東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】鹿児島県立錦江湾高等学校・平成26年度コアSSH運営指導委員会第2部と「わくわく実験教室 in 市立科学館」(12/6)

2014年12月 6日 (土)

 仙台はこのところ、冬将軍に。。。昨日が初雪で、今朝は-2.6oCとか。。ちょうど寒さの底のようなときに、渡辺は東京へ。寒さにあわなかった分だけ、ちょっとluckyかなと。。。ただ、そのまま、鹿児島へ。この時期恒例の鹿児島県立錦江湾高等学校・コアSSH。今回は、東京でのイベントとの完全にoverlapして、2日間のコアSSH関連も最後の半日だけ。少し残念でしたが。。。仙台が寒いと言うだけでなく、鹿児島も寒いようで、数日前に雪が降ったとか。桜島の山頂付近が雪景色というのは、地元の方でも珍しいと。。。

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DSCN5372.JPG 1.5日参加できなかった分は、渡辺の座るべき机の上で、ピンチヒッターがいてくれたようです。いつも様に質問できなかった分、代わりにしっかり目をつけてくれていたと。そんな写真を参加されている先生から頂きました。ありがとうございました。十分に代打として機能してくれたのでは。。。

DSCF4837.JPG 伺った時間帯は、ちょうど「わくわく実験教室 in 市立科学館」。以前、ここで出前講義もしたような。その当時の方々とは、もちろん世代も変わりましたが、多くの机が用意されていましたが、どの机にたくさんの子供たちが。いろいろなものを作っていたようで、会場にいろいろなものが飛んだり、ぜひ、小春日和の暖かい日に外でやってみて下さい。

DSCF4896.JPG そのあとが「コアSSH運営指導委員会第2部」。渡辺が参加できなかったことと次年度に向けて、どの様な戦略で取り組むか。運営指導委員の先生方から、さらに高みを目指すためによいideaがずいぶん出てきました。さらに楽しみになってきました。なにより、このコアSSHに参画している高校のSSHでの活躍は目覚ましいものがありますので。。。最後になりましたが、今回の企画でお世話になりました教頭先生、樋ノ口先生、河野先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。次年度のさらなる発展を祈念しております。


 わたなべしるす

 PS. 鹿児島と言えば、路面電車。広告を書いた電車を発見してびっくり。「山形県鶴岡市」と。。3月に研究室見学に来る鶴岡南高校があるところであり、渡辺の師匠である日向先生のふるさと。。。こんなところでお目にかかれるとは。。。不思議なご縁なのだなと。。。

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物質の三態、小さい頃から、考える(12/4)

2014年12月 4日 (木)

