東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】平成26年みやぎ県民大学「植物の品種改良~毎日の食卓を見る眼が変わる~」(8/19)

2014年8月20日 (水)

 週末は冷害が起きるのではないかと少し心配するような低温と雨模様。ところが週明けとともに、天候は回復して、と言うより、暑さも戻ってきて、この原稿を書いている水曜日には、昼の時点で33oCを超えていて。。。(実際には、猛暑日だったとか。。。。どおりで暑いはず。。。。)。10oC以上の差があると、体調を整えるのが大変です。。。そんな天候でも植物は適度な降雨があるからだと思います。すくすくと育っていて。育ってほしい植物とその周りの雑草も含めて。。

DSCN3587.JPG そんな夏の暑さが戻った夕方。出前講義、研究室見学などのアウトリーチ活動は行っていましたが、数名でチームを組んでと言うのは、「科学者の卵養成講座」のようなもので、もう少し小規模のものとなると。。。今回の「平成26年みやぎ県民大学」がはじめてではないかと思います。渡辺の研究室から昼食などをgetするために、片平キャンパス内を北門の所の生協まで歩く訳ですが、その途中にあるのが、付置研の「金属材料研究所」。道路沿いの所には、立派な松の木があり、その脇には、KS磁石鋼を発明された「本多光太郎博士」の胸像があります。その金研の「電子材料物性学研究部門」の教授をされている松岡隆志先生と、とある会議でご一緒して、こちらがアウトリーチ活動をしているという話になったときに、夏にこのプログラムを計画しているので、ご一緒できないかと。。。講座の大きなテーマが「地球にやさしいエネルギーと環境・省エネルギー技術」ということで、電気系と植物系、うまくつながるのかと。。。ただ、やってみると、意外と。。。何より、お誘い頂いた松岡先生自身、植物にずいぶんと高い造詣を持っておられるので、。。。

DSCN3588.JPG 講義に参加されているのは、渡辺と同じくらいか渡辺よりもお年を召した方々。趣味などで家庭菜園をされていて、渡辺よりも高い栽培技術を持ったからもいらっしゃるのではないかと、心配でした。そんな思いで、最初に渡辺のこれまでの簡単な履歴を。また、それに続いて、普段、食している「穀物、野菜、果物」等の花を見てもらい、それの作物の名前を。多くの出前講義で使っているものですが、家庭菜園をされているという方からはいきなり、「ブルーベリー」と言う回答を頂き。。。こんな時「習うより慣れよ」と言う言葉が正しいのか、どうか。何より、実体験がものを言うと言うことを、感じた瞬間でした。同じようにクダモノトケイソウがパッションフルーツと言うことの回答を頂いた時もでした。普段から、よく観察されている受講生の方々であることを実感できました。

DSCN3592.JPG で、改めて、植物も動物と同じようにたくさんのストレスを受けることで、収量が下がり、その感受性が高いというか、被害を受けやすいのは、生殖器官形成から受粉、受精の時期。渡辺の師匠の日向先生はいつも「動物も植物もおなじなのだよ。。。」と言われていたのを思い出しながら。。その克服と同時に、改めてかも知れないですが、植物があることで、酸素が生産され、地球上の生命活動がなされていたり、イネとアブラナの組合せが東アジアの農耕において、いかに重要であったかということを。また、今の品種改良の主流である「一代雑種育種法」と言うのによって、雑種強勢を活かすことができたり、頼多くの耐病性などを持たせることができる。このF1品種とそうでない品種の種袋の見分け方と実際にどの様な過程を踏んで、育種されているかというのを、野菜を例にして。最後の所は、この一代雑種育種法に欠かせない「自家不和合性」と言う形質の重要性とその簡単な分子メカニズムを。あっという間の1.5hrでした。最後に質問の時間を少しとったのですが、予想を超える多くの質問で、20:00近くまで。ありがとうございました。また、不明なことがあれば、mailなどでお問い合わせ下さい。受講生の皆さんの今日からの食卓が少し楽しいものになったり、家庭菜園がよりよいものになったのであれば、幸いです。

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DSCN3601.JPG 電気系というのは、渡辺が子供の頃に興味があったこと。そんなことと融合して、こうしたアウトリーチ活動ができたのは、望外の喜びでした。この場を提供頂きました、金属材料研究所の松岡先生をはじめ、関係の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。また、次年度も誘って頂ければ幸いです。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 午前中が福島高校のSSH・運営指導委員会。午後は学生さんたちと農学部で打合せ。ふと、心の隙があったのだと思います。会場入りが、ほぼ、5min前。時間を見たときは、慌てたこと慌てたこと。。。次から、しっかり時間管理をしないと。。。

