東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

平成25年度野依科学奨励賞、表彰式(3/25)

2014年3月25日 (火)

 朝は10oCを下回っていても日中は20oC近い気温。春らしくなり、サクラの開花は確か、積算温度だったような。。。。なので、以外と例年通りくらいに仙台も開花となるのでしょうか。。。そんなことを言うと、また、雪でも降ってはいけないので。。。一方、東京は春真っ盛り。ソメイヨシノも開花したとか。。。。いろいろな色のストックが咲き、気温も高く、初夏という感じでした。これが仙台との物理的な距離なのだと。。。

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DSCN1974.JPG さて、3/4にお知らせしました、野依科学奨励賞の表彰式が、国立科学博物館・地球館特別会議室で執り行われました。最初の集合場所は講堂でとても歴史を感じる木造の建築物で、表彰式の場所は、地球館2Fの日本の飛行機の歴史などが展示されているすぐとなり。表彰式まで少し時間があったので、ちょっとだけの見学でしたが、子供の頃には「紙飛行機」の自由研究をしたこともあり、初の「ジェットエンジン」の設計図が展示されてあったのは、感動でした。もう少し早めに、会場に来ることができればと思ったのですが、年度末の所用で。。。またの機会にゆっくりとと思います。

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DSCN1986.JPG 表彰式は粛々と。。。最初に主催者代表挨拶と言うことで、国立科学博物館館長・林良博様より、今回の表彰が12回目であり、博物館の達人と言うところから、この賞が始まっていると。。。。表彰式に続いて、この賞の冠となっている野依良治博士からお祝いの言葉が。。。。たくさんの言葉を頂きましたが、心に残ったのは、身近な自然の観察の大切さ、継続は力であると言うこと。2020年には東京オリンピックであり、そこには文化交流もあると。。。この東京オリンピックで日本の存在感を発進することの重要性とその時に日本国を見直すよい機会であるので、スポーツに限らず、それぞれの分野で活躍してほしいと。また、科学的力を身につけることが生きていく上での糧になると。確かに考えることは、どんなことをしていても大事な訳で。。。そうした中から、科学人材が生まれ、かつての科学立国日本が復活すると。。。そのためにも、新しいこと、誰もやらないこと、常識からはずれていることへのチャレンジの重要性を。。。そういえば、かつてのミニ重点領域と呼ばれ、磯貝先生が代表をされていた自家不和合性研究の中で磯貝先生が、「この領域の中で是非、チャレンジングなことをしてほしいと。。。」というのを思い出しました。最後に、もちろん、科学者になる方もいるかもしれないけど、そうでない様々な可能性と活躍の場を見いだす、広げる工夫をと。。

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DSCN2000.JPG 交流会ではサイエンスコミュニケーターの方が座長をされ、最初に20 secで自己紹介。それに続いて、野依博士に質問しようのコーナー。時間の関係で2つの質問に答えて下さいました。1つ目が「子供時代に熱中していたことはなんですか??」。野依博士の子供時代はテレビがない時代。また、電話もそれぞれの家になくて、呼び出し電話だったと。自宅ではそんなことはなかったですが、母親の実家にいくと、たぶん、発電機だと思うのですが、それを回して、交換手を呼んで。。。と言う電話機。もちろん、近所の方も使いにきていたような。終わったあとに、交換手から金額はいくらというのが知らされていたような気がするので。。。今でこそ、いろいろなスポーツがありますが、昔はみんな野球をしていた。また、野山で遊んでいたと。理由は簡単、うちに帰ってもおもしろいことがないから。蓄音機はあったそうですが。。。ここまで聞くと、渡辺より、1周り以上上だと思いますが、何せ、渡辺の実家は田舎でしたので。。。なので、少しのずれはあるかもしれないですが、テレビが白黒で存在していたり、電話機は途中から、存在していたり。。。でも、同じように基本、外が暗くなるまで、野球をして、野山で遊んで。その当たりは同じでした。野依博士の頃は、スーパーマーケットがなかった時代と言うことで、自給自足。ニワトリを飼育し、採卵するヒト、魚を釣るヒト、野菜を作るヒト、それらが物々交換をして助け合う、そんな時代。その当たりは、余り変わらないかも。。。確かに、醤油、お米がなくて、隣に借りに行ったことは、しばしば。お風呂も自分で沸かす。これも同じでした。子供の頃、渡辺もこれが仕事でした。何ともいえず、昔を懐かしんでいたら、。。。急にこちらに質問が降られて、余りに急で「はい!」と答えたのしか覚えていませんでした。緊張をしていたのだなと。。。

