東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年1月の記事です。

【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH課題研究ポスター発表会・審査員(1/29)

2014年1月29日 (水)

 昨日はNSH成果発表会で文系の発表会でしたが、最終日はSSH課題研究のポスター発表会。今回はコメントするだけでなく、審査員も仰せつかりました。秋に来たときには、時間の限られた中での口頭発表でしたが、今回は1hrで発表を聞きながらの審査員。それぞれの研究のどこがポイントで、どこにまだ穴があるというか、問題を抱えているというか。そうしたことを質問して。。。それでも1hrという時間制限で数学の課題は、少し見たくらいで。ただ、数学は秋の発表会で質問したような。。。そんなのもあって。

DSCN1545.JPG 発表会の時間とその前の時間が、毎週の課題研究の時間のようで、1hrは準備をしたり、見せるために、いろいろなものを用意したり。発表を見ていて上手だなと思ったのは、実物だったり、動画だったり。昨日の紙芝居でないですが、わかりやすい説明は重要だと。。。今回は特にSSHをやっている理数科の生徒が普通科の生徒向けに説明というのがメインの目的で、その意味では、わかりやすい説明の大切さも理解できたのでは。。。実際、「理数科がこんなにすごいことをやっているのだな」というようなコメントがあったとか。

DSCN1546.JPG 今回のプレゼンのあとは、残り、課題研究を文章としてまとめること。そのあと、どれかの課題が選ばれ、夏のSSH全国大会での発表になるのではないかと。選ばれた課題のみなさん。小松高校代表として、がんばってください。

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DSCN1548.JPG と言う訳で日曜からの北陸・石川での出前講義も終わり。。。今月末のサイエンスカフェ、福島県全体のSSH発表会にと思います。この4日間、様々なcareを頂きました、小松高校・寺岸先生をはじめ、SSH関連の先生方にはお世話になりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 今朝のwelcome boardのことを書くのを失念していました。というか、この記事を書いているときにはすでに、ありがとうございましたのことを記した、boardも玄関に。こちらこそ、お世話になりました。生物部の活動でさらなる発展があるのを楽しみにしていますので。

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DSCN1550.JPG PS.のPS. 小松高校に伺っていていつも思うのは、日本海だと思うのですが、そこに沈んでいく夕日がきれいなこと。。。今回、どれだけ写ったかわかりませんが、それらしくは。。。また、小松駅はいつでも、新幹線が、金沢以西に延長してもOKな状態になっているのも。。。

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【出前講義】石川県立小松高等学校・NSH成果発表会・コメンテーター(1/28)

2014年1月29日 (水)

 芦城小学校での出前講義からもどってきたところで、小松高校に来たときからアナウンスされていたNSH成果発表会。文系版SSHのグループ研究のポスター発表。前日に発表会のレジメを頂いていたので、楽しみであったのですが、時間の関係でいくつかのポスターを見て、発表を聞くくらいしかできなかったのですが。。。英語、国語、地歴公民という形で、8枚のポスターが。国語の古典、英語は発表も英語、地歴公民は時事問題のようなことが多く、いずれも楽しめました。

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DSCN1538.JPG 文理融合と言うことを最近話しとしてはするのですが、こうした形での発表会は、ちょうど2年前の同じSSHを実施している金光学園中学高等学校でのポスター発表を拝見して以来のような。文系の発表としては、今回が初めての試みとか。途中から拝見したのもあったのですが、A0のポスターに書いてある文字が、もう少し大きくても、と言う気がしました。一方で、紙芝居のようなものをつくって、わかりやすい発表をしているのもよく工夫されていました。もう少し拝見する時間があればと思った次第でした。

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 さらなる発展を祈念しつつ。。。


 わたなべ拝

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【出前講義】石川県立小松高等学校・生物部「レインボーフラワー」研究指導(1/26-28)

2014年1月29日 (水)

