東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【研究室訪問・実験】「科学者の卵養成講座」エクステンドコース・第1回実験コース実施(7/30, 8/2-6)

2010年8月 7日 (土)

 昨年度から始まった「科学者の卵養成講座」。昨年度の発展コースの受講生から、希望者をコース分けして、エクステンドコースを行っています。そのうちの3名が渡辺のところで、実験を行いました。花巻北・高橋さん、宮城第一の山田さん、福島の南条さん。実験の内容は、花粉を発芽培地の上で発芽し、伸長するにはどの様な条件が必要なのか、また、発芽、伸長時に何が起きるのか、そして、なにより、「そのそれぞれの実験の小さな違いを見つけるための観察」に重きを置いての実験となりました。

DSCN4384.JPG 今週に入っての5日間の実験では、毎日のように9:30-20:00すぎまでと言う「大学院生」なみの研究を行いました。研究室の院生・スタッフ、取材に来られた新聞記者の方ともみんな、感服していました。実験の詳しい内容については、また、別の機会に報告しますが、気がつかない意外な発見があったり、どの実験区とどの実験区を比較するかが、たいへんなようでした。考察をすることのトレーニングを覚えると、また、ひとつ上のステップに確実にいけると思えました。がんばってください。

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DSCN4397.JPG 今回の実験がよい機会となり、研究に対する考え方が少し変化して、SSHでの研究、課題研究がよい方向に行ってくれればと思っています。秋以降に、この続きの実験をして来年の植物生理学会の年会が仙台でありますので、ぜひ、発表をとはなしをしたのでした。とても楽しみな3人でした。これからの発展がますます楽しみです。


 わたなべしるす

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【研究室訪問】仙台三高・理数科SSH研究室見学で来訪(8/2)

2010年8月 6日 (金)

 今年度から仙台三高がSSHに採択され、運営指導委員を仰せつかっていることから、片平地区の研究室見学が8/2(月)にあり、80名の理数科、1年生が午後から見学に来ました。最初に説明会を行い、生命科学研究科の4つの研究室を見学してもらいました。他にも、多元研、電通研の見学も平行して行われたため、2.5hrで8つの研究室をそれぞれのグループが行うこともあり、研究室に来てもらって、説明できた時間は10min足らずでした。

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 ちょうど前の週に東北大・オープンキャンパスがありましたが、片平地区では開催されなかったことから、また違った研究室を見学できたのではと思っています。研究室では、設備をみてもらったり、遺伝学の重要性を話したり、小さなサンプルを集めることの大切さなどを説明しました。ちょっと、いつもと違う雰囲気の研究室見学ではなかったでしょうか。サンプル集めをしていたアルバイトさんに興味を持ってもらい、合格してぜひという方も。お待ちしております。

DSCN4394.JPG そういえば、前の週には、七北田小学校の子供さん宮城第一高校のアブラナ研究チームの訪問もありました。また、後日、詳細を記しますが、JST・「未来の科学者の卵養成講座」のエクステンドコースの3名の高校生が実験に来ていました。2週間で100名近い訪問というのは、初めてで研究室もびっくりでした。この2週間、良い社会貢献ではなかったのでしょうか。ちょうど、夏休み期間ですし。。


わたなべしるす

PS. 説明時間が10min足らずであまり十分ではありませんでした。出前講義にも伺いますが、興味のある方、ぜひ、またいらしてください。

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【研究室訪問・実験】宮城第一高校・コアSSHアブラナコンソーシアム参加チーム来訪・アブラナを使った実験(7/29)

2010年8月 1日 (日)

 今年度は、出前講義も多いですが、研究室に来ていただき、見学・実験をすると言うことも増えました。ありがたい限りです。7/29には、七北田小学校の5年生の取材もありました。

 さて、水沢高校のコアSSHの取組であるアブラナコンソーシアムの運営指導委員を仰せつかっており、研究の指導も行っております。参加校の宮城第一高校のアブラナ研究チームの訪問は、これで3回目で、実際に実験をしてもらったり、前回の実験打合せの時に、方針を決めた実験について、議論しました。