DSCN2010.JPG もう一つの質問が「ノーベル賞を取ったときの感想」。受賞者に「ノーベル賞はほしいですか??」と。子供たちはどう思ったのか。。。渡辺は師匠の日向先生に植物の品種改良ではノーベル生理医学賞は難しいと。。。短稈の品種改良をしてノーベル平和賞というのはあったと。。。それへの貢献も難しいような。。。自家不和合性では。。。と言うことを聞いていたので。。。ただ、ここでもサイエンスの話として、チャレンジしないといけない。ヒトと同じことをやってはいけない。違うことをやるのは、大変であるが、それが独創性ということ。最近のヒトと外れているといじめになるという世の中はいけないと。。これはなるほどでした。科学立国日本の復活にはこのあたりからかと。また、1番になることが大事ということで、以前にとある会合で、野依先生とご一緒したことがあり、「1番になることの重要性」を切々と説いていたのを思い出しました。

 最後のコーナーが、それぞれの受賞者から、なぜこのような研究をしたのか、何がわかったのか。その中でのとっておきの一枚。小中学生の研究は、これという実験の写真がほとんど。自分が研究発表をしても、苦労した写真を載せるだろうと。。。そういえば、1992-1993年頃にRT-PCRで、SRK9の部分断片が増えたときに、暗室の中で「やったー!!!」と叫んだのを、ふと思い出しました。こうした発表に対して、野依博士から「おもしろいと思ったことの意義を問われると。。。」。。たしかに。。。「本当に、その研究はおもしろいの??」。「情報過多の時代に、好奇心というのはどこから来るのか。」という質問も。これは、大学人としてもしっかり考えないといけない問題だと。。。また、励ましの言葉として、評価されないことを気にしない、うまくいっていることはたいしたことがない、うまくいかないときにこそ、次への大きな飛躍があると。それをチャンスとしてつかまないといけないと。。。たしかに。。で、渡辺の活動を発表した訳ですが、これまでの500件を超える出前講義、そこで届いた手紙への返事。そうした中で知り合った子供たちと将来、Nature, Scienceを目指す人材に出会いたいと。。。で、この1枚という写真には、里庄町ご出身の原子核物理学などの基礎をつくられた仁科芳雄先生の「環境が人を創り、人が環境を創る」と言う感動した写真を。これも出前講義に出かけたので、出会えた1枚。と言うプレゼンに対して、こうした活動を高く評価頂くとともに、今日生まれた子供は22世紀まで生きるのだろうと。なので、21世紀だけでなく、22世紀のことを考えて、教育研究をしてほしいと。。。。ありがとうございました。

DSCN1865.JPG 最後になりましたが、この賞を頂けたのは、渡辺の活動が評価されたと言うだけでなく、アウトリーチ活動を行う上で、各地域でサポートを頂きました数多くの先生のおかげです。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。


 わたなべしるす

 PS. 表彰式の席の上には、本賞の審査員コメントが。。。高く評価頂いたこと。さらにこれをどの様に発展させるのかという宿題も頂きました。しっかりとその宿題に今後取り組みたいと思います。ありがとうございました。

DSCN2009.JPG PS.のPS. 5年前に東北大で「科学者の卵」を始めたとき、この企画の他大学もあわせた全国大会が。。。その中に、筑波大がfollowしている長野県の小学生が。たくさんの野生動物の骨格標本をつくっている方が。渡辺は小学校の頃に、昆虫採集と標本作りはしたことがあっても、動物の骨格標本は。。無理でした。動物は苦手で。。。その小学生が今や中学生になって、この賞を受賞していて、ずいぶん久しぶりお会いして、当たり前ですが、しっかりしていて。。。そんな時の流れも感じました。何より、おめでとう。4月からは、高校生とか。気分も新たにがんばって下さい。また、どこかでお会いできるのを楽しみにして。。。また、渡辺が1名での参加だったので、たくさんの写真も撮影頂きました。ありがとうございました。

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DSCN2008.JPG PS.のPS.のPS. 今日は春の選抜高校野球で、母校・今治西が第2試合に出場。。。。結果は。。。。聞かないでおきましょう。。。なんともいえない。。。。何か考えることが大事なような。。。何を???。。。これが難しいですが。。。。簡単なようで、そうでなくて。。。。応援の皆様、お疲れ様でした。。。。



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【出前講義】「東北バイオ教育プロジェクト」研究成果発表会・コメンテーター(3/23)

