文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」
アウトリーチ/広報
出典:公明新聞、2014年10月27日発行、4面読書欄。
図:掲載された書評記事
標題の本が出版されました。
明治大グループ(小林・大柳・矢野)は、下記の章の執筆を担当しました。
Omics databases and gene expression networks in plant sciences
この度、Plant Journal誌にて、シロイヌナズナの細胞周期マーカーについての論文が掲載されました。
これは、植物の細胞周期の進行をリアルタイムで可視化するべく、シロイヌナズナのS期とM期のそれぞれを赤と緑の蛍光で標識した2色マーカー(Cytrap)を作成したものです。この論文では根の表皮細胞に着目し、根の伸長する過程で各細胞の細胞周期がどのように進行するかを可視化しましたが、今後は胚や葉など、さまざまな組織において、成長過程での細胞周期の進行を追跡できると期待しています。
Plant J. 2014 Nov; 80(3): 541-52.
A dual-color marker system for in vivo visualization of cell cycle progression in Arabidopsis.
Yin K, Ueda M, Takagi H, Kajihara T, Sugamata Aki S, Nobusawa T, Umeda-Hara C, Umeda M.
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/tpj.12652/full
広報/アウトリーチ
2014年9月25日、山元はドイツのミュンヘンにあるLudwig Maximilian
Universityにて、"Molecular neuroethology of Drosophila courtship: from the gene to
behavior"と題する招待講演を行いました。同日、米国Janelia Farm Research CampusのUlrike Heberlein博士も同大学で"酔っぱらいのハエ"について講演し、ショウジョウバエ行動遺伝学への関心の高まりが実感されました。ミュンヘン市内はおりしもオクトーバーフェストのにぎわいのまっただ中にありました。
科学研究費の申請書にも近年、実施が義務づけられている「国民との科学・技術対話」の推進。鈴木班でも、小中高への出前講義を通したアウトリーチ活動を広く展開し、国民へ科学・技術を還元します。 前々回が3月末まで、前回が6月末までという、昨年度でした。今回は、5月から9月の第2四半期における研究分担者・渡辺のアウトリーチ活動をまとめておきます。詳しい内容は、研究室のHPに記してありますので、興味のある方は、ぜひ、以下のlinkをご覧ください。講義内容は、今回は小学校、高校、一般の方、向けで、内容は植物の生殖などに関わる講義、実験、見学サポートなどです。
福島県立福島高等学校(1, 2, 3)
秋田県立秋田南高等学校(1, 2, 3)
宮城県宮城第一高等学校(1, 2, 3)
岩手県立盛岡第三高等学校(1, 2)
宮城県仙台二華中学校(1)
仙台市立七北田小学校(1, 2)
夏休み大学探検2014(第13回サイエンス・スクール)(1)
飛翔型「科学者の卵養成講座」(1, 2, 3, 4, 5)
石川県立小松高等学校(1)
石川県立金沢泉丘高等学校(1)
平成26年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会(1, 2)
日英若手科学者ワークショップ10周年記念(1)
Google サイエンスフェア in 東北 2014年(1)
平成26年みやぎ県民大学(1)
鹿児島県立錦江湾高等学校(1, 2, 3)
仙台白百合学園中学・高等学校(1)
仙台市立木町通小学校(1)
愛媛県立今治南高等学校(1)
愛媛県立今治西高等学校(1)
岡山県立倉敷天城中学校(1)
今後も引き続き、社会貢献ができる領域であるように努力したいと思います。
わたなべしるす