 PS. そういえば、お盆前に大学のtop pageの所に「GaNを主材料とする窒化物半導体」についての記事がありました。この前に、この講義の打合せの時に、すごい機器が並んでいる研究室を拝見したのを思い出しました。




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【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH平成26年度第1回運営指導委員会(8/19)

2014年8月19日 (火)

 福島県立福島高等学校のSSHも今年が2期3年目。今年度も運営指導委員を仰せつかり、また、委員長職を昨年度に引き続き。なにより、次の3期につながるように、また、今年度で終了予定のコアSSHをどの様に次につなぐかと言うことを考えるのも、大事な職務なのだろうと。その意味で、8月上旬に行われたSSHの全国発表会で「文部科学大臣表彰」を受賞し、また、コアSSHでは、日英交流もよい方向に進んでいるので、それをうまく流れにのせることであろうと。。。そういえば、この夏休みだったか、夏休み明けには、新しい校舎ができあがると言うことで、次回伺ったときには、中を拝見できるのではと思っています。

DSCN3581.JPG 基幹となるSSHの方では、トピック的な内容としては、こちらが以前に訪問したときでしたが、生徒さんたちが主体的に運営している「月例会」と言う発表会をしていたことは、よい活動の例ではないかと思います。大学の研究室でも、なかなか難しいところがある部分ですので、こうした活動を通じて、「会議の運営」、「物事を仕切る」というようなことも学んで頂ければと思います。先のSSHの全国発表会で「文部科学大臣表彰」を受けた実験は、指導教員が大学、大学院時代に使っていた教科書を生徒さんに渡し、生徒さんが自分で読み込み、実験、研究を展開できていたのは、表彰を受けるに値する内容に発展できたからであろうと。。。課題研究のあり方を考えさせられるポイントではないかなと。。。実施内容はdeepであり、小学校との連携、海外との交流、英語の活用、キャリア教育など、5年プログラムの3年目。次の2年にさらに発展が期待できそうな素地ができたのではと。

 一方で、いくつかの問題点というか、SSHだけの問題でないような気はするのですが、トップ層をさらに磨きをかける、ボトム層を引き上げるか、これは、どこの組織でも問題であり、難しい問題のような気がしました。また、高校にいるときのactivityとして、このSSHが有効であると言うことに加えて、そのあとの大学、社会に出て、どうであったかというような追跡調査ができれば、より評価が効果的になるのではと。。。1つ考えていることとして、高校までの大学入試に向けた「点数」をとるというか、答えのあることに対して対応できる能力を大学以降になると、答えのないものにチャレンジする、それが点数化できないものでもやろうとしてみるという力に転換できるために、高校側で何をしておけばよいのか。。。文章表現力、自己主張力をどの様なactivityを通じて、つけさせるのか。これも難しい問題です。

DSCN3583.JPG コアSSHについては、ここの特徴は、福島県内の高校と連携して、物理、化学、生物、地学、数学の拠点校を決めて、それぞれのオリンピックを目指してと言うことですが、この活動で福島県全体の底上げになっているのではと言う気がしました。県内だけで始まったのが、県外からの参加校もあるまでに発展していたのは、よいのではと。。日英サイエンスワークショップについては、東北大とのコラボでもあり、2年後でしょうか。また、お手伝いできればと思います。

 今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、教頭先生、県教委の先生方、国分先生、橋爪先生、細谷先生、高野先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度、さらなる発展を祈念しております。


 わたなべしるす

 PS. 午後から農学部で共同研究の打合せ。久しぶりの雨宮キャンパス。生協でお昼をgetして、打合せの研究室に行こうとしたら。。。アルバイトでお世話になっていた学生さんが、今はM1の院生に。。。。懐かしいのと、元気に活躍されているようで何よりでした。


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【出前講義】Google サイエンスフェア in 東北 2014年・研究発表会審査員(8/16, 20追記)

2014年8月16日 (土)

 8/5(火)にアナウンスしたとおり、お盆の期間中であるにもかかわらず、研究発表会。農繁期というので、実験をすることはありましたが、この日程でのアウトリーチ活動は、はじめてではないのかと。。(SSHのダイコンコンソーシアムの関係で、8/16が移動日になったことはあったような気はしますが。。。)。朝から雨模様の仙台。終日、降ったりやんだりで。最高気温も22oC近くという、イネの開花時期に近いこの時期にしては、少し厳しい低温かなと。。。冷害が起きるような温度ではないにしても、少し肌寒い天気でした。