 先週の金曜日、愛媛県今治市立常盤小学校での研究授業とシンポジウム。小学校の時に習ったのか、どこで習ったのか、覚えてないが、「物質の三態」。気体、液体、固体。こんな言葉を習ったのは、小学校のような気がするので、物質の三態という言葉もあったような気がする。固体がいきなり、気体になるのが、昇華だったような。毛糸のセーターなどを保存する「なんとか、というか、なんだったか、ここで、パラジクロロベンゼン」かなと、Wikipediaを調べて、ベンゼン環に塩素が2つ結合する、それも、オルトの位置に。オルト、メタ、パラ、というのは、高校の化学の時間に学んだ単語のような。Wikipediaによると、防虫剤だと。メタ、パラの位置で何とかというような問題があったと思うが、その当たりは、思い出せない。液体が気体になれば、気化。そういえば、沸点が違うものを混ぜて、分留実験をしていた、中学校では。この時、使っていたのは、ガスバーナー。一方、小学校で沸騰実験をしていたときは、なんと、アルコールランプでなくて、カセット式ガスコンロ。。。。ちょっとかなり驚き。昔と今でこんなに違うのだというのをそういえば、この前、テレビでもやっていて。。。なんでも、アルコールをこぼすと危険だから。。。。たしかに。。。ただ、火を使うことを覚えたHomo sapiensは、その危険さを理解するのも大事ではないかと。。。。そういえば、クリーンベンチでピンセット、メスなどを滅菌するために、70%(80%??)アルコールを使うが、ガスバーナーで温度を上げすぎると、アルコールに引火するときが。。。というか、火がついたのではなくて、実験をしている人がまちがって、火をつけてしまったわけであるが。。。ついたのでなく、つけてしまった。この違いと危険を理解する、どちらも大事な気がする。加熱しすぎて、突沸するのを防ぐために入れるのが「沸騰石」。そんなものを入れていたのを、小学校で授業を拝見して、久しぶりに思い出した。小学校の時、結構、おっかなびっくりで実験をしていた方なので、意外と、突沸しなかった気がする。。。ところが、大学の研究室で、アガロースゲルを電子レンジで加熱していて、ちょっと目を離すと。。。。突沸。何度痛い目に遭ったか。。。そのうち、phageを使った実験をしていて、top agaroseというに懸濁して、まいていたが、その時にも。。。そんな時に、沸騰石という概念はなかった。。。というか、思い出すこともなかった。ちょうど、その研究授業から1 week。味噌汁などを温め直していて、突沸というニュースが。。。ただ、そのニュースでいっていたこと。「お料理に愛情を持って、接すること」だったような。ながら族なので、言葉をちゃんと書き留めてないので。。。沸騰石を入れて料理をするというのもありかも知れないし、アガロースゲルも。ただ、やっぱり、ちゃんと見ていること。そういえば、師匠の日向先生の言葉に「火をつけたら、そのそばにいてみていること!!」というのがあったような。。。お料理だけでなく、実験にも石でなくて、愛情をと言うのが大事だと思う。研究全般と言うべきなのだろうか。。。

DSCN5298.JPG 今治で理科専科の先生がいて、自然科学教室があって、ちゃんと理科を教えてもらったのに「沸騰石」ひとつ、覚えてないというか、思い出せないというか。。。。先生の問題でなくて、児童生徒の問題というか、渡辺の問題のような。。。身の回りに、小学校の教科書に出てくるような現象がいっぱいあるのに、気がついていない。それくらい、身の回りの不思議に気がつくのが難しいのかも知れない。植物、それも作物というか、アブラナ科なら、すぐに反応するのに。。。「突沸」にも気がつかない。。。何とも皮肉な。。。もう少し領域融合というか、遺伝学だけでなくて、その周辺のことも。しっかりと。小さい頃から、ちゃんと学ぶことと言うか、考えること、一連のこととして、教育することは、大事だなと。どんな分野でも。。。

 そんな風に、身の回りに注意を払って何が起きているのか、考えること。そんなことを日向先生はいいたかったのだろう。確かに、毎回の実験では、いろいろなことが起きる。一本道ではない。たとえば、自分の花粉を自分の雌しべの上にのせても、その日の環境条件の違いによるのだろう、蛍光顕微鏡で観察すると、見える花粉の数だったり、状態は完全に同じにはならない。生物の反応だからと言えば、そうかも知れないが。だから、物理、化学をやっている方からは、生物は。。。といわれるとか。そんないろいろな考え方を柔軟に持って、そんないろいろな考え方を教えてくれたのは、高校時代の数学の長井先生。基礎を大事にして、柔軟に最終地点というか、解答というか、そこまで導くと言うか、考える。ただ、最近の数学の問題を見ていると、分厚い解答があるというのは、どうなのかと、いつも書いていた。また、解答から考えるというのもどうかと。それと同じというか、それとはまたちがう不思議な問題をふと見つけた。間違い探し??これだと一本道で、いろいろな考えではないような。。。。また「????????」がふえた。。

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 わたなべしるす

 PS. お知らせに書いた「はやぶさ2」の打ち上げ、昨日、無事に、宇宙へ。ほっとしました。パブリックビューイングが延長になったことのアナウンスができず、。。申し訳ありません。