2014年3月23日 (日)

 昨日までの寒さも少し和らぎ、春らしくなってきたようです。。。天気予報を見ると、1 weekほどは暖かく、10oCを超えるようです。そんな中で、今年度最後のアウトリーチ活動が、「東北バイオ教育プロジェクト」研究成果発表会・コメンテーター「東北バイオ教育プロジェクト」は、協和発酵キリン、リバネスのサポートによる東日本大震災復興支援プロジェクト。岩手、宮城、福島の6校の高校、高専の生徒さんたちによるバイオ研究。この中の1校、福島県立新地高等学校の「環境制御型農業における育成培地の研究」を実際に学校に訪問して指導したり、あるいは福島県内での発表会のポスターでコメントしたりして。。。その研究内容を発表。他には、発酵、バイオ燃料生産、堆肥、自然浄化、多糖バイオマスなどあり、より現場思考の研究という実感でした。

DSCN1966.JPG ハツカダイコンの水耕栽培というチャレンジングなテーマというのは、昨年の学校訪問と出前講義の時からわかっていたのですが、葉菜類・花菜類の水耕栽培というのは、これまでも農業高校などへの出前講義で拝見していましたが、根菜類での水耕栽培はかなり難しいというのが実情です。それでもやってみようというのが、よいことだと。。。それでも昨年7月に伺ったときより、ずいぶんと球形のハツカダイコンになっていたのは、かなり進歩したのだなと。。。もう少し発展させるためにも、通常の土での栽培をしているときにダイコンの根系が土壌からどの様な影響を受けるのか、そうしたことをもう少し考えてみると言うのがよいのでは。「つち」という物理的に堅いものから、どの様な影響を受けるのか、そんなことをヒントにして。。。。それが、ハツカダイコンの本当の姿を知ることにつながり、植物の不思議を知ることになるのであろうと思いますので。あと、高校生の発表で気にかけてないのが光条件。「ルクス」と言う単位で計っているようですが、確か、これはヒトが明るいと感じるかどうか。そうでなくて、そこに光の密度がどれくらいあるのか、という「光量子密度」を計ることが大事で、単位は、マイクロアインシュタインというのだったと。光量子密度計は簡単に手元には入るものではないですが、どこかとコラボして、やってみて下さい。

 これで何とか今年度のアウトリーチ活動も終わりました。また、新年度から気分も新たにlabの研究の発展とともに、アウトリーチ活動もできればと。。。それが、東北復興、日本の復興に人材育成という形で、貢献できるのでしょうから。。。


 わたなべしるす

 PS. 6校の中で唯一の高専の発表は、一関高専。そこで実験指導をされているのは、渡辺が農学部で助手をしたとき、学生実験、研究室で指導をしていた中川先生。世の中狭いなと。。。さらなる発表を期待しております。また、岩手県立高田高校の指導をされていたのは、渡辺の分野で助教授の菅野先生のお弟子さんであった慶應大の伊藤先生。今は、藻類の研究をされているという感じでした。


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量と質、潜在的、らせん(3/19)

2014年3月19日 (水)

 遺伝学をやってどれくらいになるのだろうか。ずいぶんになった。最初に、謎のコメが日本を狙う、というテレビ番組を高校3年の地理の時間に見せてもらってからである。興味を持ったのは。もちろん、生物Iの時間も遺伝学だけは楽しかった。その遺伝学もずいぶんと世の中が変わってきた。昔であれば、遺伝子1つを解析するというか、cDNA cloneの解析に1年近くはかかった。大変であった。ところが、今なら、ゲノム全体の比較もできる時代に。質と量とが求められているのか。何かの本に書いてあった。量と質とは異質な者であるが、量が質を越えるとか。。。??たしかに、big dataと呼ばれる大量のdataを読み解けば、本質が見えるような気がする。残念ながら、学生の頃に書けていたプログラムも書く時間と言語を忘れた。。。年度末と言うこともあり、報告書、書類などが多くて、HPを改訂できていない。5月末にOpen labがある。それに向けて、HPの大幅改修を計画している。もう少しお待ち下さい。そんないままでとはちがった方法で、遺伝学をひもとく。つまり、大量dataから、おもしろいことを見つける。そんなことをできるようなメンバーがと思ったりする。もちろん、これまで共同研究であったり、そうした学生さんもいてくれたが、今は、その学生さんも卒業して。。。また、そうしたことができる新しい学生さんと実験ができることを祈りつつ。。。。

