東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

おみやげ日記

2014年6月27日 (金)

増子です。

ワールドカップ、日本は残念でしたね。

ザック監督は今回の責任を取って退任しましたが、彼は日本をアジア王者にしてくれたし、ワールドカップ予選も通過させてくれました。

全てが悪い結果だったとは思わないですし、日本のために色々尽力してくれた彼に、今はただ感謝の気持ちを送りたい、と一主婦は思う訳です。お疲れ様でした。

 

さて、先日までお留守番隊として、伊藤さんとラボで過ごしておりましたが、水曜日にメンバーが出張から帰ってきましたので、お留守番隊は解散し、増子はふつうの主婦に戻りました。

おでかけ隊からは、お留守番隊に、ごまたまごプリンを頂きました!ごちそうさまです!

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ごまたまごプリンを頭にのせるなべもと。この後、プリンは床に転げ落ちましたが、中身は無事でした。

よかったわ。

中身は、濃厚なプリンと、ゴマペーストの甘さが素敵なハーモニーを醸し出していて美味しかったです。

とろとろーあまあまーーー。お気遣い、ありがとうございました。

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渡辺先生も、長い出張から帰られ、久々に賑やかなラボです。

今回も、おでかけ隊、渡辺先生から、沢山のお土産を頂きました。ありがとうございます!!

全国の美味しいものが、ラボに居ながら食べられる、なんという恵まれたことでありましょう。

いくつかご紹介したいと思います。

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まず、東京から!いろはおかきと、ふんわりしょ・こ・ら

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おかきは揺るがない定番の美味しさ!えび、大豆、青のり、しょうゆの4種類でした。

あっという間に無くなっていきました。。。

ふんわりしょ・こ・らはふわふわのココアスポンジの中に濃厚なチョコとフランボワーズジャムが。

乙女心をくすぐる一品でした!

甘いものとしょっぱいもので、ずっと食べていられますね。

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こちらは渡辺先生から!

まず、伊予西条市のとらや菓舗のクッキー詰め合わせ

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やわらかくてほろほろっと口の中でほどける。。。どこか懐かしい風味。

パッケージもかわいいですね!

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なんと、50年の歴史がある、由緒正しいクッキーだそうですよ。

テノール歌手の秋川雅史さんが必ずお土産で買って帰るほどだそうです。

美味しかったです!

 

そして、高級な柑橘ジュース、愛媛の味わい柑橘100

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甘さと酸っぱさのバランスが絶妙でした。早速氷を浮かべて頂いています。

不知火、いよかんなど、愛媛を代表する柑橘のミックスです。

美味しいーー!です。

 

そしてそして!岩城島のタムラの芋菓子です!

岩城島では、飢饉の際にさつまいもを沢山植えた事がきっかけで、それを使った芋菓子が名産なのだそうです。

現在は、鹿児島産のさつまいもを使っているとのこと。

箱いっぱいあります。。。すごいです。

香ばしくて、さとうの蜜が丁度良く、とても美味しい芋です。止まらない美味しさ。

しかし、こんなに沢山あって、他のお土産もあるのに。。。食べきれるんでしょうか。

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と、水曜日は思っていたんですが。心配は無用でした。

金曜日のお菓子コーナーには、約半分になった芋菓子と、そのほかのお菓子が。。。

すっかりコンパクトになって。。。来週には無くなりそうです。

メンバーにとって、論文を読んだり、勉強したりするのは大変な頭脳労働。

学生の体には、沢山の甘いものが必要なんだ。だからこんなに減りが早いんだ。と考えてみる。

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また、食べ物ではありませんが、渡辺先生からはこんなものも!

そう、タオルです。愛媛県今治市はタオルの町。

沢山の高品質なタオルが生産されているんですね。

今治タオルの証、佐藤可士和デザインのタグがついているタオルもありました。

買うと素晴らしく高いこれらのタオルですが。。。メンバーに一人一枚頂きました。

洗うたび馴染み、非常に使い心地が良いんですよ。

渡辺先生、いつもありがとうございます。

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動きが多かった今週も終わろうとしています。

出張組はお疲れでしょうから、ゆっくり体を休めて下さい。お疲れ様でした。

 

 

ますこ

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【研究室訪問】宮城県仙台第一高等学校・SSH特別講義班「研究室探訪」で来訪(6/26)

2014年6月27日 (金)

