東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【研究室探訪】宮城県宮城第一高等学校・理数生物課外授業「研究室探訪」で、16名の生徒さん来訪(1/29)

2011年1月29日 (土)

 1/21(金)に、宮城県宮城第一高等学校で出前講義「高等植物の自家不和合性--その分子機構とそこに至るまでの道のり--」を行いました。質問もあれこれあったと書きましたが、最後に研究室への訪問という話をしたところ、たくさんの手が上がり、今回の研究室訪問となりました。当日のレポートも拝見して、研究室訪問を楽しみにされていたのは、うれしい限りでした。9:30-12:30くらいまでの3hrでした。

 最初に、今の生命科学研究科という大学院がどのような経緯でできたのか、また、今、渡辺のいる建物と言うか、組織は、昔は、附属農学研究所、全国共同利用施設・遺伝生態研究センターであり、と言う話から始まり、研究室で行っている、自家不和合性についてお話しし、研究室の施設をみていただきました。高校にはないような設備は興味深かったようで、こんな施設で研究をしてみたいという方が多くいたのは、うれしいですね。ぜひ、大学、大学院で、一緒の研究をしましょう。

DSC06733.JPG この片平にある施設として、いわゆる大型人工気象器と遺伝学用のガラス室があり、そちらも合わせて説明しました。今の時期にイネの花が咲いていることの驚きや、アブラナというか、キャベツ類のBrassica oleraceaの多様性にずいぶんと感動していました。この多様性を明らかにできるのは、今日、研究室を訪問してくれた世代だと思います。ぜひ、一緒に明らかにするメンバーがこの中から現れるのを楽しみにしています。

DSC06805.JPG 最後に論文の別刷にサインをして、それぞれの方と研究とか、将来のことを話をできたのは、なによりでした。自分の目的をはっきりさせて、がんばってください。訪問に来てくれたのは、理数科の生徒さん。来年度は、課題研究もあります。ぜひ、アブラナ、ダイコンなどを実験材料にして、また、一緒に研究ができればと思います。今年の生徒さんもとても一生懸命していたのが、印象的でしたので。

 最後になりましたが、今回の研究室探訪を設定頂きました小松原先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、折を見て、伺いたいと思います。


 わたなべしるす

 PS. 当日は、科学者の卵のエクステンドコースも平行して、研究室でやっていました。福島高校の生徒さんが、1日、蛍光顕微鏡観察を行ってくれていました。最後には、学会発表をしましょうと言うことも話としてまとまったのは、何よりでした。科学者の卵も、あと数ヶ月。がんばって下さい。

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【研究室訪問】JST・未来の科学者養成講座・生命科学系研究室見学(11/13)

2010年11月18日 (木)

 昨年度から始まった、all 東北大の企画である「経験・体験を通して「科学を見る眼」をもつ「科学者の卵」養成プログラム」で、10/2に、キャリア教育の講義を行いました。今月は、生命科学系の大学生、大学院生との討論会を行い、そのあとに、生命科学系研究室見学を行いました。100名の受講生のうち、当日、都合のつく、20名の方が参加してくれました。

DSCN4489.JPG オープンキャンパスで、研究室の内容を見学している受講生も、研究室の中まで入ったことあるのは、発展コースの受講生くらいで。先端的な研究室を見てもらい、残りのプログラムをがんばろうと思ったのではないでしょうか。

 百聞は一見にしかず。ぜひ、一度、研究室に入らしてください。思わぬものが見えるのではと思いますので。


 わたなべしるす

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【出前講義・研究室訪問】宮城県高等学校理科研究会仙塩支部生物部会研修会「ポストゲノム時代に求められる観察眼と花の解剖実習」(9/30)

2010年10月 1日 (金)

 「科学者の卵」との共催という形で、県内の高等学校の生物教員で、仙台、塩釜地区の先生方の中から、希望者27名、生命科学研究科の方にきていただき、午後からの短い時間でしたが、これからの生物教育、改めて、博物学というか、解剖学というか、そういうことの大切さを、実感いただき、次世代の科学者であろう、高校生を指導されている先生方と議論をしながら、実習いただきました。