 日曜日の小学生向け公開講座月曜日の課題研究についての講義、火曜日のこのあとに記す文系版SSHのような発表会のあとに、生物部で錦江湾高校のコアSSHの研究も兼ねている「レインボーフラワー」の状況について、あれこれとコメント等。

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DSCN1472.JPG 今の3年生の世代からくらいでしょうか。こちらに来ることが多くなり、その時に、ポスター、プレゼンなどの作成から、実験の方向性、dataの解釈など。こちらも純粋に不思議と思えることをコメントできること、また、いつもlabでの研究であれば、このあと、これで論文になるかなど、プレッシャーが。。。そんなのもないからでしょうか。比較的free talkができるので。。。実験の細かなことについては、生物部の秘伝と言うこともあるので、ここではかけないですが。。。よく考えて、しっかり実行力があるのは、たいしたものと。。。着実に発展していると思って、見ています。これからもがんばってください。もちろん、いつでもmailでの質問など、welcomeですので。。

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 わたなべしるす

 PS. 日曜日の小学生向けの公開講座の時に、弟妹さんのサポートできていた小松高校の1年生。他の部活をしているようだったのですが、キャベツの分解をして、生物部の活動に興味を持ち、生物部での活動もやると言うことに。世の中、不思議に出ているものだと。。。今度は、鹿児島のコアSSHでまた、しっかり発表するのを楽しみにして。



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【出前講義】小松市立芦城小学校・特別講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(1/28)

2014年1月28日 (火)

 午前中の中海小学校に続いて、午後は小松高校から5minくらいの距離にあるすぐ近くの芦城小学校。古い町並みが校区という、仙台であればどこになるのか。。。木町通小学校当たりでしょうか。片平丁小学校あたりか。今治で言えば、今治小学校、日吉小学校、常盤小学校当たりになるかと。。。他の町は、なかなかわかりませんので。芦城小学校も秋に続いて。秋には5年生対象にリンゴをモデルとした受粉と自家不和合性の話でした。今回は、4年生向けに「ヘチマの仲間」ということで、「ウリ科のいろいろな話」。午前中の中海小学校と同じ話の内容でしたが、学年が少し違ったり、と言うこともあって。また、日曜日の小学生向けの「キャベツとブロッコリーの解剖してみよう」という公開講座に来てくれていた子供たちも。うれしい限りです。

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DSCN1503.JPG さて、講義の流れは、午前中の中海小学校と同じ。最初に「へちま」の育ち方。種子から育てたのを覚えていました。そのあとは、キュウリ、カボチャの観察。キュウリ、カボチャの中がいくつかの部屋に分かれているというのを、実物で見てもらって。また、「メロン」の写真から、大きく見ると、3つの部屋に分かれて種子が育っている。さらに、そうした3つの部屋に分かれているようにわかるように切るのは、キュウリくらいと言うことも実感として。

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DSCN1518.JPG では、なぜ、そんなことになったのかと言うことについて。。。少し歴史の話しを交えて。。。へーーーーという内容だったようです。さらに、メロンを見たときに、メロンの表面には模様がある訳ですが、あれがなぜできるのか。。。実は表面が破れてそれを修理したあとだと。。。また、メロンのつるというか、茎がTの形になっているのは、なぜかと言うことも。茎の両側を切ればと言うことを明確にいってくれた方がいたのは、びっくりでした。また、メロンというのは、日本語。melonというと英語。では、植物をやっている研究者が誰でもわかるのが、学名。それは、ちょうど、名字と名前のようなもの。Cucumis melo。というような小学校では勉強しないようなことも。おうちに帰って、野菜を見たときに、これまでとは違ったように見えるのではないでしょうか。

