣に写っている顔でも結構な大きさなのですが、
「大分様のお顔は、この模型の1000個分のボリュームに相当します。」
とのことです。すごいでしょう?
螺髪も大きいです。大坂さんが喜びそうな形だわー。


大仏様の中は想像以上に現代的でしたよ。
皆さんも是非遊びに行ってください。
初めて写経も体験できました。

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あとは、動物と戯れたり、鯉に驚いたり・・・
某テーマパークを意識した感じなので、楽しめました。

いんぎら~っと過ごせました。
曽根さん色々ありがとうございました!
おしゃれで美味しいごはんもご馳走様でした。

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M2 ナベ

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【出前講義】福島県立福島高等学校・飛翔型「科学者の卵養成講座」(JST)を広報、第1弾(6/24)

2014年6月24日 (火)

 火曜日の午前中まで東京で打合せ。先々週の水曜日からの出張もようやく終わり。最後は、出張の始まりのところで採択の決まった飛翔型「科学者の卵養成講座」の広報活動。採択が決まったら、すぐに広報に出るのですが、絶妙に出張がすでに入って。。。身動きが取れず。。。〆切の10日ほど前にしか説明にうかがえないというのは、申し訳ありません。最初の説明会は、福島県立福島高等学校。毎年、たくさんの受講生を輩出してくれている高校で、SSHの運営指導委員も仰せつかっております。

DSCN3094.JPG プレゼンには、このプログラムの採択に向けてのヒアリング資料を使って。これまでの一連の「科学者の卵養成講座」で、どの様な実績があり、それによって、受講生が発展したのかと言うことを紹介。そのあと、このプログラムのミソである「グローバル」の部分として、英語教育、海外での実践など、これまでのプログラムではなかったようなことを紹介。もちろん、すでに見て頂いているとは思いましたが、飛翔型「科学者の卵養成講座」のHPについても紹介し、是非、中身をよく見て、しっかりした提案書を書いてほしいと。また、かなりの倍率が期待されるので、この講義を受講できる意味、その代わりに受講できずに落選した仲間がいるということをしっかりと認識してほしいと。

DSCN3095.JPG 最後の質問コーナーでは、英語を話す自信がないのだけどとか、将来に向けて、専門性を高めるのが大事なのか、広く物事を理解することが大事なのか。などなど。また、昨年度の受講生もしっかりと、このプログラムの重要性を語ってくれました。何よりも同級生、先輩からの声は偉大だと思いますので。よい答案が届くのを楽しみにしております。

DSCN3099.JPG 来月の7/1(火)には、キャリア教育でまた伺います。3年生対象と伺っており、こちらも楽しみにしておりますので。最後になりましたが、今回の説明会などの設定をいただきました、橋爪先生、細谷先生、国分先生、高野先生、原先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 講義の前後に、SSHとの連携など、多くの先生方とお話しできました。ありがとうございました。また、課題研究を始めるに当たっての講義の時にお目にかかった渡辺の小中高の後輩に当たる先生も講義を聞きに来て頂きました。ありがとうございました。ありがたい限りです。



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おるすばん日記 Part 3

2014年6月24日 (火)

留守番部隊No.2のますこです。

伊藤さんがおるすばん日記に乗っかってくれてうれしいな。ありがとうございます>伊藤さん

昨日の続きです。

今日はちゃんと写真を撮ったので、温室の野菜と、水耕栽培の様子をリポートしてみます。

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まず、バジルです。もっさもさです。もうジェノバソースにしてもいい位のボリュームになりました。

あまり置いても硬くなるので、今が食べ時かもしれません。

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花芽がついて来るので、深く摘んで葉がかたくなるのを防ぎます。

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左はベビーリーフ。ベビーというか、もう立派なレタスです。

コマツナ、ルッコラ、レタス等の混合種なんですが、今回はレタスが多いです。そろそろ食べようかね。

右は春菊です。脇芽を摘み摘み食べてきました。

そろそろ脇芽が出なくなってきた株もあり、整理しつつ食べてます。

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ミニトマト。かなり立派になってます。ブドウの如く。

この後、少し混んできた下葉を整理しました。泥はねによる病気予防ですね。

脇芽を継いだミニトマトも、だいぶ大きくなってきました。これからに期待ですね。

どちらかというと、脇芽を伸ばして2本で仕立てた個体は花が多いが実が生るのが遅い。

脇芽を摘んで1本に仕立てた個体は、花は少ないが実が生るのが早い、という様子が見られます。

実がとれる時期がズレていいかもしれん。じゅるり。

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オクラーズ。アーリーファイブ、まるみちゃん、赤まるみちゃん、白ひすいが植わっています。

コンスタントに花が咲き、コンスタントに実が生ります。

葉も茂って元気ですね。これも、この後、下葉を整理しました。

毎日、丁度良い実を取ってやらないと、個体が弱る上、硬くなり食べられなくなるので注意して見ています。

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ズッキーニ・ダイナーズ。

非常に大きく、たくましく育っています。葉の白いのは模様で、病気ではないようです。

かぼちゃの仲間なので、受粉が必要です。

温室は訪花昆虫が少ない(いない)ため、人間が受粉してやります。

受粉が出来ている時は実が大きくなります。ダメだと実が黄色くなって枯れてしまうようです。

最近、雄花が咲かなくて、あんまり受粉出来てません。まー、そのうち。

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さつまいも。これは紅あずまだったかな?

