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【東北大】山元班の記事を表示しています

臺灣中央研究院にて招待講演

広報活動

山元は、2013118日、台北のAcademia Sinica中央研究院の招待を受けて同所にて"Molecular neuroethology of Drosophila courtship: from the gene to behavior"と題する講演を行いました。会場は若手を中心にいっぱいになり、講演開始後まもなくすると矢継ぎ早の質問に演者と聴衆は一体感を感じつつ大いに盛り上がりました。その後、山元はPI一人ひとりとじっくり討論する時間を持ち、この研究所の大きなポテンシャルを体感することができました。

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写真:Academia Sinicaにて。右はホストの周雅惠博士。

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漫画で"心の科学"を紹介

山元は、Benesse進研ゼミ小学講座『チャレンジ6年生 未来!発見BOOK』の漫画、"科学でアタック!!"の中で "「恋」が生まれるメカニズムを探れ"に登場、"人間の心"にも科学が迫りつつあることを小学生に伝えています。


出典:Benesse進研ゼミ小学講座『チャレンジ6年生 未来!発見BOOK』、201312月号、14-18pp.


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図:山元の登場する漫画の1ページ

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脳の性分化についての和文総説を発表しました

山元大輔と佐藤耕世は、Pubmedにもカバーされている和文誌、『Brain and Nerve 神経研究の進歩』に"雌型脳と雄型脳"と題する総説を発表しました。まず、ヒトの脳の性的二型を性指向性、性同一性と関連付けながら論じ、続いて哺乳類と鳴鳥類の脳の性的二型と行動、そして最後に自ら進めているショウジョウバエの性行動と脳の研究を紹介して、一般化を試みています。従来、脊椎動物の性分化は細胞非自律的な機構によって、一方、昆虫の性分化は細胞自律的な機構によって起こるとする二分律が定着していましたが、この総説はこの教義の限界を指摘し、性分化に関する新たな枠組みを提示しています。

 

出典:山元大輔・佐藤耕世 (2013)雌型脳と雄型脳、Brain and Nerve 65, 1147-1158.

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図:掲載誌の表紙

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雄が雄に求愛するショウジョウバエ変異体、サトリを広報誌で紹介

山元は、東北大学の一般向け広報誌、『まなびの杜』にて、自身の行った25年にわたるサトリ変異体研究の成果をわかりやすく紹介し、私たち人間の恋愛にまでその発見を拡張できるのか、夢を語っています。

 

出典:山元大輔(2013)遺伝子、脳、そして恋愛.まなびの杜 No. 65, 5.


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図:『まなびの杜』に掲載された記事

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ショウジョウバエ性行動の分子機構についての総説を発表しました

山元班の伊藤弘樹と山元は、キイロショウジョウバエの性行動の生み出される仕組みを、個体レベル、細胞レベル、分子レベルにわたって紹介し、fruitless遺伝子がこの三階層のそれぞれに果たす役割を、自身の最近の成果に基づいて解説しました。さらに、fruitless遺伝子の働きを制御する上位機構として、ステロイドホルモン、エクダイソンに依存するシステムの存在を想定した仮説を展開しています。


出典:伊藤弘樹・山元大輔(2013)性行動の違いを生み出す分子機構、化学と生物 51, 686-692.


Drosophila.jpgのサムネール画像


図:キイロショウジョウバエの雄

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