DSCN3570.JPG Google サイエンスフェア in 東北 2014年・研究発表会は、10:30から午前の2hrほどが、ポスター発表でのアピール。これで予選を通過すれば、午後からの口頭発表ができるという仕掛け。先々週の水・木に開催されたSSHの発表会の「ミニ版」という感じ。違うのは、organizeしているのが、今回はGoogleという巨大な会社。一方、SSHはJSTという国の組織というか。いずれ、理数系の様々な分野の発表があったのは、見ていて、おもしろいものでした。会場の関係もあるかもしれないですが、あらかじめ、発表・登録したと思われる生徒さんと彼らの研究を指導した東北大の学部生、大学院生というのは、ポスターを見るという意味では、SSHより比較的ゆっくり見ることができたような気がします。また、1/4-1/3くらいが、実業系の高校、高等専門学校の生徒さんたちと言うのも特徴。研究内容も、震災の被災関連、放射性物質の除去、バイオエネルギーなどが多かったのも、このプロジェクトのもう1つの特徴かなと。時間の関係もあったかもしれないですが、最後の結論にまでいってなくて、結果が出ているという所までのが多かったのは、少し残念かなと。

DSCN3571.JPG 選ばれし午後からの発表では、15題の発表が。時間内にほとんどの発表が入っていて、質疑もしっかりできているのは、niceでした。もちろん、もう少し研究の過去の歴史を知る、一方で、先端の研究がどうなっているかを学習するというのも大事なという研究も。いずれ、発展性のあるよい研究が多かったと思います。あと、この発表は、YouTubeで生中継が。。。もちろん、serverに保存されているので、このあとにも見ることができます。見ることができなかった方はぜひ。こちらからどうぞ。さて、この15題から、東北大学賞、日本科学未来館賞、JAXA賞、Google賞、賞審査員特別賞、アンバサダー賞が選ばれた訳ですが、賞の選考にも携わりましたが、結構難しいものがありました。実は、この審査の会議の裏では、昨年のアンバサダー賞を受賞し、ISEFでも大きな賞を受賞した仙台二高の山中さんがそのことなどについて発表を。科学者の卵養成講座の修了生でもあったので、その発表を最初から伺いたかったのですが、プログラム編成上しょうがないとは言え、後半の部分を聞くことができて。何よりでした。質疑のところで、科学者の卵養成講座についても、広報頂きました。ありがとうございました。

DSCN3574.JPG で、それぞれの賞は、

 東北大学賞:宮城県仙台第二高等学校(砂山シミュレーション)
 日本科学未来館賞:岩手県立釜石高等学校(最強の防波堤)
 賞審査員特別賞(JAXA賞):宮城県仙台第三高等学校(細光ランプで闇夜を照らす)
 Google賞:福島県立磐城高等学校(二酸化炭素からプラスチックを作る)
 特別賞:宮城県農業高等学校(被災地におけるそばの有効性の検証と観光地化への提言)
 アンバサダー賞:福島県立磐城高等学校(二酸化炭素からプラスチックを作る)
 
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DSCN3580.JPG となりました。受賞された皆さんのさらなる発展を祈念しております。あるいは、どこかでまた、さらに発展させた研究を見ることが得きるのを楽しみにしております。最後になりましたが、Googleの松岡様、上原様をはじめとする関係の皆様方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、来年もこうした企画があれば、お手伝いできればと思います。いまだに、ガラパゴス携帯しか使っていませんが、その当たりは、ご容赦頂ければ。。。。やっぱり、ブラインドタッチで書くことができるパソコンがないとだめな渡辺ですので。。。もちろん、このHPはスマホからでもちゃんと見えるように設定しておりますので。。。


 わたなべしるす

 PS. 発表の中には、仙台第三高等学校・コアSSHを基盤とした「みやぎサイエンスフェスタ」において、中学生で発表していた生徒さんが、高校生になって、その当時の研究をさらに発展させていたものがあって。。。感動でした。あの当時の実験から数段の進化をしており、まだまだ、進化の余地があるので、さらに発展させてください。楽しみにしておりますので。

 PS.のPS. 震災前には、年に2回ほど出前講義で伺っていた福島県立相馬農業高校の生徒さんたちが、バラ科植物の自家不和合性の研究をされていました。こちらが訪問していた当時は、アブラナ科植物の自家不和合性でなく、多様性の方を研究していたのをコメントしていました。時代も流れて、でも、自家不和合性というか、多様性についての研究が継承されているのは、何ともいえず、うれしいことでした。