 最初は、花を破壊するというか、分解することに、慎重だった先生方も、最後の方には、きれいに並べて、簡易標本を作製したり、相互の標本を写真に撮られたりして、普段忙しくされている先生方には、久しぶりに心和む時間であったのであれば、幸いと思う感じでした。

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 いつも「科学者の卵」、出前講義でお世話になっている先生方等、存じ上げている先生方もご参加いただけたのは、うれしい限りです。毎年と言うことではなくても、数年に1度でOKであれば、また、お引き受けして、いきものを生き物としてみることの大切さを実感いただければと思いました。

 最後になりましたが、研修会を取り仕切っていただきました、松島高校の境先生、ありがとうございました。また、ご参加いただいた先生方にも感謝します。ありがとうございました。また、出前講義などでお世話になれれば、幸いです。

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 わたなべしるす


 PS. 世の中は不思議なもので、お世話になっていた先生だけでなく、初めて農学部の助手になったとき、学生実験を教えた学生さんが、理科の先生になって、研修会に。。。。世の中の狭さを感じるとともに。世の中の不思議を実感しました。ありがとうございました。

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【研究室訪問・実験】宮城第一高校・コアSSHアブラナコンソーシアム参加チーム来訪・出前実験(9/4)

2010年9月11日 (土)

 今年に入って、数回、このメンバーが研究室にきてもらい、討論、実験を行ってきました。これまでにもこのHPで、数回報告しています。その続きの実験を研究室で行ったり、その結果の解釈の続きを行いました。

DSCN4259.JPG 8月の終わりに2回、実験に来てもらい、9/4には、高校の文化祭ということもあって、こちらから伺い、出前実験をしました。これまでの文献を参考にして、目的とするキャベツの仲間を栽培して、PCRで遺伝子増幅し、実験系としてうまくできるかを確認しました。大学でやるとうまくいくけど、高校に戻ると、また、実験設備の違いなどで、ということもあり。システムが違うと、実験が成功しないことは、これまでにもたくさん経験していますので。

 9/4の当日には、2回の実験で、無事、うまくいくことを確認し、今後、実験の発展の方向性を議論しました。4名の生徒さん、ちょうど、季節も涼しくなり始めました。アブラナの生長もよくなります。観察したり、遺伝子の実験が発展することを期待して。。。。

DSCN4260.JPG わたなべしるす

 PS. いろいろな記事を書いていて、これをupするのを失念していました。。。。


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【研究室訪問・講義】理科中核教員養成プログラム・研究室訪問・実習(9/7)

2010年9月 7日 (火)

 東北大と宮城教育大の連携プログラムの「理科中核教員養成プログラム」の受講生10名が、研究室を見学し、理科教員を目指し、特に、理科全般の実験、観察に強い教員の育成にむけて、ということで、研究室に来て、意見交換、見学などを行いました。特に、渡辺自身が、100件を超える出前講義を行っていることから、そうしたときの経験もお話しして、いかに、子供さん達に興味もってもらうか、それを維持するか、そのたいへんさを講義しました。

DSC01333.JPG そのあと、出前講義でお会いした、楽しい実験器具を作製している先生方のお話をして、身近なものを使って、いろいろなものを作ることができるし、それが苦手な人は、身の回りを観察することの重要性を語りました。そのとき、初めて、今治市立常盤小学校で講義をしたときに、お世話になった村上先生の記事を紹介しました。ちょうど、先日、自由研究、理科教育についてのコメントが数学の秋山仁先生とご一緒であったものを、ご紹介いただきましたので。村上先生は、愛媛県の実験のプロフェッショナルとして、認定されていると言います。いつも感動させるものを見せていただいたり、話を来たり、頂いたり。

DSC01330.JPG そのあと、研究室を見学し、最後にガラス室の様々なキャベツの仲間を観察し、キャベツの表面に大量のワックスがあること、仲間同士を交配して、雑種を作れることなど、実際に手にとって、感動してもらいました。先生になったら、大きな感動を生徒さん達に教えてください。

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 わたなべしるす


 PS. 実習のお世話を頂いた、理学部・教育研究支援部・アウトリーチ支援室の久利先生、ありがとうございました。そちらにも記事があります。合わせてご覧ください。



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