東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】石川県立小松高等学校・課題研究「実験圃場見学・現地検討会」(10/14)

2014年10月14日 (火)

 すっかり日が暮れるのが早くなりました。というか、HPにも坂園さんが記してくれてありましたが、仙台の雨はひどかったようですが、風がひどくなくて、ほっとです。台風の東側の方がひどいというので、今回の通り道がよかっただけなのかも知れないですが。出張先の小松もそれなりの風と雨だったようですが。。。こちらも真夜中がひどかったようです。寝ていたので。。。

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DSCN4256.JPG そんなで、台風の通過とタイミングによっては、課題研究の実験圃場見学・検討会が無理かと思っていましたが、お天道様のおかげでしょうか。途中、小雨模様でしたが、圃場に着いた頃には、雨も上がり。。。ダイコンの播種条件を変えて、ご当地ダイコンである、源助ダイコンの栽培実験。海からかなり近い砂地の畑で、ダイコンだけでなくて、スイカ、トマトなど、多様な作物種が栽培されているようです。この海風が吹く条件で栽培できるのが、作物にどの様な影響を与えるのか。ふと、不思議に思ったり。瀬戸内であれば、普通に海風が吹いていたのかも知れないですが、余り考えたこともなく。。。検討会が終わったときに、何となく、塩で湿っぽいと言うので気がつきました。

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DSCN4260.JPG その中で、6品種だったでしょうか。作付けして、品種間差異、栽培条件差異があるかを。。広大な面積で実験する。農作業です。かなりの労力の。大変ですが、これで、自分たちが食べている農作物のありがたみもわかるのではないかと思います。壮大な課題研究ですが、すごい実験です。感動でした。収穫時期のもあれば、このあと、これからという実験区も。あと、大変なのは、F1品種でないので、ある程度の雑ぱく性があり、その関係性もあって、抽苔をしているものも。。。また、ダイコンが立てに裂けているのも。。。これを見ると、F1品種のすごさを理解できます。

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DSCN4268.JPG 実際にこの源助ダイコンの栽培をしている篤農家の方とも、時間を頂き、現場の話をたくさん頂けました。ありがとうございました。ゲノムを開ける経費がもう少しかからなくなれば、おもしろい実験がたくさんできるのではと思いました。今後、この課題研究を含めて、共同研究ができればと。。。。


 わたなべしるす

 PS. welcome boardが、昨日、今日と。。。試験期間中なのに。。。しっかり、テストをがんばって下さい。あと、大学に進学した卒業生からのお土産も。ありがとうございました。この絵がいいですね。目玉おやじ。。。いつか、そちらの方にも行ってみたいなと。。。いただきます。ありがとうございました。

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【出前講義】石川県立小松高等学校・生物部での今週の北陸遠征打合せ(10/13)

2014年10月13日 (月)

 これを書こうとして、テレビをつけると、大阪駅では電車が止まっていたような。。。台風は四国を通過して、本州に上陸したような。。。余りひどいことにならなければよいのですが。。。。JR東海では、21:00頃までに在来線が止まるとか。。。仙台で激しい雨になるのは、ちょうど、今日と明日のはざま当たり。。。すごいことになりそうですが、今日から土曜日まで北陸遠征。そのこともあって、仙台にきた頃にこの台風がどうなるのか。。。かなり気になりますが。激しくならないことを祈りつつ。。。

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DSCN4236.JPG 今日から土曜日までが石川、富山県内での出前講義等。今回は、小学校、高校、実際の育種現場も拝見できることに。育種現場は急遽設定。こちらもありがたい話です。その中で、小学生に遺伝的多様性を超えるというか、「平行変異」というのでしょうか。同じような表現型が、違う生物種で起きていると。。。キャベツとハクサイ。カブとダイコン。というような。。そんなことを説明するのは、はじめてなこともあって、実際に講義を行う中海小学校の畑を見学。多様なものを準備頂き、実際に植えられているのを見たら、また、そのあと観察すれば、わかるのではと。ほっとでした。