 月初めの6/5(木)に宮城県仙台第一高等学校・SS生物I特別講義「農学・生命科学入門--アブラナ科植物の自家不和合性と研究者への道--」を行いました。その時、不思議な出会いもありましたし、講義だけでなく、実験でも興味深いものがありました。その講義をした方々から、渡辺の研究室を見学したいという生徒さんが、「研究室探訪」ということでいらしてくれました。こちらのミスで、16:00以降にかけて、あわせて3件の研究室訪問、打合せの方がいらっしゃり、十分な対応ができたのか。。。。申し訳ありませんでした。前日に説明会を行った、科学者の卵養成講座にもぜひ、応募して下さい。

DSCN3122.JPG 研究室に入って、まずは、先日のオープンラボの資料を使って、渡辺の研究室の概要と何を目指しているのか、目指すなら、世界一だと。。。自家不和合性、アブラナ科植物の研究領域で。その後、恒例のアブラナ科植物の観察。少しこのところ暑かったのと、モンシロチョウが発生して、葉っぱはすっかり食べられてしまい。。。それでも、葉っぱの表面にワックスがあるとか、カリフラワーの花を咲かせるのは、大変だとか。実際のものを見て、実感できたのでは、。。2名来られた生徒さんのうち、1名は、実家が農家。色々な野菜を観察しているようでしたが、キャベツなどが、多年生で木のようになるというのは初めてだったようです。ぜひ、自宅でもやってみて下さい。観察をしている途中で、「コールラビ」を見つけて、。。この太っている部分が、茎だと理解したあとに、では「ダイコン」の食べている部分は、根っこなのか、茎なのか、その境目は。。。。意外とわからないものです。自宅に戻って観察してくれていればよいのですが。。。

DSCN3132.JPG 実験室内では、PCR, DNA sequencerなどの遺伝子解析機器から観察するために重要な最近の顕微鏡も見てもらいました。遺伝子解析は日進月歩であるけど、最後に表現型を観察するのは、人間の目だと。だから、観察を大事にしてほしいと。高校にないような機械類を見て感動だったようです。また、将来、植物の遺伝子の研究をしたいという2名の生徒さんたち。6年後でしょうか。大学院生になるのも。渡辺の研究室で一緒に研究できるのを楽しみにしております。最後は恒例の集合写真。ちょうど、研究室に仙台一の卒業生でお手伝いにきてくれていた方や研究室見学に来られていた方もご一緒に。世界に向けて、情報発信でした。

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DSCN3139.JPG 最後になりましたが、今回の研究室探訪を設定頂きました小松原先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。研究室には卒業生の方もいらっしゃいます。ぜひ、SSH、課題研究、科学者の卵などで交流できればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 皆さんが帰られたあと、福島高校の先生方がいらっしゃり、SSH、科学者の卵との連携などを21:00近くまで議論をして。。。先日も科学者の卵養成講座の説明会でお世話になりましたが、よりよい連携ができればと思います。

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【出前講義】宮城県仙台第一高等学校・飛翔型「科学者の卵養成講座」(JST)を広報、第2弾とイネの栽培指導(6/25)

2014年6月25日 (水)

 長かった出張から昨日仙台に戻り、自分のlabのパソコンで仕事をすることがこれほど恵まれているのかということを、実感しています。もちろん、外で仕事ができることは、それなりによいことではありますが、displayは小さいし、などなど。。そんなことも言ってられないので、できることを少しずつでも前に持って行くことをしないと。。。飛翔型「科学者の卵養成講座」の広報活動。昨日が、福島県立福島高等学校。今日は宮城県仙台第一高等学校。ここは、自転車で行くことが可能なので。。。月初めにも出前講義で伺いましたので、それ以来です。

DSCN3100.JPG 説明会は生物の講義室。放課後でしたので、生物部員の方々がいくつかの実験等をされていて、参加者を少し待ってということで、予定よりも少し遅れての説明会となりました。プレゼンは昨日の福島高校と同じように、プログラムの内容とそれに対して大学サイドというか、プログラムを運営している側として、どの様に考えているかなどを説明。