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おみやげとおみやげと私

2014年12月 1日 (月)

こんにちは、増子です。今日から12月ですね!今年も終わりますよー。

皆さんはやり残したことはありませんか?私はたくさんあるので、これから頑張ります。

 

さて、そんな11月最後の週末、私は保育園の懇親会の幹事を務めまして。

すごく楽しみましたが、すっかり燃えつきました。

今週はゼミなのですが、さっぱり準備しておりません。

同じくゼミ当番のなべもとと、やる気しないー、とうつろな目をしておりましたら、渡辺先生がRed Bullを一本くださいました。

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これを飲んで、これから頑張ります!

これから頑張るばっかりやないかい!というつっこみは受け付けません。

 

さて本題。

先週出張に行ってらしたなべさんが沢山のおみやげとともに帰ってきて下さいましたよー!

いつもありがとうございます!

 

まず、分子生物学会での戦利品!

渡辺先生はワークショップセッションのかたわら沢山のブースを回られ、最新情報のパンフレットとともに、各社のスペシャルグッズをゲットしてきて下さいました。

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まず目を引くのが、QIAGENのTシャツですね!

目が醒めるような赤です。RNA用キットなどの赤箱QIAGENカラーですね。

ロゴとロゴの間が離れているのが、赤箱QIAGENぽいですね。

シャリっとした素材感。まるで赤い彗星です。

皆がざわざわしていると、

 

"紺もあるぞー"

 

と言って、渡辺先生が取り出してきたのが、紺色のバージョン。

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しっかりした生地感の綿Tシャツです。

QIAGENの。。。例の箱のイメージがそのままTシャツに。

QIAドラといい、QIAステラといい。。。すばらしいです、QIAGENさま。

製品へのこだわり同様、ノベルティへのこだわり、隙の無さ。本当にすばらしい。

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上記の紺Tシャツは、渡辺先生がゲットしたそうです。いいですねー。夏が楽しみです。

赤Tシャツは大きめなので、女性陣は着れず、男性陣で試着した結果、高田さんが釣りで着るとのことでゲットされました。

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他にネックウォーマー、三脚いす、立派なUSBメモリー(16G)、ひざかけやら、実験に使うフローターやら、おせんべいやら、沢山あります。

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あと、知恵の輪ですね!鎖を切らないで輪っかから外す事が出来るかな?

皆で知恵の輪を解こうとやっきになった結果。。。

いわもとが、一番乗りで外しました。すごいぜ!いわもと!

ドヤ顔のいわもと。冷静に見つめるなべもと。

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これを分子生物学会会期中に解けた方には、企業からステキなプレゼントがあったそうです。

気になって解いて持っていきたくなっちゃうのでは?マーケティング戦略ですねー。

 

また、渡辺先生が買ってきて下さった愛媛方面のおみやげも沢山頂き、ラボはお菓子天国です。

もみじ饅頭とか、

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瓦せんべいとか、

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鶏卵饅頭とかー。間違いないお菓子が並びます。

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今回も沢山のお菓子、本当にありがとうございます!

修論もいよいよ大詰めのラボですから、皆大喜びで食べるでしょう。

 

こんなにお菓子があるので、お菓子一緒に写真撮る大会を急きょ開催しました。

トマト酢ドレッシングは酸っぱいだろうという予想の舌ぺろり(渡辺先生)。

大好きなうずしおパイに囲まれて幸せな私(なべもと)。

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ありのー、ままのー、すがたみせるのよー(増子)。

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参加者3名で終了。

 

沢山のおみやげ、メンバーやバイトさんとともに大事に頂きます!

今回もお心づかい、ありがとうございましたー。

 

増子

 

ついしん :

鶏卵饅頭は数時間後、

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残り8個になりました。はやいぜ!