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DSCN4246.JPG 小松高等学校・生物部でも校内でダイコンの栽培実験。今年度は作土をかなり深くまで確保したとか。。。立派なダイコンというか、葉っぱしか観察できないですが。根域がどうなっているかも楽しみです。また、今晩通過するであろう、台風よけもしっかりしていて。すぐ近くに白山があるので、この台風の通り道なら、大丈夫だろうと。。。ただ、風は夕方にかけてかなりひどくなり、日が暮れると、外を歩くと飛ばされそうな。。。やっぱり普通の台風ではないというのを実感しました。そんな中でも、生徒さんたちは明日から定期試験と言うことで、実験をしていませんでしたが、寺岸先生は予備実験のようなものを。その解釈を巡って、ずいぶん議論しました。どんなことか。。。課題研究の実験と言うこともあって、ここでは。。。お許し下さい。おもしろいトライでした。また、実験室には、変わった形のウリ科の果実。。。この形でカボチャなのだそうです。。。ヒョウタンのような形態ですが。不思議なものでした。と言うようなことで、訪問する小学校、高校などについても、予備的な情報を頂き。よりよい出前講義になりそうです。。。本格的には明日からですが、よろしくお願いします。

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DSCN4251.JPG わたなべしるす

 PS. 途中で見つけた白山市内の名水百選。弘法池。弘法大師と関係あるのか。時間がなかったので。あとから調べた限りは。。。Wikiで見る限り、関係あるような、ないような。。。いずれきれいな水でおいしく頂きました。

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【出前講義】公開講座・科学は無限大!!! 時空を超えて未来を見てみよう!!!「キャベツとブロッコリー」(10/4)

2014年10月 4日 (土)

 日本気象協会のHPを見ていると、今度の台風は仙台をかすめて通るようなので、ほっとしていたら、月曜日の予報は「暴風雨」。。どんなことが起きるのか、心配になります。ただ、そんな台風の関係でしょうか。気温も少し高め。そんな中、以前からHPに掲載していたとおり、特定非営利活動法人 地域・大学連携機構との連携で、市民向けの公開講座。科学者の卵養成講座の関係でとある会議でお目にかかったことがきっかけ。世の中は不思議です。

DSCN4180.JPG 講義の内容は「キャベツとブロッコリー」というこれまでも小学校で多くの出前講義を行った内容。一般市民が対象ということで、今回の受講生の方々は年齢幅も大きく、3歳の子供さんから、80歳を超える方まで。これほど幅の大きい出前講義も初めて。どこをターゲットして講義をするのがよいのか、ずいぶん困りましたが、こうした市民講座に参加するみなさんだけあって、よく考えて、発表してくれました。ブロッコリーが冷蔵庫で花が咲いているのもしっかり観察してくれていたり。よいことだなと。今回の本題の「キャベツ」、「ブロッコリー」はそれぞれ、どうやって大きくなるのか、では、それを交雑して、両方の遺伝子を持つものは。ということで、色々なグループに分かれて、模造紙に思い思いに。

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DSCN4215.JPG 書き始めて、あっという間に、書き上げた小学校1, 2年生だったしょうか。ちゃんと、両親を並べて書いて、どうなるかを書こうとしているのは感動。一方、中学生は、ずいぶんと考え、理論的にこうなるとか。もちろん、高校生も同じ感じ。その当たりが年齢に応じて、見ている方も楽しませてもらいました。30minちょっとで、皆さん書き上げて、その後、なぜ、そのような絵を描いたのかをプレゼン。しっかり理由を説明していたのが、すばらしかったです。全員が説明したあとに、こちらから、キャベツ、ブロッコリーができたいきさつというか、たぶん、進化、栽培化の過程でこうなったのだろうなと。なので、こんな特徴を持っていると。最後に質問の時間も。あっという間の2hrでした。今日から、野菜が少しちがって見えるようになって帰ってもらったのであれば、幸いです。質問のあとに、修了証を手渡して。。。これがきっかけになれば、幸いです。

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DSCN4191.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、連携機構・佐藤さまをはじめとする、関係の皆様にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。来年度は研究の関係もあり、あまり時間がとれなかもしれないですが、アブラナ科の次は、ウリ科当たりでしょうか。そんな講義ができればと思います。よろしくお願いします。

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 わたなべしるす



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【出前講義】仙台市立七北田小学校・NSP特別講義「ひまわりのお花の秘密--たねはいくつあるのかな???--」(10/3)

2014年10月 3日 (金)