DSCN3573.JPG PS.のPS.のPS. 高校生の指導をしていたメンターには、科学者の卵養成講座の修了生である「ひよこ」さんたちが、ずいぶん活躍していました。これからもよろしくお願いします。

 PS.のPS.のPS.のPS. 8/20, 22:00, 大学のtop pageの所に、「Googleサイエンスフェア in 東北2014」の記事が書かれてあり、最後に講評をされた吉澤先生のコメントも出ていました。


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【出前講義】日英若手科学者ワークショップ10周年記念 at 在日英国大使館(8/11)

2014年8月11日 (月)

 土曜日の午後が日英高校生交流発表会でした。参加した生徒さんたちの日頃の行いがよかったのだと思います。日曜日はかなりの雨でしたが、台風一過の晴天とはいかず、晴れ間の見える雲の間には、小雨も。。。ちょっと、いつもの台風一過とは、違った月曜日でした。そんな月曜日に「日英若手科学者ワークショップ10周年記念」が開催されたのは、在日英国大使館。数年前に、Plant Cell Physiol.のEditorをしていたときに、Oxford Dayというので、Oxford University Pressの会議に、在日英国大使館に来て依頼。やっぱり、緊張します。大使館横の歩道にはソメイヨシノらしき、サクラの木々が。春にはきれいなのだろう。。。そんな中で、セミの抜け殻を発見。。。都心でこんなものを見つけると、やっぱり、ほっとします。

DSCN3554.JPG この日英高校生交流が今年で10周年。その間には、ロンドンでの爆破事件があって、やむなく実施できなかった年もあったとか。もちろん、こうしたプログラムを実施するに当たって必要な経費については、文科省、JSTという公的資金に加えて、三菱電機、東芝などからもサポートを受けており、英国サイドでは、クリフトン科学財団、ロールスロイスなどからと言うことも、今回の会議に出て、その詳細を知ったくらいで。。。(サポート頂いていた方々に、この紙面をお借りして、お礼を申し上げたいと。。。ありがとうございました。)。

DSCN3557.JPG そうしたサポートの元に、この10年間に関わった日英の大学は、京都立命館大、京都教育大京都大東北大、サリー大、ケンブリッジ大。こうしたプログラムに10年目に東北大が貢献できたのは、様々な方々の話を聞きながら、よかったのだろうと、実感できた瞬間でした。実際には、関連した高校、大学、資金面でのサポーターから、このプログラムが、どの様に高校生にとってよかったのかというか、将来につながるのかと言うことを、それぞれの立場で。。。で、渡辺は、。。。東北大でこのプログラムをサポートしたものを代表してと言うのは、はずかしいですが、今回の経験が将来の世界的な問題解決につながってほしいと。もちろん、将来、東北大に来て、共同研究等をしてほしいと。日本と英国の間で。。。学会発表と異なって、スライドがなくて、話をしなくてはいけないというのが、こんなにも難しのかと。。。スライドがあれば、何か考える余地があるのですが。。。いずれ、英語の修行が必要だなと。。。というより、今回の「日英高校生交流発表会」に参加した日本の生徒さんたちが、この場面でもしっかり話をしていたのは、感動でした。

DSCN3558.JPG 最後は交流会。高校生から大学、サポーターまでの異分野交流会という感じで、これまでお目にかかるようなこととなかったような方々とも、短い時間でしたが、お話しもできました。ありがとうございました。今後、多方面で交流がさらに発展できれば、幸いです。東北大では、先週の火曜日から始まった「日英高校生交流発表会」も、無事、終了。研究をサポート頂いた、多くの研究室の先生方、なにより、この企画から実行までを影となり、ひなたとなってサポート頂いた、福島県立福島高等学校・高野先生、橋爪先生をはじめとする関係の先生方に、お礼申し上げます。次は2年後かもしれないですが、今回の反省事項をきちんと消化して、よりよいものとして、次回、開催できればと思います。ありがとうございました。


 わたなべしるす


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【出前講義】飛翔型「科学者の卵養成講座」人材養成コンソーシアム・第1回全体会議と日英高校生交流発表会(8/9, 20:45写真追加)

2014年8月10日 (日)

