東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年5月の記事です。

【基礎ゼミ113】薬学・佐藤経過報告(12)

2013年5月15日 (水)

 こんばんは。薬学部一年佐藤史也です。報告遅くなりました。

 昨日やっとトマトのタネが発芽しました。連休中に実家にもって帰るのを忘れたので、発芽しないかと思いましたが、無事一つ発芽しました。

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渡辺コメント

 薬学・佐藤さん、今年の仙台の春がかなり低温とはいえ、他の人たちより、生長が遅いですね。連休中の管理ができなかったのが要因かもしれないですね。植物も生き物です。もちろん。きちんとした管理をして下さい。それから、もうひとつの作物の方は、どうなっているのでしょうか。今月の23日が中間発表だったと思います。しっかりまとめておいて下さい。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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【出前講義】福島県立岩瀬農業高等学校・特別講義「アブラナ科植物のいろいろ」と交雑実習(5/14, 22追記)

2013年5月14日 (火)

 昨日から比べると、ずいぶん気温も上がり、水田のイネの心配もなく。。というくらいの気温になってくれました。明日にかけては、また下がるというので、真滝にかけないといけないですが。。。さて、昨年の10/22に、「東北活性研ユニバーサイエンス」との合同企画ということで、福島県立岩瀬農業高等学校で、自家不和合性の講義を行いました。その時にお世話になったのが、久保木先生。その後、課題研究などの相談を受けたりしていて、アブラナ科作物を使って、研究ができないかということで。。。アブラナ科作物の多様性と実際に、キャベツ類、ダイコン類などを材料として、交雑の実習をという依頼があり、今回の出張となりました。

DSCN6289.JPG 今回は、時間的にあまり余裕がなかったこともあり、ぎりぎりに伺い、講義と実習と。慌ただしくと言うことは、申し訳ない出前講義となりました。その代わりというか、何とか、天気が持ち直してくれて、福島県の中通りということもあって、日中は交配日和という感じの天気だったのは、何よりでした。講義では、農業高校ですので、作物については知っているものの、こんなものとこんなものが同じ種という感覚は、。。という感じでしたが、普段畑で栽培している分、見慣れた作物もずいぶん多かったのではと思います。キャベツとブロッコリーを交雑したらと言うのを、ほとんど説明もしないで、書いてもらいましたが、しっかり、その特徴と植物としての基本を理解していたのは、さすがでした。また、様々な野菜類を知っているだけでなく、食べたことがあるというのも。

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DSCN6313.JPG 後半は、ダイコンとキャベツを使っての交雑実験。先週の小松高校に続いてです。基本、それぞれの違う品種間での交雑を行いましたが、チャレンジングな生徒さんは、キャベツとダイコンの交雑も。キャベコンというのができるのだと思います。胚培養、倍数化などを行えば。。。生物工学の設備もあるということから、ぜひ、トライしてみてください。何より、こうした活動をしているためだと思いますが、手先が器用なのは、感心でした。秋には、このできた雑種の種子を播種して、親との比較など、やってみてください。そのとき、また、伺えればと思います。

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DSCN6337.JPG 最後になりますが、今回の出前講義を設定頂きました、岩瀬農業高等学校・久保木先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。これを機会に、これからもよい交流ができればと思います。


 わたなべしるす

 PS. 岩手大の時にお世話になった、内田先生とも講義の合間に少しお話しができました。あの当時は、たくさんの交配をやって頂いたのを思い出しつつ。ありがとうございました。

 PS.のPS. 前回伺った折には、校内の様々な施設の復旧がまだまだと言うことでしたが、今回はずいぶんよくなったと伺いました。何よりだと思いますし、ほっとしましたが、講義との時に見かけた、卓上のクリーンベンチのガラスは、ビニルシートのままでした。何とかならないかなと。。今回も、また、そんな思いを強く感じました。

 PS.のPS.のPS. 5/22(水), 生徒さんからのコメントを頂きました。とてもしっかりした文章で、また、講義から多様性、遺伝以外のことも学んでくれた生徒さんがいたのは、うれしい限りでした。さらに、当日の講義の様子を地元の新聞社、福島民報、福島民友が、それぞれ、「遺伝子の仕組み学ぶ、岩瀬農高で出前講座、東北大大学院 渡辺教授が講義」、「先端の研究学ぶ 岩瀬農高が出前講座」と題して、5/19, 5/17の記事として取り上げて頂きました。ありがとうございました。

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【基礎ゼミ113】薬学・大藤経過報告(11)

2013年5月13日 (月)

 こんばんは。薬学部一年大藤瞳です。近況報告をします。

 私はオクラとバジルを育てています。オクラは2粒、バジルは3粒すべて二日ほどで発芽し、鉢に移して22日が経ちました。

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NCM_0154.JPG オクラはなかなか育ってきていますが、カーテンに引っかけてしまい、少し曲がってしまいました。バジルはカビらしきものが生えてきたのでより日当たりのよいところに移しました。しかし、あまり変化がなかったので、今度は土とともに取り除こうと思います。できれば別容器に移して、カビも育ててみようと思っています。

以上、大藤でした。


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渡辺コメント

 薬学・大藤さん、部屋の中が暖かいのですね。それで、オクラも、バジルも少し緑が薄い、つまり、太陽に光が少ないのではないでしょうか。なかなか難しいかもしれないですが、太陽の光が大切です。