 今週は火曜日から金曜日までというか、明日も出前講義なので、5連戦。ちょっと休みが取れないのと、科研費を書く重圧と科学者の卵養成講座の運営など、あれこれと重なりすぎ。。。この文章を書いているときと言うか、出前講義で子どもたちからエネルギーをもらっている時間がほっとする時間。昨日のとんぼ返りの宇都宮出張は体力的に。。。週明けにはかなり大きい台風が来るとか。。。月末の4年生向けのヘチマの講義用のヘチマが落下しなければ、よいのですが。。。ふと、そんなことが気になりつつ。七北田小学校で午前中の講義をして、給食というパターンは年に1回あるなし。というレアなケースでした。学校の方は、来客など慌ただしくされていて。全てのことに、こちらではないですが、収拾がついていればと。。。

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DSCN4048.JPG さて、講義は、一昨日の木町通小学校に続いて、七北田小学校で「ひまわりのお花の秘密」の出前講義。日にちもパターンも去年と同じ。びっくりでした。いつから生活科というのが始まり、1, 2年生で理科がなくなったのか。。。思い出せません。渡辺が子供の頃は、1, 2年生の理科で何をやっていたのか。思い出すのは、アサガオを育てたこと。あとは、学研の科学と学習を当時は学校の図書館で配布だったので、それを持って帰りながら、途中で開けて、大変なことになったり。。。それくらいが理科の思い出です。ただ、今も昔も変わらないのは、3年生ではヒマワリを育てることだと思います。渡辺も育てました。学校の南のところにある花壇というか、。。そんなところだったような。で、ヒマワリを春から栽培して花、種子形成までを見ているわけですが、そんなに難しいことを覚えるわけではないのが、3年生。なので、ヒマワリの生長の写真を見てもらいながら、自分たちで栽培したこと、どんな生育をしたかを覚えているかなという質問を。。覚えてないという方もいて。。あれ???。では、花は何のために咲いて、受粉に必要なものはの質問。しっかり答えてくれました。さすがよく学習しているなと。

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DSCN4052.JPG そんなイントロのあと、1つのヒマワリが咲いたら、一体いくつの種子形成が起きるのか、実際に数えてみようと。そんなことは、やったこともないだろうしと。理科ということで、大事なこと。科学をする上では、この実験をしたら、どうなるかという予想を立てるというか、最近は、仮説をというような言い方をするようですが、どうなるかを考えてやるから、その結果を踏まえて、次に進むときに、また考えるわけで。なので、各班ごとに、配布されたヒマワリの種の数を予想しておいて、種を数えるという作業に。作業をしているのを見ていると、一定の数、100個単位で分けているところ、そうでなくて、ひたすら数えて、山を作るところ。班の特徴があって、見ている方は楽しいわけですが、どうやったら、うまく上手にできるかを考えるのも、実験、理科をする上で大事なこと。今日ので覚えて下さいね。

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DSCN4092.JPG 終わったところで、全体を集計して、どこのグループが一番予想と結果が同じか。なんと、たった3個しか、予想と結果が違わない。。。感動でした。それに対して、予想の方が結果の10倍以上ちがう。。。。これはちょっと。。しっかり考えましょうね。この3年生の頃は、大きな単位の数が好きだったような。。。「無量大数」という単位があるというのを聞いて、無性に使いたかったような。。。そんなのを思い出しました。その後は、さっきの予想をすることの大事さを伝えて、各教室に戻り、クラスごとに質問タイム。時間の関係で、2つずつだったですが、なぜ、葉っぱ、茎が緑なのか、ヒマワリの花の数を調節できないのか、つまりは、頂芽優勢を打破すれば、スプレータイプのヒマワリができるわけで。どの質問もとても核心を突いたすごい質問でした。それでも質問が足りないと思った方々は、ぜひ、質問カードにお願いします。

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DSCN4150.JPG いつもは午後からの講義はこの日は、午前。終わったあとは、3-2のクラスの方々と給食。一番後ろに席があったので、それでも食べ終わったあと、かなり質問が。植物だけでなく、虫の話しだったり、そうした生き物に興味があるのは、大事なと。ゆっくりできればよかったのですが、いつぞやも書いた「科研費」の申請書のシーズン。ということで、片付けが終わってしばらく話をして。職員室に送ってもらい、最後は玄関のところで、見えなくなるまで手を振ってくれていました。ありがとうございました。今年はまだ2回は行くはず。見かけたら、声をかけて下さいね。