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【出前講義】第39回理科研究会「科学が好きな子どもを育てる」パネリスト(11/28)

2014年11月30日 (日)

 一時期の忙しさというか、脳みそを含めた「破綻」状況から少し落ち着いて物事を考えるようになりつつあるのですが、それでも。。。というか、気がついたら、11月も終わり。週明けから12月。困ったほど時間の流れが速くて。。。今年も残り30日ちょっと。どうしたものかと、頭を抱えます。というか、今年も年末年始がない状態になるような。。。そういえば、そんな休みとか、仕事のあとに持ち帰ってやる仕事を「持ち帰り残業」と言うとか。テレビでそんなことを。。よい悪いを別にして、これをやめろと言われると。。。さらに、破綻が加速するような。。。本当にどうしたらよいのか。potentialの問題なのでしょうか。。。

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DSCN5291.JPG 今月最後の出前講義は愛媛県今治市。渡辺が高校生まで過ごした町であり、ここ数年、ふるさと出前授業をやっているところ。ここ数年年間、10件を超えるようになった「ふるさと出前授業」きっかけは、2007年に今治市立常盤小学校。その当時、理科を教えるすごい先生がいらして、その先生が今は、富田小学校の教頭先生をされている、村上先生。今年も6月に出前講義で伺いました。当時、もう1件の出前講義もあわせてアレンジ頂いたのが、当時の教頭先生で、現在の今治小学校の高橋校長先生。その当時から、アレンジではお世話になり、今に至っているのだなと。。。懐かしいその常盤小学校に6月に出前講義で伺ったとき、11月終わりに、理科研究会があるので、シンポジウムのパネリストをお願いできませんかと。渡邊校長先生から。よくできていて、この日程をうまく確保できたこともあって、「科学が好きな子どもを育てる」と題した第39回理科研究会が常盤小学校への出前講義に。いわゆる、研究授業なので、授業を受けている児童、生徒の皆さんはかなり緊張していたのでは。。というか、研究授業の渡辺にとってのイメージは、いつもよりちゃんとしていないと、研究授業のあとで、先生から怒られるというか、大変だったと言うイメージしかなくて。。。また、いつもは、出前講義で伺うときは、渡辺はやりたい放題というか、しゃべりたいことを講義をしていて、小中学校で授業をされている先生方は、大変だなと。

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DSCN5286.JPG そんな授業をされている先生方を4パターン、拝見。背景には、生活科から理科へどの様に連結するのか。。。さらに、小学校の理科から中学校の理科に発展させるのか。難しい問題だなと。。。生活科というのは、渡辺が小学校を卒業してからできた科目。1, 2年生の理科と社会の融合したもの。と言うイメージしかなくて。。。何を1, 2年生の理科、社会で何を勉強していたのか。。思い出せません。アサガオを育てて、夏休み前に持って帰るのが大変だったことだけは、覚えているのですが。そんな中ではじめて、生活科の授業を初めて拝見。身近なものを使って、おもちゃを作る。そういえば、小学校5, 6年生の時に、スーパーカー消しゴムが流行っていて、机の上でボールペンのバネを使って、動く距離を競ったり。あと、ストローをつないで、何本つないで、牛乳を飲むことができるのか。。。もちろん、こんなことをして、よく怒られたわけですが。楽しくいろいろなものを作るのは大事なこと。ただ、そこから何を学ぶのか。少し考えさせられました。もっと小さな子供の時代にちゃんと外で、いろいろな遊びをやっておくことが大事なのかなと。。。

DSCN5288.JPGDSCN5287.JPG 1コマ目前半は、生活科でものづくり。生活科のなかった渡辺には、どうもイメージができず。ただ、子供時代にいろいろなことをして遊ぶと言うことを経験しておくこと、それはとても重要なこと。もちろん、できれば外で。学校までの道のりは片道2km。それを歩いて、集団登校で。6年生の先輩が一番先頭。5年生が一番最後。1年生の時、先輩たちについて行くのが精一杯。ただ、これは学校へ登校するとき。帰り道は、友達とかといろいろな道草をして。その道草の遊び方も場合によっては、同じくらいの時間に終わる先輩たちから、教えてもらったのを思い出した。むぎぶえ、まめぶえ、これが最初は難しいもの。なかなか音が出ず。。。先輩のをもらってやると、ちゃんと音が出る。そんなたくさんの遊びを通じての経験が大事だったんだろうなと。