 片平キャンパスの停電に、台風が重なり。。。まあ、忙しいことは重なるものです。唯一の救いは、気温の上昇が最小限に抑えられたことでしょうか。それに並行して、今年度から始まった飛翔型「科学者の卵養成講座」の人材養成コンソーシアム・第1回全体会議が青葉山で開催と。。。途中でトラブルがあれば、山の下の片平まで降りてこないといけないというのは、避けられましたが。。。

 「科学者の卵養成講座」は、今年で6年目。最初の3年間でほぼ骨格ができ、継続して2年行い、今年度からは、飛翔型「科学者の卵養成講座」として、これまでの講義、実験主体に加えて、グローバルな活動に必要となる「英語」への取組も。。。コンソーシアムには、運営をしている大学の事務局サイドと協力を頂いている東北六県、栃木県、埼玉県の県教委の方々とNPOのNatural Scienceの方も。今回は、会議後に開催される発表会に大学生、大学院生が発表することから、文部科学省の担当の方も見えられ。会議では、今年度から4年計画で始まるプログラムの概要と、今年度の計画を事務局サイドからお話しして、高校生の募集でお世話頂いている県教委の方々からご意見を。内容などについては、基本的に、この5年間で理解頂けているおかげだと思います。ほぼ、OKだったのは、ほっとしました。ただ、開催日程、現在募集中の学校推薦枠については、はじめてということもあり、たくさんの質問を頂き、こちらも考えないといけないことを、実感しました。5年という月日の流れで、様々な事情が変わっていることを、こちらが考えてなかったのも。。。今年度からでも、受講生の皆さんによりよい方向になるように、調整等を考えたいと思います。説明の途中で、特に、現在募集中の学校推薦枠を説明するときに、HPを使って説明できればよかったのですが。。。上記の通り、片平キャンパスの停電に伴うserverがdown。。。この記事がuploadされたと言うことは、HPは見えていますので。。HPの方も見て頂ければと思います。

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 午後からの「日英高校生交流発表会」は、福島県立福島高等学校のコアSSHとの共同開催。total 60名くらいでしょうか。の日英の生徒さんを、10の研究室に配属し、実質の実験時間は、余り長く取れなかったですが、しっかりしたものにまとめて、英語で発表していました。生命科学研究科からも、草野先生、南澤先生、日出間先生の研究室で生徒さんを受け入れて頂きました。ありがとうございました。事務局を代表して、お礼申し上げます。また、発表会での日本人同士でも、英語で質疑というのは。。。さすがです。また、会の運営では、裏方の部分を事務局に加えて、科学者の卵養成講座の卒業生の「ひよこ」さんたちが、10名近く、。。途中、空調のトラブルなどありましたが、何とか、終わることができました。日英で1年おきの開催と言うことで、次は2016年でしょうか。今回のことを踏まえて、よりよい方向に持って行ければと思います。

 会議が終わったあとに、今回の交流会についての意見交換などができ、「科学者の卵養成講座」の運営、組織などを含めて、評価頂きました。ありがとうございました。さらに発展させて、人材育成ができればと思います。科学に限らず、考えて、行動すると言うことはどの様な場面、職業でも大事だと思いますので。

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 わたなべしるす

 PS. 朝は非常用電源がトラブルを起こし、一度起動したものが10:00過ぎにdownしたとか。labに出て、青葉山に上がろうとしたら。。。改めて点検を。この時は、まだ、日中でしたので、作業にさほどの大変さも感じず。。。問題は「科学者の卵養成講座」が終わって夜の確認作業。震災の時の電気がなかったことを思い出しましたが、その時と違うのは、周りの民家などに電気が来ていて、明るいこと。その明かりがなければ、点検作業はかなり無理があったような。。。あと、何より今回の停電で大変だったのは、いつもなら、12hr弱なのが、36hr近く。。。さすがにこたえました。風の噂によると、36hrというのは、今年限りとか。。。是非是非に、そうあってほしいものだと。。。さすがに生き物にはこたえます。あとHPなど、serverが長期に止まるのは。。。何か考えないといけないのか。そうでないのか。。。難しい判断だなと。。。

DSCN3546.JPG PS.のPS. NPO・Natural Scienceの代表をされている方は、渡辺が仙台にきた頃に、生命科学研究科の院生だった方が、設立したものだとか。少しfieldは異なりますが、それでもよかったのは「自家不和合性」と言う言葉を知ってくれていて。。。片平の近くで活動されているというので、これからも、よりよい交流ができ、発展できればと思います。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS. 今回の配付資料の中に、工学部で共同研究をしている先生を拝見しました。世の中狭いものだなと。。。

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