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DSCN4173.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、校長先生、教頭先生、理科の椎名先生、3年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度は今月末の4年生向けのヘチマの講義で最後になるのかなと思っていましたが、この前、所用で「科学クラブ」を予定変更したので。。。あと2回になるかと。。。よろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 前回の七北田小学校へのリンゴの出前講義の時には、仙台市教育センターの方々がご一緒でしたが、今回は、科学者の卵養成講座で、高校生の指導をしてくれるメンターを希望されている大学院生の方が、渡辺の講義を見学したいと。仙台市内の小学校で出前講義をするので、参考にしたいと。講義が終わったあと、片付けをしながら、たくさんの質問を頂きました。なぜ、渡辺が出前講義をするようになったのか、あるいは、高校生クラスになったときにどの様なメッセージを送るのがよいのか、それぞれのlink先(化学と生物愛媛高校理科)に、渡辺の記事がpdfでdownloadできるようになっておりますと。このpageを初めてご覧になる方もいるのでは。そうした方々にも参考になれば。。。




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【出前講義】栃木県立宇都宮女子高等学校・SSH特別講義「大学教授からの進路選択アドバイス」(10/2)

2014年10月 2日 (木)

 仙台というか、東北地方が秋が早いのかと思いましたが、宇都宮もそれなりに涼しく、全国的な傾向のような。。。色々なことが慌ただしく、ぎりぎりに宇都宮駅について、高校までタクシーで。学校の中まで入ることが多いのですが、信号の関係で、外で下ろしてもらい、正門から入ると、歴史ある橋が。大正4年と書いてありました。ぱっと計算できないくらい、前の着工なのだと。100年くらいでしょうか。感動でした。台風の影響だと思えないのですが、日中は曇り。いつ雨が降ってもおかしくない状況でしたが、何とか行き帰りで持ちこたえてくれました。

DSCN4026.JPG 今年で7年連続の「栃木県立宇都宮女子高等学校」への出前講義。そんなになるのだなと。そういえば、先日のGoogleのイベントであったり、サイエンスカフェでお世話になっていた学生さんは、この栃木県立宇都宮女子高等学校の卒業生。現在、工学部の3年生ですが、渡辺の講義を聴いたと。時間がたつのは早いものだと。。。。生物系ではないですが、不思議なご縁で出前講義からつながっているのは、ありがたいことだなと。また、昨年よりも多い30名を超える保護者の方も。。。保護者の方がいるので、少し話しにくいというか、高校生向けに話すメッセージと親御さん向けは、少しちがったニュアンスもあって。。。七北田小学校でも同じことを感じているわけですが。。ただ、講義の前に、校長先生と昨今の教育事情について、deepな議論をしたからだと思います。担当の先生からの渡辺の紹介のあと、タイトルだけ書いたスライドで、「これからというか、大学、その先は自分で何をやるのか、自分の責任で決めるのであって、親の責任にしてはいけないと。。」。親御さんを前にして。。。

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DSCN4036.JPG 講義内容は、1年生の文理選択、進路選択ということもあって、「自家不和合性」というサイエンスの話と「キャリア教育」。自己紹介で、愛媛・今治で有名なものといえば、「バリィさん」という答えが。かなり有名になったものです。ただ、一方で、「メロン」という答えが。。。どこから来たのか。。。夕張とか、砂丘のメロンというのは、有名ですが、。。びっくりでした。前半のサイエンスの話のところは、最初に農作物の写真を見てもらって。それが何か。。。驚いたのは、いきなり、「パッションフルーツ」の花をストライクで当てる生徒さんが。間違いなく、初めての体験。トケイソウということはありますし、クダモノトケイソウというのはあっても、。。鉱物、岩石のことをやりたいといわれていたような気がしますが、植物のセンスもよいのではと。。オクラ、キュウリなどよく観察していると思います。一方で、ヒトが答えたことを聞いていない生徒さんも。。。ちゃんと、話は聞いているものですね。。。その後だったか、先だったか、校内に咲いている花について。いつもなら知らないという学年が多いのですが、今年はずいぶんとたくさんの回答が。たいしたものでした。普段から観察というか、注意力があるということですから。このあと、ハチがヒマワリの上にいる写真を見て、どこから来て、どこへ行くのか。。。意外と難問だったようで。。。巣からきて、真直に巣に帰ると。。。まあ、そんなこともあると思いますが、では、自分は、まっすぐに帰るのかというと。。。「はい!!!!」と答えてくれましたが、そんなことはないという後ろからの意見も。。。見え見えの「はい!!!!!」はよくないですね。。。また、多くの高校生が悩むのは、このハチがちがうどんな花に行くのか。「チューリップ」と答えてくれたので、それはおかしいでしょうとこちらがいって、おかしいことに気がついているヒトに手を上げてもらったら、数人。。。やっぱり「旬」という感覚がどこかでなくなりつつあるのだなと。。。観察の大事さは、単に、理科だけでなく、色々なことに影響しますので。。こんな話に続いて、本題の自家不和合性。植物も自他の花粉を識別しているというのは、かなり衝撃だったようです。また、受精動画も。これからSSHで課題研究をする方もいるかと。もちろん、そうでなくても、植物は地球に酸素を提供してくれて、CO2を減らしてくれるものであって、食糧でもあるわけで。。。大事にして下さい。