DSCN1811.JPG もちろん、表現型を見ること。それが遺伝学の基本とも言える。というか、サイエンスの基本なのかもしれない。そんなとき、review article、抄録とも言うが、特定分野の最近の進歩などをまとめた論文として発表される。渡辺自身も書いたことはある。そんな中に、「cryptic genetic variation」というのを見つけた。表現型には表れないけど、遺伝的な多様性がある。。。ということであろうか。そんな潜在的なものも、先の大量dataを見たら、見えてくるかもしれない。ただ、表現型とlinkしてこないので、どうやってわかるようにするのか。。。結構難しい問題ではあるが、そうした技術を使えば、見えてくる、わかるようになる可能性が大きいのではないだろうか。もちろん、それ以外にも、これまでの遺伝学で行うような特定の遺伝的背景では、その現象が見えないけど、遺伝的背景を変えると、見えてきたり。。。その意味でも潜在的というか、見えにくいというか、地面の下に隠れているというのか。。。隠れたものを見つける、それが遺伝学なのかもしれない。

 こうした根源的なことを想像している一方で、時間は流れていく。。。。今日も残り、4hrを切った。。。あしたは、山形県の高校生が研究室見学と講義、実験で。。。ここ3年ほど、恒例になっているので、また詳しいことは明日記すとして。。。今日やるべきことは今日やらないと。。。積み残しをしたら、明日が大変。そのために、可能な限り、動かすピースの数を少なくする。昔なら、力任せにたくさんのピースを動かして、ということもできたが、さすがに。。。年は隠せなくなったが、その分、工夫をして。もちろん、できる工夫とできない工夫はある。先日も割れてしまったスライドグラスを交換したら、うまくいったことがある。割れたのを戻すのは難しいが、交換くらいなら。。。ちょっとだけずらせば、どうにかなることであれば。。。そういえば、スライドグラスの交換の時に、蒸気の流れを遮断するようなねじれが。。。。それに気がつかないと、大変なことに。。。そういえば、明日の高校生の実験では、二重螺旋のDNAをとってみようということを。らせんというのはねじれているもの。それでも不思議と短くしたら、何とか扱えるようになる。というか、扱ってきた。短く、ちょっとずつなら、力任せでなくて、できる。ただ、やっぱり、量の問題だけは大きな計算機が必要となる。そんな計算機の出現を楽しみにして。。。明日もまた、できることをできるようにやってみよう。何かが前に進むのであろう。。。きっと。。たぶん。。必ず。。。。


DSCN1829.JPG わたなべしるす

 PS. きょうは多くの市内の小学校で、卒業式とか。。。NSPをやっている七北田小学校にうかがえなかったので。諸般の事情で。。。卒業する子どもたちに、お手紙を送っておいた。受け取った先生から、「渡辺先生と博士たちからのあたたかい「卒業の言葉」ありがとうございました。6年生教室前の廊下に掲示させていただきました。先生からのメッセージも子どもたちは,じっくり読んでいました。(たずさわった博士の多さにびっくり!)」。というmailを頂いた。何ともありがたいことである。また、そうした子どもたちとどこかであれることを楽しみにして。。。

 PS.のPS. 明日は、もう一つ。名古屋大の中園先生がいらしてセミナーが。異分野とふれることで、なるほどと思うことがたくさんあるのだろうと。。。

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【出前講義】平成25年度宮城県高等学校理数科課題研究発表会・講評者(3/17)

2014年3月17日 (月)

 土曜日は、大学サイドから高校への連携プログラムである「科学者の卵養成講座」。今週の初めは、2年前にも講評をお願いされた「宮城県高等学校理数科課題研究発表会」。例年のことなのかもしれないですが、高校生が司会・進行をされるのを見ていて、よいことだなと。。。慣れないとなかなかできないですので。最初に、宮城県高等学校理数教育研究会会長である、宮城県宮城第一高等学校・佐々城校長先生からご挨拶。様々な事象に対するなぜ、どうしてという身の回りの不思議を発見し、解決することの難しさについて。その例として、リンゴの落下を見て、重力を思いついた「ニュートン」のことを例に出して。。身近なものにある不思議に気がつき、それを解明することの難しさは、渡辺もこのHPから何度も書いたことであり、大事なことだと。。