 当日は、大学のオープンキャンパスと言うこともあり、時間的な制限もありましたが、研究室で栽培しているキャベツ類である、Brassica oleraceaからDNA抽出などを行いました。最終的な実験は、また、夏休み後半、秋以降になりました。

DSCN4379.JPG 途中からは、指導されている小松原先生もいらっしゃり、これからのことも議論できたのは、何よりでした。また、熱心に実験に取り組む生徒さん達には感動ものでした。それから、実際に実験を指導してくれた、M2の大坂君、ご苦労様でした。

 秋以降もよりよい連携ができればと思います。


 わたなべしるす


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【研究室訪問】仙台市立七北田小学校・地域共生科「身の回りのいろいろな職業の人から学ぼう!」(7/29)

2010年7月29日 (木)

 今日の仙台は朝から曇りで、午後から雨模様でした。少し仙台らしいと言うか、涼しくなってきましたが、ここ一両日だけのようです。また、暑さが戻ってくるとか。。。ぼちぼち、暑さにお休みを出してほしいと思っています。

DSCN3096.JPG さて、昨日の夕方に七北田小学校の5年生の方から電話をいただき、地域共生科の夏休みの宿題で、「身の回りのいろいろな職業の人から学ぼう!」ということで、渡辺がNSPでキャベツとブロッコリーの講義をしたり、いろいろなイネの観察会をしていたこと、そして何より、理科が好きで、研究者、科学者になりたいという子どもさんからの依頼と言うことで、ぜひにと取材を受けることにしました。

DSCN2759.JPG 実際の取材は今日の15:00からで、大学には初めての訪問で、少し緊張気味でした。夏休みの宿題ということで、決まった5つくらいの質問のあと、いくつかの質問を受けました。研究者というか、教授というか、そういう職業とは、どんなことをしているのか、どんなことが楽しいか、大変なのか、これからどんなことをしたいのか等々。将来の夢はと聞かれて、もちろん、研究を発展させることですが、その上に、こうして取材に来てくれた子どもさんをはじめとする出前講義であった子どもさん、生徒さんといっしょに研究ができれば、何よりもうれしいと。ぜひ、そうなることを楽しみにしています。がんばって下さい。

 取材のあと、研究室を見学して、いくつかの写真を一緒に撮ったりして。そういえば、研究室の小学生の訪問は、これが初めてではなく、古くは、岩手大に勤務していたときに、隣にあった上田小学校の5年生が、遺伝子の研究について取材をしたいと。そんなことを思い出しました。

 夏の暑さといつもの書類の山に追われている毎日にほっとするような「オアシス」の時間でした。あの取材中のきらきらした目で、これからもがんばって下さい。秋からのNSPでまたお会いしましょう。

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わたなべしるす



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【研究室訪問】宮城第一高校・コアSSHアブラナコンソーシアム参加チーム来訪(6/25)

2010年6月26日 (土)

 いつもは出前講義として、小中高を訪問することが多いですが、今回は市内の宮城第一高校・コアSSHアブラナコンソーシアム参加チームが、生物の小松原先生と一緒に、アブラナ研究の討論と実際の植物の観察などと言うことで、研究室に来て頂きました。4名の2年生ですが、彼らには、昨年、SPPの出前講義を行い、自家不和合性等の講義をしたメンバーでした。

romanesco.jpg すでに、高校の方では、様々なアブラナ(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど)を栽培しており、それをどうやって、観察、研究するかと言うことに悩んでいたようです。そこで、研究室で栽培している様々なアブラナを温室で観察し、最大限の能力とまでは言わないまでも、通常栽培をしている大学のレベルを知って、驚いていました。また、葉っぱの表面にワックスがあることを説明して、そのワックスの一部をこすってはぎ取ることに感動を覚えていたのは、よいことだと。また、秋以降にも研究室に来る、こちらで訪問することで、よりよい研究活動をサポートできればと思っております。がんばって下さい。

DSCN4328.JPG コンソーシアムの研究会は、7/10-11に予定されています。それまでに、今年度の研究方針を立て、研究会の当日、楽しい話を聞けるのを楽しみにしております。


 わたなべしるす


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