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 前半の時間を使いすぎたことに途中で気がついたのは、後の祭り。。。後半のキャリア教育の時間が少なくなって。。。どうも上手になれません。小学校、中学校での話は少しはしょりましたが、なぜ、科学者になろうと思ったかという時代的背景、また、若いときに色々な経験をして、失敗をしておくことの大切さなどは、わかってもらえたのではと。痛い目に遭ったことは、2回と繰り返さないように。それが人生を上手にと言うのは、表現がよくないかもしれないですが、大事なことです。物理、化学の選択なのに、遺伝学をやるようになったきっかけ。それはふとした、テレビを地理の先生が見せてくれたから。人生とはそんなものかも。また、大学では自分で学ぶのだと。。。この前も、このHPで書きましたが。合わせて読んでみて下さい。また、大学では、よりよい師匠に出会ってほしいと。今の渡辺があるのは、日向先生のとの出会いがあればこそですので。。。。その先、どの様に自分で人生を決めるのか。渡辺の歩みが参考になれば、幸いです。質問では、しばらく質問がなくて、ないかと思ったとき、勇気を持って手を上げてくれた生徒さん。立派ですよ。質問もniceでした。どうやって、プレゼンを上手にするか。渡辺も昔はへたくそでした。たくさんの練習と実践ですね。きっとできるようになりますから。それから、手を上げて答えて、たねをもらったけど、マンションのベランダでどうやれば、栽培できるか。。。植木鉢での栽培をこの秋から大学の講義で「展開ゼミ」として行い、HPでも情報発信します。ので、そんなのも参考にして下さい。また、博士、研究員、教授になりたいという方も。一昨年もいましたが、文系で。。。文理問わず、こんなことだよと。また、教授の普段の仕事はとか。。愛媛の出身なのに、仙台で暮らし続けて、つらいというか、寂しくないですかと。。。ふるさとは離れて本当の良さがわかるもの。だからこそ、この年になって、ふるさと出前授業であったり、多くの高校に出前講義で行くようになったのだろうと。ぜひ、栃木、宇都宮の外に出てみて下さい。そのすばらしさが余計にわかりますので。やっぱり、それなりに色々な疑問を持っていたのを勇気を持ってしゃべること、大事ですよ。これからもたくさんの質問を講演会でして下さい。今日のがきっかけになれば。。。最後の最後は、恒例の集合写真。肖像権を主張する生徒さんもいなくて。全員で、世界に向けて。。。

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DSCN4041.JPG 最後になりますが、校長先生、SSH担当の吉永先生、1年生の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。来年度の講義依頼もすでに頂きました。ありがとうございます。こちらも楽しみにしておりますので。


 わたなべしるす

 PS. 講義が終わって校長室に戻る途中で、去年も話に来てくれた一昨年の受講生が。今年は受験生のはず。文系なので、これというコメントはできなかったですが、よく本を読まれるというので、渡辺が受験が近くなったちょうど同じ頃に読んだ数学者の森毅先生の「数学受験術指南」をご紹介。前にもどこかの高校で話をしたような。くれぐれもこれを読んだからといって、すぐに数学の点数が伸びるわけではないので。。。受験生にはこれからの数ヶ月が勝負。大変だったのは、今でも思い出します。がんばって下さい。もちろん、また、困ったことがあれば、いつでもご相談下さい。お待ちしておりますので。。。



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