DSCN3105.JPG 質疑のところで、いくつかの事務局で考えてなかった質問が。。。「英語は会話ができないといけないのか。。。」。これは、そういえば、昨日の福島高校でも同じことを聞かれたような。。。帰国子女とかでない限り、高校生で外国の方と普通にやりとりできるという方は、希なのでは。なので、英語をしゃべろうとする努力をしてほしいと。。。もちろん、場合によっては、本講座の修了生の「ひよこさん」たちを各テーブルに配置して、しゃべりやすい環境も作りたいと。。。また、去年は、予算の関係で「正規生」だけでなく、「非正規生」という自主的にプログラムに参加するメンバーも入れました。基本的に「非正規生」をどう考えるのかですが、基本、正規生として、1年間の基礎コースというルールを作っていましたので、「非正規生」には、今年、チャンスがあると思っております。詳しいことは、近日中に、科学者の卵養成講座のHPで発表したいと思いますので。また、最初の開講式と講義がある日程がすでに予定が入っているという方も。。。どうすればよいかという質問でしたが、どちらを選択するかというのは、とても大事なポイント。しっかり考えて、選択頂ければと思います。最後に、昨年の履修生からのコメントをもらう予定でしたが、すっかりこちらが失念しておりました。ぜひ、他の方々にもこのプログラムの良さを説明頂ければと思います。

DSCN3113.JPG 講義のあとには、前回の出前講義の時に拝見して、栽培条件を整えないといけないと思ったイネ。バケツに植え替えて、その後、比較的天候もよかったので、順調に育っているかと思いましたが。。。少しというより、かなりの深水栽培のしすぎ。。。指導されている小松原先生も。。。。もう少し水を控えてということと、仙台から少しはなれれば、水田を見ることは可能。そうしたところで、ぜひ、観察してほしいと。自分たちのイネと何がちがうのか。。。

DSCN3115.JPG 実験指導のあとに、ちょうど教育実習に来られていた学生さん2名とお話しする機会が。1名は、本学農学部の4年生。昔でいう畜産学科。教員もすっかり変わられたことと昔から研究室の名前も変わっていましたが、研究棟の3Fということで、何となく。。。もう1名は茨城大・理学部の学生さんで、渡辺が共同研究をしていた先生のこともご存じでした。やっぱり世の中狭くできています。。。何かのおりに、また、お一緒できれば。。。その後、30min以上だったかと思います。小松原先生と今後の連携、教育指導方法、評価など、deepな議論ができました。それらを踏まえて、labでも活かさないといけないと。明日は、2年生が中心と思いますが、夕方、研究室見学に。楽しみにしておりますので。最後になりましたが、今回の説明会などの設定をいただきました、小松原先生、菊池先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす



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【出前講義】福島県立福島高等学校・飛翔型「科学者の卵養成講座」(JST)を広報、第1弾(6/24)

2014年6月24日 (火)

 火曜日の午前中まで東京で打合せ。先々週の水曜日からの出張もようやく終わり。最後は、出張の始まりのところで採択の決まった飛翔型「科学者の卵養成講座」の広報活動。採択が決まったら、すぐに広報に出るのですが、絶妙に出張がすでに入って。。。身動きが取れず。。。〆切の10日ほど前にしか説明にうかがえないというのは、申し訳ありません。最初の説明会は、福島県立福島高等学校。毎年、たくさんの受講生を輩出してくれている高校で、SSHの運営指導委員も仰せつかっております。

DSCN3094.JPG プレゼンには、このプログラムの採択に向けてのヒアリング資料を使って。これまでの一連の「科学者の卵養成講座」で、どの様な実績があり、それによって、受講生が発展したのかと言うことを紹介。そのあと、このプログラムのミソである「グローバル」の部分として、英語教育、海外での実践など、これまでのプログラムではなかったようなことを紹介。もちろん、すでに見て頂いているとは思いましたが、飛翔型「科学者の卵養成講座」のHPについても紹介し、是非、中身をよく見て、しっかりした提案書を書いてほしいと。また、かなりの倍率が期待されるので、この講義を受講できる意味、その代わりに受講できずに落選した仲間がいるということをしっかりと認識してほしいと。

DSCN3095.JPG 最後の質問コーナーでは、英語を話す自信がないのだけどとか、将来に向けて、専門性を高めるのが大事なのか、広く物事を理解することが大事なのか。などなど。また、昨年度の受講生もしっかりと、このプログラムの重要性を語ってくれました。何よりも同級生、先輩からの声は偉大だと思いますので。よい答案が届くのを楽しみにしております。