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Tokiwa-Sony-1128-01.JPG 後半は、4年生の物質の三態。水を沸騰させる。沸騰は学校だけでなく、普段から見ていること。また、液体から気体になると、何倍だったか、忘れましたが、気体となり、体積は膨張。気体の出口に風船をつけると、ふくらむわけです。では、こんなことをしたら、何が起きるのか、。。。子供の頃から、火遊びは怒られる原因でした。火事は何より危ないですし、火を使うと言うことを覚えたHomo sapiensに任された責任というか。。。この実験するのを観察していて、ふと、何が危ないのか、もちろん、加熱していて、さわると熱いこと。あと、膨張した風船が破裂するかも。。。くらいでしょうか。思いついたのは。もっと他にも危ないこと、こけたときに、器具がひっくり返ると。など、いろいろ考えることはあるはず。それは、研究室で実験をしていても、ありえること。何より、危険察知能力というか、何が起きるかわからないと言うことを考えるのは、大事なのだと。そういえば、今は危なくてやらないそうですが、水の電気分解で生じる「酸素」、「水素」の気体を混ぜて、火をつければ。。。大きな爆発になるわけで。。。渡辺の小学校の時にも、量を制限して、入れた袋の上に砂山を作って、遠く離れたところから、点火。近くで見たい子供たちに「ここまで下がるように!!!」と言って、実験をしてくれた理科の先生。離れていてもそのすごさは実感できたのを思い出しました。そんなことをしたり、外で遊びながら、いろいろ危険な目に遭いそうになることを経験して、大きくなったのだなと。。。ふと、そんなことを。

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DSCN5296.JPG 1コマ目前半は3年生の空き缶と輪ゴムと何だったろうか。そんなのを使って矢を飛ばす。危ないと言われつつも、募金の赤い羽根を使って壁とか、木に立てる、ダーツのようなことをしていた渡辺のことも時代。もちろん、それだけでは、スピード感がないので、さらにそれをもっとすごくするには、どうしたらよいか。ここには書けないような工夫をいっぱい。実験をしていて、力のある子は引っ張るのは大丈夫。遠くまで飛ばしていました。渡辺なら、。。。そうはいかないかったような。そんな時、となりの人がちょっと大変そうだなと思って、もってあげれば、飛ばすための機械の基礎は固まるわけで。。。ずいぶん飛ぶ距離は違うような。こんな助け合いというか、一緒に実験すること。それが、将来の共同研究とか、そんなことにつながるのではと。ふと、そんなことを。。。

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Tokiwa-Sony-1128-03.JPG 後半は、日吉中学校に移動して、中学校1年生の沸点が違うものを分けるという実験。蒸溜というのでしょうか。授業の前半を見てなかったのですが、水とアルコールの混合物を分ける実験を最初は、自由な発想でやったとか。温度を上げすぎると、つまり、ガスバーナーをつけっぱなしにしたら。。。中学生時代、そんなことを考えていたのか、。。。どうも、イメージがわかなかったのは、中学生時代の理科の先生を思い出さないからだろうか。。。しばらく考えていたが、どうも思い出せないまま、。。。。沸騰温度をそれぞれの物資の温度に合わせるので、うまく分けることができる。大学では農学科で農芸化学科でなかったので、化学系の実験はほとんどないというか、。。なんとなく、イメージはできても、では、できるかというと。タンパク質を分けるのも、分子量、電荷、疎水性などいろいろに工夫して分けるわけで。こんなところに、「ものとり」の原点があったとは。こんな実験を見ているとき、中学校1年生と言えば、去年は小学校6年生。いくつかの小学校で出前講義をしたときに、手を上げてこたえてくれていたような方が、成長しているのを見て。。。なんというか。。。何ともいえない気持ちで。また、そうした生徒さんたちがガスバーナーを使いながら、蒸留をしながら、加熱しないとき、「炎を赤にして見えるように工夫」していたのは、niceでした。