徐々に大きくなってきました。良いさつまいもが生ると良いなあ。。。

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キュウリーズ。1号、2号、3号とも、コンスタントに実をならせてくれます。

一度ウドンコ病になりましたが、葉を早目に刈ったり、薬をやったりしたので広がらず、元気にしています。

湿気て寒いといけませんね。時々、泥はねによる病気防止のため、下葉を刈ってやっています。

ある程度の節まで伸ばしたら、頂芽を切って脇芽を伸ばしますが。。。

支柱を超えるくらいになったら切ってもいいなあ。

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今日も素敵なキュウリがなりました。早速冷蔵庫に入れておきました。

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水栽培のミニトマト1号。

一度根ぐされで死にかけ、もうダメだと思っていましたが、復活したので外に出しました。

外にいた方がなんとなく調子良いようですね。窓際だと光と温度が足りないようです。

下葉が薄黄色なのは、一度死にかけたから。上の葉はそうでもないんですけどね。

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つるなしいんげん・サツキミドリ。

コンスタントに生るので、実を次々取ってやります。じゃないと弱りそうな気がします。

今日もこれだけ取れました。少し疲れてきたのか、長い莢が取れなくなってきましたね。

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えだまめ・酒の友。2週間ほど前、無理やり土寄せをしました。

莢がついてきました。もう少し太れば、ほんとうに酒の友になってくれそうです。がんばれ。

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水栽培の野菜たち。窓ぎわなので逆光ですいません。オクラーズ。

徒長はしていますが、水栽培と窓際と相性がいいのか、特に支障なくコンスタントに実がなります。

柔らかくて、くせがなく、美味しいオクラになります。

苗立ての際にかなり大きくしたのも良かったかもしれません。

光が少なくても、トマトやキュウリのように障害が出づらい感じがしています。

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ペットボトルを横にして作った水耕栽培器では、にじいろ菜(不断草)を育てています。

種から水栽培ですが、だんだん大きくなってきました。多少徒長していますが、今後どうなるか。

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ミニトマト2号は、ひょろひょろですが、元気です(ピンボケすいません)。

1号を外に出したら調子良さそうなので、これも外に出そうかなあ。

ミニトマトは光が多い方が調子が良い気がするな。

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きゅうりは一時すっかり葉が枯れ、茎だけになってきましたが、脇芽が出て、葉が広がってきました。

もうダメかな、と思ってたんですが、もうちょっと様子見ます。

最近、暖かくなって廊下の温度も上がったので、調子が良いのかも。

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水耕栽培は、窓際でやってみて、一番相性が良かったのはオクラでした。

他、きゅうり、トマトは光が足りないのか一時寒かったのか、徒長して実もあまり付かなくなってきました。

今後どうなるか、観察してみます。

 

さて、明日には皆帰ってくるかな。お土産話を楽しみにしています。

おるすばん日記でした。

 

 

ますこ

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おるすばん日記 Part 2

2014年6月24日 (火)

お留守番部隊No.1の技術補佐員、伊藤です。
今日は昨日より涼しく、怪しい雲行きの仙台です。
またスコールのような雨が降ったりしなけけばよいのですが、、、。
仙台の梅雨特有の寒暖差に身体がついていかず、
体調を崩す方も多いのではないでしょうか?
健康管理に気をつけたい今日この頃です。
さて、前回Diaryに載せたユリの木ですが、面白い形に変化しましたよ~。
花が散り、ローソクの炎のような形をした集合果が顔を見せました。
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運良く落ちている果実を発見したので拾って切ってみました。
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小さい種がいくつも出来ているのが分かります。
甘くて良い香りも漂ってきます。
さてさて、この後どう変化していくのか、また楽しみです。
果実をなるべくアップで撮影しようと思い近づいていると、
なんだか葉がテカテカ光っているのにも気がつきました。
雨も降っていないのにと不思議に思ってよくよく見ると、
照かりは葉脈に沿っていて、触るとベタベタした感じ。
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う〜ん、ユリの木さん、何か出してるね。
ユリの木は蜜源植物で良質の蜂蜜が得られるというし、
葉の形も楓に似ているので、メープルシロップみたいな物かなと期待してみましたが、、、、舐めるのはちょっとためらう。
今度勇気のある学生さんにでも試してもらおうかな?
そんな妄想にふけっていて、ふと、時折研究室に蜂が飛び込んでくるのもこの木があるせいかもなんて考えたりして。
基本的に飛ぶものは苦手な私ですが、渡辺先生がいるお陰で安心。
いつも新聞紙片手に撃退してくれます。
渡辺先生の不在中に蜂が入りませんように!
長い出前講義の旅から早く帰って来る事を願っています。
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(ナベさんに撃退された蜂。綺麗な標本になって飾られています。)
いとう

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