DSCN3099.JPG 来月の7/1(火)には、キャリア教育でまた伺います。3年生対象と伺っており、こちらも楽しみにしておりますので。最後になりましたが、今回の説明会などの設定をいただきました、橋爪先生、細谷先生、国分先生、高野先生、原先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 講義の前後に、SSHとの連携など、多くの先生方とお話しできました。ありがとうございました。また、課題研究を始めるに当たっての講義の時にお目にかかった渡辺の小中高の後輩に当たる先生も講義を聞きに来て頂きました。ありがとうございました。ありがたい限りです。



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グローバル、ビックデータ、責任(6/22)

2014年6月22日 (日)

 「グローバル」と言う単語をいろいろなところで見かけ、使う。今回採択が決まった「飛翔型科学者の卵養成講座」は、JSTからの「グローバルサイエンスキャンパス」委託事業の一環である。学生、院生、助手の頃、1990年の終わり頃までかもしれないが、海外出張というか、海外での学会参加は大変であった。あの当時は、いわゆる「科研費」の旅費の支出は国内に限られており、海外に行くことができたのは、大型プロジェクトの総括班予算などに限られていた。そのおかげで、一度、アメリカ、カナダの自家不和合性研究者の研究室を訪問し、どの様な環境で、どの様なことをトライしようとしているのかなど、たくさんの収穫があった。その時は、はじめて1人での海外出張で、今のようにnetが充実していなく、日本の新聞、国内の状況など、気になっても、知るのをあきらめるしかなかった。たまに、日本人に会って、日本語をしゃべることができると、望外にうれしかったというのを思い出す。ところが、今は、科研費で海外出張も容易になり、海外での研究状況なども吸収しやすくなった。また、海外に出ていても、netがあり、mailでやりとり、webで日本の新聞などのHPで何が起きているかもわかる。ただ、そんな時期だからこそ、海外の何がよくて、また、日本でもここは評価できるという所を見極めて、だから、海外へ行く、国内でがんばると言うことを考えないといけないのではないだろうか。

DSCN2855.JPG そんな評価、簡単ではない。たくさんの要因を1-0のどちらかで評価できればよいが、そうはいかない。アンケートでも、どちらでもないと言うような項目もあるくらいで。先の「科学者の卵養成講座」でも、アンケートを行うことがあるが、100名分のアンケートの集計さえも単純ではない。紙に書かれているものを集計は容易ではない。そんなこともあって、最近は、webでのアンケートも多くなった。たぶん、自動集計をしているのだろう。ただ、その集計したdataが何を意味しているのか、それを解析するのも一苦労である。昔であれば、主成分分析であったり、因子分析等の統計手法がとられ、アブラナ科植物の形態形質を師匠の日向先生が解析されていたのを思い出す。その当時は、大型計算機に紙に穴を開けたものでdata入力をしたといっていたような。いずれ、現在であれば、ビックデータを解析してとなるのであろう。ただ、何が意味があるのかを考えるのは、最後は人間であり、ものごとをやっているひと。計算機の能力、解析手法が改善されても、意味のある要因をどの様に抽出して、物事の本質を見いだすのは、容易ではないということは自覚してデータを扱わないと。。。そんな評価について、今朝の新聞にも記事があり、なるほどと。。

 ただ、そうしたビックデータから「これ」と言うものを見いだして、どの様な実験を展開するのがよいかなど「戦略・戦術」を見いだせば、見ている現象がより明確になるのだろう。この場面では、この方法とか、この材料とか。その意味で、もっと数学力と遺伝学を融合しないといけないと思うが、すでに「数学」というのを学習しなくなって、かなりずいぶんとなる。なのでというと怒られるかもしれないが、若い者と異分野とコラボしてと思う。ただし、最後は、この手法でやる、これでまとめるなど、決断をするという責任はこちらにあると思う。グローバル化の現代。身近な身の回りだけでなく、世界と勝負していかないといけない。何を言って、何をして、何を導き出すのかという責任を背負っているのだと思って、やらないといけないのだろう。。。。何とも難しい時代であるが、ある程度の立場である限り、しょうがなことであり、それを乗り越えたところに、何か光り輝く、すごいことが待っていることを期待して、がんばるしかないのだろう。たぶん。。。

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 わたなべしるす

 PS. 久しぶりに、3 wordsでの書き物をした。しばらく書いてないからであろうか。どうも筆が進まず、苦労した。日々の努力がどれだけ重要か、改めて、再認識。。。修行をしないと。。。


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