 あと、この記事の直前にuploadしている、工学部の赤間さんの記事を見てくれますか。カビが生えているのは、明らかに水のあげすぎです。これでは根っこのよい伸長はありません。ので、少し水を控えて下さい。爪楊枝、割り箸などで、上の方は、水が乾いてきたら、あげるくらいです。この感じなら、数日は、水をあげなくて、OKです。カビが生えているのも、そのせいです。少し水管理に気をつけましょう。

 直接関係ないですが、植物体というか、植木ばちの周りに写っているものが、生活感あふれていて、とてもおもしろいです。実際に研究をする時には、周りにそうしたものがないようにして、もう少し、植物体とカビのところの、アップの写真を撮るのがよいと思います。もちろん、こうした写真もおもしろいですよ。皆さんがどの様な環境で実験をしているか、わかりますので。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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【基礎ゼミ113】工学・赤間経過報告(10)

2013年5月13日 (月)

 こんばんは。工学部 赤間怜奈です。基礎ゼミの件で質問があります。

 13日前の4月28日に植木鉢へ植え替えたスイートバジルですが、ミニトマトに比べて育ちが悪いよう思えて不安です。

 ミニトマトは5月3日に植木鉢に植え替えてから今日までで背丈が約0.7cm伸び、本葉も見えてきました。しかし、スイートバジルは今日までで0.2cmしか伸びておらず、植え替えた13本のうち1本は昨日枯れてしまい、さらにもう1本が枯れかけています(写真左端。子葉に水分が少なく、他に比べて濃い緑色です)。また、水やりの際などに若干ぐらつくのも気になります。

DSC_0571.jpeg 毎朝欠かさず土がきちんと湿るくらいに水をあげていて、気温が高い昼間は室外、気温の低くなる夜は室内で育てています。

 今のところ水以外は何も与えていませんが、最初に先生から頂いた肥料などを与えた方が良いのでしょうか?


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渡辺コメント

 工学・赤間さん、この前もそうでしたが、きちんと、その日にちの間でどれくらい生長しているかを、記録しているのは、すばらしいです。あと、疑問に思ったり、どうしたよいのかというのを、的確に質問事項にして、的確なタイミングで質問できるというのも、すばらしいです。

 それで、疑問に思われていることは、最後から、2つ目のパラグラフのところが、ポイントだと思いました。初めて植物、作物を育てると、どうしても乾かしたらいけないと思うので、水をたくさんあげがちになります。講義の最初にもいったと思いますが、子葉が展開したら、そのあとは、少し水を控えめにするということです。これは、周りの自然を考えれば、晴れの日もあれば、雨の日もある。つまり、毎日、朝に雨が降るのは不自然ですから。たぶん、根腐れを起こしているのではないでしょうか。観察してみて下さい。だめっぽいのを引き抜いて。。。

 もちろん、他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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 こんばんは。工学部 赤間怜奈です。返信、アドバイスありがとうございます。

 明日から水やりを控えてみます。どのくらいまで土を乾かして良いのか上手い具合がよく分からないので、とりあえず3日に1回くらいの頻度で水やりを行って経過を見てみます。

 枯れたもの抜いてを観察してみました。先生の予想通り根っこが伸びていませんでした(添付写真見にくいですが...)。

DSC_0573-1.jpeg この失敗を生かして残りの12本を上手に育てて行きたいです。


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渡辺コメント

 工学・赤間さん、こちらこそ、早速の観察、ご苦労様です。こちらの想像通りだったのですね。土がどれくらい湿っているのか、そうしたことは、たとえば、割り箸を入れて、どれくらいまでしめるかなどではかることができると思います。身の回りのものを使って、土の乾燥具合を測定することにtryしてみて下さい。失敗を活かすこと、とても大事ですので。

 もちろん、他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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【出前講義】石川県立小松高等学校・開放講座「小学生向け・せいぶつ実験教室」・講師(5/11)

2013年5月11日 (土)

 午前中は、金沢市内。午後からは小松高校に戻って、小学生向け・せいぶつ実験教室。実験内容は、昨日の「総合科学」で行った「花の解剖」と「ダイコンの交雑」

DSCN6255.JPG 花の解剖は、毎年、七北田小学校の科学クラブの時間に行っていること。昔であれば、学校の帰り道に、花をむしって、花びらをちぎって帰るという道草は、普通のこと。ところが最近は、そうしたこともしなくなり、もちろん、道ばたに、花が咲いているのよりも、テレビゲームの方が。。。。そうしたことをしなくなり、植物の大切さを考える時間もなくなったのかもと。。。そこで、花を解剖して、花の中の特徴を観察する。そうした時間がより重要になったのではということで、こうした時間の設定でした。来てくれた小学生は皆さん器用にピンセットを使って。。。感動でした。また、スケッチもとても上手でした。この心を忘れないでくださいね。

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DSCN6268.JPG また、小松高校で栽培されている多様なダイコン。それを交配したら、自分だけのダイコンができるかも。そうしたことを目標にして、交雑実験。初めて、ダイコンの花を見る子供もいれば、ピンセットでの細かな作業も初めて。なれるまで、少し時間がかかりましたが、なれれば、ほとんどの子供たちが上手にこなしていたのもすごかったです。無事、自分だけのダイコンができるとよいですね。最後はここでも世界に向けて、情報発信。

DSCN6275.JPG 最後になりましたが、今回の3日間、ずっとお世話になりました、SSHの寺岸先生、松原先生、山本先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。

 わたなべしるす

 PS. 今日は小松市内のお祭り、土曜日の講義などもあり、。。それでもwelcome boardがありました。毎日、楽しめました。ありがとうございました。そして、最後の「おつかれさま」でしたのboardも。ほんと、感謝の4日間でした。

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