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Tokiwa-Sony-1128-05.JPG 午後の最初は、生活科から理科へ、小学校から中学校へと言う2つの分科会を半分ずつ拝見。授業時の様々なポイントについて、意見交換。たくさんの質がなされていたのを見て、よく考えると、この研究会、39回目。ということは、渡辺が小学校時代からあったもの。こうした理科の先生方のその当時からの心配りがあったからこそ、今の渡辺がいるのだなと。そんなことも考えさせられました。というか、その当時の先生方に感謝でした。

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Tokiwa-Sony-1128-08.JPG 最後は全体会。開会式では、(財)ソニー科学教育愛媛支部長・渡邊和志校長先生から、理科教育における「挑戦する心」の大切さをホンダのF1レースへの挑戦を例にして。。。たしかに、理論・技術を実践してみると、うまくいかないこともたくさんあること。実験をひたすらやっていた大学院生時代を思い出せてくれ、また、Natureへの論文掲載にチャレンジしないといけないなと。。。続いて、今治市教育委員会教育長・高橋実樹様より、この活動が40年という長きにわたって続いたことの大事さを。また、このあとのパネリストの丁寧なご紹介も。ありがとうございました。さて、シンポジウムでは、パネリストから最初に自己紹介。コーディネーターは東予教育事務所・原田指導主事、パネリストには、早稲田大・露木教授、新来島どっく・片岡課長、常盤小・小堀理科主任に、渡辺を加えた4名で。それぞれの方からこれまでの取組などをご紹介。

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Tokiwa-Sony-1128-11.JPG 片岡課長からは、造船にペンギン、マグロをモデルとしたバイオミメティクスが造船に応用されていると。また、造船の設計をするためには、遺伝的アルゴリズムを活用していると。研究授業へのコメントでは、それぞれのパネリストの専門が活かされ、。。。空力抵抗を計算して、矢を飛ばすと言う話が。。このあたりが研究者だなと。渡辺も実験をしている児童、生徒の皆さんにずいぶん話しかけたり、手伝ったり、でしたので。最後は、小・中学校理科教育への提言。それぞれの立場から、これはと言うことがたくさんありました。渡辺からは、今治の理科専科、今治自然科学教室、これはと言う子供さんとの出会いなど、いくつか継承してほしいことと言うか、そんなことを話して。。。何かの参考になればと。他の先生方からの記事は、ここにうまく書けず、申し訳ありません。渡辺にはよい刺激になり、これからアウトリーチ活動に活かしていけると思いました。ありがとうございました。

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DSCN5318.JPG 閉会行事では、(財)ソニー科学教育愛媛支部長・越智誠・朝倉小学校校長先生から、今日の理科教育研究会から学んだことなど、この記事を書く頃には、すっかり内容を失念で、。。すみません。。。。

 最後になりましたが、今回の企画をされ、パネリストをお願い頂きました、(財)ソニー科学教育愛媛支部長・渡邊和志校長先生をはじめとする関係の皆様にお礼申し上げます。また、何より会場の運営など様々な点にご配慮頂きました、常盤小学校の皆様にもお礼申し上げます。ありがとうございました。次年度以降もお世話になれればと。。。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 被災地の復旧についてのご配慮を頂きました。沿岸部はまだ仮設住宅という状況で。何とかしないといけない、そんなことを改めて、思い出させてくれました。遠く離れた愛媛・今治からも心がけて頂いているのだなと。ありがとうございました。