 発表は、県内の理数科がある宮城県宮城第一高等学校仙台向山高等学校仙台第三高等学校から、それぞれの高校の予選会を通過した2題の発表がありました。宮城第一高等学校には、出前講義、科学者の卵の参加者がおり、仙台向山高等学校からは、科学者の卵の参加者が。仙台第三高等学校では、SSHの運営指導委員を仰せつかっております。そんなよく知っている高校生の発表というのは、楽しみで。。。今年度は発表内容に、数学分野がなかったのは、少し残念でした。発表では、内容をきちんと理解して、原稿を見ないで発表しているところもあれば、原稿を見ながらと言う班も。。。発表をすると言うことは、その研究内容を理解していると言うこと。原稿を丸暗記というのではなく、余裕を持って発表してほしいなと。。。実際の自然環境には、実験をするためのヒントがたくさんあるかと。それを十分に調べてから、実験にtryしてほしいなと。。。まずは、実験をやるきっかけになった実験系を追試験すること。これも大事なことです。実験に使う材料は果たしてそれでよいのか。もっと最適なものがあるのではないか。と言うことも、実験をする上では、ある種、成功の可否を決める鍵となるのではと。。。その実験をやるときの原理というか、科学的な背景をしっかり考えてほしいと。。。。

DSCN1931.JPG 講評と言うことで、渡辺の方から、全体へのコメントでは、繰り返し実験、統計処理、やってできたと言うことの先にある、そこにある理論というか、原理を考えることの大切さ、この実験を継承して、数年間やってみること、もちろん、最初に校長先生が話された自然の不思議に気がつき、理解することは何よりも大事なことかと。。。参加していたのは、1, 2年生。近い将来、また、どこかでお会いできれば、。。

 最後になりましたが、お世話になりました、宮城第一高等学校・柏葉先生をはじめとする、3つの高校の関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 発表者、質問者にも科学者の卵養成講座の受講生が。。。頼もしい限りでした。

 PS.のPS. この休みの間に、共同研究をしている先生から、論文がacceptになったといううれしいお知らせ。実際に論文に掲載されましたら、また、お知らせします。



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【出前講義】循環型科学者の卵養成講座「プレゼン会議・科学者の卵OB/OGとの交流会・閉講式」(3/14, 18追記)

2014年3月17日 (月)

 科学者の卵養成講座の企画・運営を初めて、今年度が5年目というきりのよい数字。その5年目の活動も、昨日のプレゼン会議・科学者の卵OB/OGとの交流会で無事、終了。今年度はいろいろな面で大変なことがあり、。。。それでもそれを支えてくれたのは、この講座のOB/OGの方々。4月には仙台近郊の方々で「OB/OGの会」というか、「ひよこの会」を。渡辺のところで発展コースを引き受けて、実験をしてもらい、まとめる作業も。TAには曽根さん、辺本さんに。3名の受講生もとてもactiveでした。

 そんな発展コースの発表会とOB/OGとの交流会。こちらが発表会の座長など運営サイドのことをしていて、すっかり写真を撮るのを失念していて。。。写真などは、また、あとから追加します。最初のPower Pointを使ったプレゼンでは、聴衆への質問あり、続きはポスターでとか。ずいぶんと工夫をしていました。さすがだなと。これに続いて、1hrほど、ポスター発表会。発表する方々が、発展コースとエクステンドコースをあわせて、10課題程度。それぞれのポスターに10名ほどがしっかり聞いていて。ここでの発表も実物あり、パソコンを使ってと。さすがでした。ちなみに、渡辺班では、Power Pointで動画を見せて、ポスターも説明する。さすがでした。

DSCN1925.JPG 後半は、OB/OGとの交流会。大学の様子、受験のことなど、講座の最後のイベントとしては、よかったのでは。最後は修了式と表彰式。去年もでしたが、渡辺から手渡し。。。これでよいのかなと思いつつ。この「科学者の卵養成講座」も来年度から模様替え。の予定。予定というのは、これから答案を書いて、審査があってとなるので。必ずや、採択され、第6期、第7期と続くように。。。というのが、残された大事な課題だろうと。そのために、運営サイドとして、可能な限りのことを考えて。。。継続させますので。。。お楽しみに。。。

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 わたなべしるす

 PS. 3/18, 追記。これまでのHPを見ていてくれた方はご存じの通りかもしれないですが、発表会に臨んでくれたのは、秋田南の一ノ関さんと山形西の佐藤さん。もう1名の仙台二華の丹野さんが、高校での行事で、海外へ。ちょうど、発表の日の時間帯くらいに出発したのでは。。。。それぞれ3名からのこの活動の報告は、科学者の卵養成講座のHPであると思います。もう少しお待ちください。

 
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