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DSCN1531.JPG 最後は、質問コーナー。1人だけだったかと。でも、鋭い質問でした。植物には種子があるけど、種子の前は、何だったのか。。。植物生殖遺伝という研究室なので、まさに、ぴったりの質問ですが。。。動物と同じように、卵(らん)細胞と精細胞が一緒になって、受精卵、胚ができると。。。卵、たまご、と言われた瞬間に、ニワトリのたまごをイメージしたようで、「えええーーーー!!!」と言う声が。でも、ちゃんと説明したら、なるほどと、わかってくれたようでした。実際には、中学校3年生で習うことのようですが、少しはやい学習だったですが。覚えていてくださいね。。。

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DSCN1537.JPG 講義のあとには、4年生の担任の先生と校長先生を交えて、今日の講義のことがこれからの観察などのきっかけになってほしいと。また、次年度以降も講義を継続してほしいと。。。ありがたいお話しでした。これからもよろしくお願いします。また、今日は、ありがとうございました。この場を借りて、お礼申し上げます。


 わたなべ拝

 PS. 校長室には、この小学校の名前がついた星が認定されていると。。。びっくりでした。

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【出前講義】小松市立中海小学校・特別講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(1/28)

2014年1月28日 (火)

 昨日が加賀市内小松市内。今日は小松市内の2つの小学校。1つは山沿いで今年度3回目の中海小学校が午前中。小松市内には雪がないのに中海小学校の周りには屋根に少し雪があったり。。。ただ、今年はかなり雪が少ないようで。。。先生方も今年の雪はどうなっているのかと、心配されていました。2月以降、かなり雪が降るのではと。。。。さすが日本海側、数日であっという間に積もるそうなので。。。いつもように手書きのwelcome boardが。ありがたいことです。今日もとてもniceでした。中海小学校の直前のところで、ぼやけたというか、雲に隠れた白山とその山並みが。。

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DSCN1476.JPG これまでの2回は、キャベツとブロッコリーの講義リンゴをモデルにした受粉、自家不和合性の話でした。そんなこともあって、5年生ですが、「へちまのなかま」、つまり、ウリ科の話を。この講義は4年生を想定していて、「へちま」が成熟した頃にやるというのが通常。なので、ヘチマの育ち方の復習から。。。子葉、本葉、つるが出るなど、1年半くらい前なので、意外と忘れていたり。。。。それでも一通り、思い出してくれて。

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DSCN1480.JPG で、このへちまの仲間は。。。と言うときに、一番前の児童の方から「ウリ科」と言う声が。よく知っていますね。感動でした。で、ここからいつものように、「キュウリ」、「スイカ」、「カボチャ」、「メロン」、「ゴーヤ」の果実、果実を切ったところ、雌花、子葉の形態、種子などがそれぞれどれに対応するかを、クイズ形式で。わかりやすい果実のようなものもあれば。そうでない、種子、子葉のような例も。。。また、果実を輪切りにしたときに、よく似た形態が見えるので、キュウリとカボチャの解剖。さすがに、カボチャの横断面というのは、かなり難しいと。。。堅いこと、この上ない。。。また、似ているものは、名前も似ていると言うことで、二名法の話しも。さらに、メロンにTのつるというか、茎が残っているものとそうでないもの。その理由は。。。ということも。同じ講義が、昼から芦城小学校であったので。そのあたりは、また、このあとの記事で。。。

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DSCN1493.JPG ということで、あっという間の2コマでした。この学年は、3回の講義。とても印象的でした。で、最後はいつものように世界に向けて情報発信。それから、最後だと言うからでしょうか。久しぶりにサイン会に。。。担任の木下先生をはじめ、関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。また、次年度以降も、よい連携ができればと思います。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. 今日も昨日とは違うversionのwelcome boardが朝から玄関に。。ありがとうございました。うれしい限りです。

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 PS.のPS. 昨日のSSHの講義に続いて、石川県立大学生物資源工学研究所の中谷内先生が中海小学校の出前講義も見学され。。。「高校生向けの講義とは、違うのですね。。」と。。。まだ、なかなかバランスは、難しいと思っているのですが。。。ありがとうございました。



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