DSCN5322.JPG PS.のPS. 研究会の合間での雑談の中で、今治市内では今も行われている「集団登校」についての議論が。そういえば、仙台では、そんなことは行われておらず、それぞれが学校に行っているのをlabに出かけるときに見かけます。それぞれによいところはあるのだと思いますが、集団登校は、先輩がメンターとして、後輩たちを学校までの道のりにどんなことがあるか、また、後輩たちの調子というか、そんなことも気にかけながら。そんな姿を後輩たちは見て、先輩になるのだと。そんなことを考えると、とても大事というか、niceなsystemだと。そんなことを思い返したのでした。これからも長く継続することを祈りつつ。お世話になった先輩を思い出しながら。

 PS.のPS.のPS. シンポジウムが終わったあと、先にも書いた、初めての出前講義でお世話になった現、富田小学校・村上教頭先生が出張をおえて、会場に駆けつけて頂きました。ありがとうございました。これからも厳しくご指導頂ければ、幸いです。よろしくお願いいたします。

 PS.のPS.のPS.のPS. この出前講義のあと、参加の先生方との交流会。その翌日は、市内の高校の先生と出前講義、実験等の打合せで終日時間をとられて。。。そんなで、この記事のuploadがずいぶん遅くなりました。お許し下さい。。。

DSCN5329.JPG PS.のPS.のPS.のPS.のPS. この記事を書いているのは、日曜日。ふとしたことで、地元の愛媛新聞を手に取ると。。。1面の左隅に「道標」の記事が。。。2年前になるでしょうか。11回の連載を5週間おきに。大変だったこと、ただ、文章をうまく納めると言うことなども学ぶことができて。。。そんな懐かしいものに、また出会うとは。。。不思議なご縁の今回の出張でした。

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ゴロゴロを横目に。

2014年11月28日 (金)

朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。
寒さがますと動くのが億劫になり、ついついヒータの前でゴロゴロ。
今日はこんなゴロゴロ母さんを横目にシャキシャキ活動している方々を紹介します。
まずは、我が家の白菜さん'S
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我が家にやってきたのはこんな可愛らしい時期でした。
展開ゼミ用に一歩先に研究室の温室で育てられていた苗です。
ズボラな私に育てられるだろうかと不安になりながら持ち帰ってきたミニ白菜ですが、
今やこんなに大きくなりました。
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土が乾いた頃にたまーに水をあげるというこの絶妙な間隔がズボラな私にマッチした模様。
寒さに強いので外に出しっぱなしでもOKという点がまたGOOD!
寒さに負けずもっとおおきくな〜れ!白菜さん'S !!

つぎに紹介するのは我が家の虫くん'S
我が家にやってきたのはこんなかっこいい時期でした。
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夏が過ぎ、忘れ去られた様に放置されていた飼育ケースの中にうごめく彼ら。
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何匹いるのかは不明ですが、世代交代した彼らは来年の夏に向けてせっせと土を食べ大きくなっています。
来年の夏にまた会おうね!



最後の登場はJUMPING BEANS

トウダイクサ科メキシコトビマメ属に属する潅木の種子です。
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我が家の主の出張土産としてやってきた彼らは、その名の通りジャンプします。
その正体は豆の中に寄生している蛾の幼虫。
中の幼虫が動く→豆がジャンプという流れのようです。
小さなケースの中に入っているので、跳ね回ると「カチカチ」と算盤の珠を弾いている様な音がします。
一匹が跳ねると連鎖的に他の豆も跳ねるようで、夜中も休まず金勘定しているもよう。
ちょっと楽しい音楽会でしたが、暖かい部屋の中に置いていたので
成長した数匹が成虫になり、、、ケースの中が鱗粉まみれ。
鱗粉がちょっと苦手な母さん。このケースをどうしたものか思案中。
BEANくん達、、、余り大きくならないでね!


こんな感じにゴロゴロ母さんが休む間もしっかり活動している方々立派です。
母さんも少しは見習わなきゃ。

いとう

(おまけ)
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ちょっと日が射すとやりたくなるらしい我が子達。
母さんの様にゴロゴロしているよりかマシ?かもしれないけれど。
「たこ」ってなによ?!
虫眼鏡で太陽だけは見ないでね。

     

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